Activities & Works活動・仕事

2017年度

ツアー概要

ものつくり大学ではオープンキャンパスにおいて「地震体験ツアー」を実施しています。このイベントはオープンキャンパスに参加して頂いた生徒・保護者の方々に、我国で発生した著名な被害地震を選択してもらい、実際に振動台の上で地震体験して頂くものです。現在、4地震8波を選択することが可能です。阪神大震災はもちろん、東日本大震災や最近の熊本地震も含まれています。今後、さらに多くの振動台入力地震動をメニュー化し、将来的には防災教育へ役立てる予定です。

ツアー動画

ものつくり大学オープンキャンパス「地震体験ツアー」

ツアー展示パネル

地震体験ツアーで使われた展示パネルを、以下のPDFにまとめてあります。リンクをクリックするとダウンロードできます。(約4,752KB)

「地震体験ツアー」展示パネル PDF

視察概要

2016年3月、宮城県石巻市は旧大川小学校の被災校舎を、震災遺構として保存する決定を下しました。大川小学校では3.11により生徒74人と教職員10人が、北上川を遡上した津波の犠牲となりました。北上川河口から約5km上流の地点で、また地震発生から津波襲来まで約1時間の猶予がありながら、何故多くの犠牲者を生んだのか? 校庭には津波避難に最適な裏山が隣接しているにも関わらず…

大川小学校には未だ検証されていない多くの問題が残されています。今回、ご家族の方が大川小学校で犠牲となった、元女川中学校教員の語り部・佐藤敏郎氏にヒアリングする機会を得ました。大川小学校を中心として津波被災建物の現地視察を行い、これらの遺構化の背景にある意義を探索しました。この成果の一部は、2017年度卒業研究『津波被災建物の震災遺構化に関する事例研究』にまとめてあります。

PageTop