岡田研卒業生 進藤 羔侍君の卒業設計が「JIA全国学生卒業設計コンクール2019」に出展されます

岡田研卒業生 進藤 羔侍 君の卒業設計

「結び目となる地域」への再生 ~吉見町古名新田地域の新たな街づくり~

が埼玉県代表として「JIA全国学生卒業設計コンクール2019」に出展されます。

公開審査:2019年6月22日(土)9:30~17:00  展示会:2019年6月23日(日)10:00~15:00 会場:新宿アイランド南棟 B1F アクアプラザ(東京都新宿区西新宿6-5-1)

コンクール詳細は下記リンク参照のこと。

https://kenchiku.co.jp/wp/wp-content/uploads/2019/04/evt20190416-8.pdf

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 JR鴻巣駅からほど近い埼玉県の比企郡吉見町と鴻巣市の間を流れる荒川の川幅は、約2537mあるとされ、川幅日本一とされている。その広大な川幅の中心には、「横提集落」と呼ばれる集落が存在する。河川管理上は河川の中・堤外地とされているが、現在もなお住人が存在している。
 「横提集落」は、旧荒川沿いの自然堤防上に立地していた多くの住居が、大正7年に始まった荒川改修工事後、通常の堤防に対して直角方向に築かれた「横提」と呼ばれる堤防の下流側に直線状の集落を構えた地区で、現在、上流側に位置する「明秋地域」と下流側に位置する「古名新田地域」の2つの地域しか存在しない。下流側に位置する「古名新田地域」は、かつて御成河岸があり荒川舟運で賑わった地域であるが、若者の流出や高齢化が進んでいる。また、広い川幅によって、人々の交流が分断され、この地域の荒川の水害と関係した古い歴史や防災知識などは廃れつつあるのが現状である。
 本設計は、鴻巣市と吉見町を結ぶための「結び目となる地域」として再生するための新たな街づくりの提案である。

 

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