戸田市空き家の蔵 解体作業

広大な敷地の母屋も解体を進め(2021年2月6日),ついに蔵の改築にむけて小屋組みのみ保存し,蔵自体の解体も進めました(2021年2月17日,18日)。

母屋解体が始動して,見学から実測調査、卒業設計での提案、研究論文などを経て足掛け4年目で感慨深い。もう前進あるのみです。

小屋組の古材に白蟻らしき被害がありましたが,できる限り継いで活用の方向としました。 解体は豪快な作業のようで構造材は丁寧に見極められています。 解体はせつなくも歴史や技術の深みを新たな物語へとつなぐプロセスでしょう。まさに時間が巻き戻される解体なのです。 母屋と蔵の跡地が開けて,いよいよ庭とともに周囲の風景も新鮮に。

卒業研究発表会2020

2021年1月26日~28日の3日間,2020年度の建設学科卒研発表会でした。戸田研究室は9名の4年生(設計3名,制作3名,論文3名)が無事に発表・質疑応答を終え,一段落です。

Lignification  -手加工・電動工具・デジタルファブリケーションによるDIYの可能性-

今年度は対面とオンライン配信併用で準備から大変でしたが,限られた時間でよくまとめあげたと思います。

制作ではコロナ禍で大学での作業以外にも,クラウド型プレカットシステム(エマーフ:EMARF)で木材加工を行うなど新たな試みもありました。

設計の2次審査講評会では専任教員が対面,非常勤教員がオンラインからコメントなどリアルとバーチャルを結んで,模型た図面パネルを説明し,3年生が配信動画を撮影するなどの苦労もありました。

発表後は恒例の卒業アルバム用集合写真。みんな安心した表情が見受けられます。大変おつかれさんでした!