English for Specific
Purposes
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ESP (English for Specific Purposes)とは、「学問的背景や職業などの固有の
ニーズを持つことにより区別され同質性が認められ、その専門領域において職業上の
目的を達成するために形成される集団である『ディスコース・コミュニティ』の内外
において、明確かつ具体的な目的をもって英語を使用するための言語研究、およびそ
の言語教育」である(深山他2000)。ESPにおいては、英語の使用方法は次の2種類
が存在する。第一に、英語の使用例はディスコース・コミュニティの中から提示され
るが、実際に対象となるのはディスコース・コミュニティ外の一般人という場合であ
る。例としてはホテルでの航空会社などの接客や、医者と患者の談話などである。後
者の例としては、ディスコース・コミュニティ内で英語が「コミュニケーション活動
の一環として機能」するだけでなく、学会発表などを通して「新たな知識を構築す
る」場合があげられる。
学習者の選んだ学術上の専門分野でやっていける能力を言語学習の主要な目標とす
る(EAP: English for
Academic Purposes)と、ある職業の労働環境において必要と
される言語を扱う(EOP: English
for Occupational Purposes)領域の2種類に区分
して、その統合した形でESPをとらえるものが一般的である。この大きな区分をさら
に特定な学術上の専門または職業によって分けていくことができる。EOPはEPP
(English for
Professional Purposes)とEVP (English for Vocational Purposes)に
分類されるが、両者の大きな違いは、EPPは例えば、医学の分野の研究者が外国の雑
誌などの文献を読まなければならない、あるいは学会発表をしなければならない場合
であり、EVPは、外交官ですぐに外国に赴任しその外国語を現実に使用しなければな
らない場合に準備されるプログラムである(Dudley-Evans
and St. John, 1998:6)。
〈文責 寺内一〉
SPは、1960年代に当時英語教育の主流であった文学的伝統に対する反動が次第に
高まり、「学習者自身の目標や現実に即したコースを立案し、教授法を考える」と
いった、より実用的な観点が主張されたことに始まる。理工系英語(EST:English
for Sciences and Technology)研究がESPの第1歩であり、専門分野別に英語の言語
的特徴が記述されるようになった。当時ESPはESTの同義語としてとらえられていたと
いう(橋内、1995)。
その後ESP自身発展をとげるが、Dudley-Evans
and St. John(1998)はESPをレジ
スター分析時代(1960年代)、レトリック・ディスコース分析時代(1970年代)、ス
キル上の分析時代(1970年代後半−1980年代前半)、ニーズ分析時代(1970年代後半
−1980年代初頭)の4つの時代に区分している。さらに、1990年代以降は、先述の
ディスコース・コミュニティ時代といえる。特にESPの領域でニーズ分析から発展し
た「ジャンル分析」は大変重要である。その特徴はコミュニケーション上の特徴だけ
ではなく、コミュニケーション上の「目的」をも考慮するからである。例えば、テク
ストそれ自体だけではなく、テクストがある特定の環境および「ディスコース・コ
ミュニティ」全体において果たす社会言語学的な役割を考察する。コンピューターを
基本にした「コーパス」の利用と「ジャンル分析」の考え方の発展で、テクストの談
話形体を分析することが容易になり、その結果ESP初期の「レジスター分析」の結果
を再定義することも可能になった。
〈文責 寺内一〉
大学英語教育学会ESP研究会(JACET-ESP)
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JACET-ESP研究会(本部) |
代表:寺内 一 hajime@takachiho.ac.jp |
副代表:渡邉容子 |
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JACET-ESP研究会(中部) |
代表:馬場景子 |
副代表:滝川桂子 |
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JACET-ESP研究会(関西) |
代表:野口ジュディー |
副代表:深山晶子 |
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代表:横山彰三 |
副代表:山内ひさ子 |
[ 世界のESP ] 〈資料作成 寺内一・野口ジュディ〉
[ ESPの文献 ] 〈資料作成 寺内一・野口ジュディ〉