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前職場では、筋かいや構造用合板等の耐力壁の面内せん断試験、各種接合金物の耐力試験、ダイヤフラム(水平構面)面内せん断試験等、木質構造に関する構造試験を担当してきました。これらの構造試験を通して得られた新しい技術や工法は、建築基準法等の中で反映されています。例えば、真壁耐力壁の規定、筋かい端部や仕口・継手の規定、性能表示制度における床倍率の規定等は、構造試験の検証を経て法律となったものです。試験をすれば結果が分かります。得られた結果を次の技術発展に生かすことが出来ます。皆さんは、構造試験を通して生きた技術・技能を身につけて欲しいと思います。
技術・技能が肝心でないといざという時に全く役に立ちません。このことを一番良く知っているのは、その道のプロです。プロは妥協しません。妥協を許さない木質構造のプロを目指して下さい。 |
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