担当授業科目


ゼミ(製造3年次4Qおよび4年次通年)

 研究室所属学生の卒論指導・進路指導を行う。
                     
 ○所属学生の紹介と研究テーマ
社会論(製造3年次3Q−3クラス各8回)

 現代社会において、社会に貢献し、自己実現をはかるうえで必要なことを身につける。暗記ではなく、自分の考えに従って答えることによって正しい問題を考えられるようにする(問題例示は後日提載)。
                                                                                                                       講義ビデオ 「社会論 授業風景」                                                                                                
Q1 ものつくり大学を紹介し、その社会的使命と将来像を論じよ。
Q2 テクノロジストを説明し、その社会的役割と将来像を論じよ。
Q3 今日の転換期を論じよ。
Q4 ポストモダニズムを論じよ。
(注. モダンは近代、デカルト以降の近代合理主義、したがってポストモダニズムは脱近代合理主義を意味する。ここでは、物事を分析するだけでなく近くによって把握する態度を意味する。「世界は理論によって理解するにはあまりに複雑である」)
Q5 今日もっとも関心をもつことは何か。それはなぜか。それをどう見るか。ただし、社会、政治、経済、技術の領域に限る。
Q6 何をもって憶えられたいか。
ものつくり・ひとつくり総合講座「ドラッカー・マネジメントの真髄」
  (1年次1Q−製造・建設両学科各1回)

 組織の時代にあって、共有する目標に向けて成果をあげるにはマネジメントの能力が必要である。何故マネジメントの能力が必要になったか、マネジメントの役割は何か、目標とすべきものは何かについて、ものつくり大学の英文名「インスティチュート・オブ・テクノロジスト」の名付け親、アメリカのクレアモント大学院大学ピーター・F・ドラッカー教授の社会論とマネジメント論を中心に講義する。

マネジメント論(製造3年次1Q−3クラス各8回)

 企業その他の組織において、人とともに働き、成果をあげるうえで必要なことを身につける。暗記ではなく、自分の考えに従って答えることによって、たとえば次の各問に答えられるようにする。

Q1 企業、政府機関、大学、病院、NPO(非営利組織)はすべて組織である。社会的存在としての人の幸せは、組織がいかにマネジメントされるかにかかっている。そのわけを二つあげよ。
Q2 どのようにして先進国社会は組織社会になったか。きっかけとなったものは何か。促進したものは何か。
Q3 組織社会とはどのような社会か。
Q4 マネジメントとは何か。何をするためのものか。
Q5 マネジメントの中心的な役割を三つあげよ。
Q6 マネジメントが目標を設定すべき領域を三つ以上あげよ。
Q7 マネジメントにとって利益とは何か。それはなぜか。
Q8 事業の実施主体として企業がもっとも優れている理由を述べよ。
Q9 組織の成果はどこに現れるか。
Q10 組織のメリットは何か。人がもつ強みや弱みとの関連において答えよ。
Q11 なぜマネジメントは万人のための帝王学と言われるのか。
Q12 時間管理のステップを簡単に述べよ。
Q13 一流のプロに共通するものを三つあげよ。
Q14 仕事で成果をあげるコツを述べよ。
Q15 よき企業人たるための条件は何か。
Q16 優秀な学生と優秀なビジネスマンの違いは何か。
Q17 経営において人間尊重が致命的に重要な意味をもつのはなぜか。
Q18 適所を得て活躍する上で、自らについて知るべきことが三つある。それは何か。
Q19 パンテノン上の彫像の作者フェイディアスの教訓とは何か。彼はアテネの会計官に何と言ったか。
Q20 自らの強みを知るには、フィードバック分析が有効である。フィードバック分析を説明せよ。
Q21 自らの強みと自らが価値ありとするものが一致しないときは、いずれを選択すべきか。なぜか。
Q22 人生と仕事を大きく変えてくれるというドラッカー推奨の言葉がある。それは何か。なぜか。(注、ピーター・F・ドラッカー−クレアモント大学院大学教授、マネジメントの父、現代社会最高の哲人とされる。本学の英文名Institute of Technologistsの命名者。)
Q23 マーケティングとは顧客の創造である。マーケティングがつくりあげるべきはどのような状況か。
Q24 マーケティングが恥とすべきものは何か。それはなぜか。
Q25 予期せぬ客はなぜ重要か。
Q26 非顧客(ノンカスタマ)はなぜ重要か。ノンカスタマに注意を払わなかったために下り坂に入った業種がある。それは何か。それはどのように起こったか。
Q27 イノベーションとは価値の創造である。イノベーションを行うに当たって留意すべきことを述べよ。
Q28 ドラッカーによれば、イノベーションの種(機会)は七種類あるという。三つ以上あげよ。
Q29 イノベーションの種として予期せぬ成功が最も有効である理由を述べよ。
Q30 今日イノベーションが著しく欠如した産業がある。何か。説明せよ。
Q31 IT革命において産業革命における鉄道に相当するものがある。それは何か。なぜか。
Q32 組織がチェンジリーダー(変革の担い手)となるための方法が四つある。そのうち三つをあげよ。
Q33 知的労働の生産性を向上させる最も効果的な方法は何か。
Q34 目標管理を説明せよ。間違った目標管理の典型的なものを述べよ。
Q35 人事において最も重視すべき資質は何か。
Q36 意思決定のプロセスのうち重要と思うものを三つあげよ。
Q37 起業のコツを三つあげよ。
Q38 経営者にとって最大の無責任は何か。
Q39 組織には本来の仕事を立派に行うことに加えて、果たすべき社会的責任が二つある。何と何か。
Q40 プロの倫理(ヒポクラテスの誓い)とは何か。
Q41 接待、贈り物、互恵取引などの是非は、風土ないしは文化の問題とされる。風土や文化の問題に付随する危険を二つあげよ。
Q42 コンプライアンス(法令遵守)の原則は何か。法令のほうが間違っていると確信するときにとるべき行動は何か。
Q43 ミッション(使命感)がもたらすものを三つあげよ。
Q44 人を育てる最高の道具とは何か。なぜか。
Q45 リーダー的資質は存在しない。しかしリーダーが必ず持つべき資質が一つだけある。それは何か。なぜか。
Q46 知識社会において教養ある者とはどのような人たちか。仕事オンリーであることにはどのようなマイナスがあるか。
Q47 未来について確実にいえることが二つある。それは何か。
Q48 未来を知る方法も二つある。それは何か。
Q49 バタフライ効果とは何か。それは何を意味するか。
Q50 社会生態学とは何か。
Q51 環境問題、エネルギー問題、途上国問題、教育問題など21世紀の問題の解決には、分析だけでなく知覚の力を必要とする。なぜか。
Q52 テクノロジストとはどのような人たちをさすか。
Q53 人類の歴史は技能が作ってきた。例示せよ。
Q54 これからの先進国の条件はテクノロジストをもつことである。なぜか。
Q55 このマネジメントの授業で勉強したことのうち、自分にとってもっとも重要と考えるものは何か。

国際経済学(建設4年次2Q−1クラス8回)

 ミクロ経済、マクロ経済、グローバル経済を統合した意味ある経済学として、組織社会におけるマネジメントのあり方を講義する。


---------------
ここは ものつくり大学教授 上田惇生のサイトです。
ueda-atsuo@jcom.home.ne.jp