ウェアラブルデバイス「OTOMO」

本ウェアラブルデバイス(名称:OTOMO)は、視覚障害者の転落・衝突事故を未然に防ぐために、段差(線路、降りる階段、穴等)及び障害物の存在を音のトーンで歩行中の視覚障害者に知らせる機能を備えたスマートウェアラブルデバイスです。例えば、手前に段差があった場合はピ〜、ピ〜・・・、障害物の場合はピッ、ピッ・・・と警告音が鳴ります。また、段差または障害物との距離が分かるように、距離が近いほど音の間隔が短くなります。さらに、本デバイスはヘッドフォンのように装着しやすく、警告音も聞き取りやすいデザインとなっています。

OTOMOは、LiDAR(レーザー距離センサー)と姿勢センサー(3軸ジャイロスコープ+3軸加速度センサー)及びマイコンから構成されています。センサーの情報、すなわち距離及び姿勢の情報から地面の段差や障害物を認識したマイコンは、適宜に警告音のトーンを鳴らします。

なお、OTOMOの試着及び評価は、公益社団法人埼玉県視覚障害者福祉協会のご協力で行われています。