|
時代の変化を 日本人ならではの 企業家精神で乗り切れ |
ドラッカー名著集『イノベーションと企業家精神』より |
「企業家精神の原理とは、変化を当然のこと、健全なこととすることである」 (ドラッカー名著集『イノベーションと企業家精神』) 人の世のものはすべて変化する。 企業家とは、その変化を利用して価値あるものを生み出し、さらに変化を増幅して文明をつくっていく者のことである。 したがって変化を当然とし、変化を歓迎する心意気でなければ企業家たることはできない。 "管理者"ならば、管理しやすいようにと変化が起こらないことを祈り、変化が起こってもわれ関せず然とすることも許されよう。 しかし企業家はそうはいかない。 しかもこれだけ変化が急になると、管理だけではすまない。 企業家なき企業は、企業として生き残れない。 企業だけではない。公的機関や非営利組織まで企業家を必要とし、企業家精神を必要とするに至った。 さらには、社長だけでなく、部長、課長、平社員、さらにはパートにまで、企業家精神が求められるようになった。 今成功しているリーダー的な企業は、すべて企業家精神の発揮によって今日の地位にある。 ドラッカーは最後まで、大化の改新、明治維新、戦後の復興の経験を持つ日本人の企業家精神に期待していた。 「企業家は変化を当然かつ健全なものとする。彼ら自身は、それらの変化を引き起こさないかも知れない。しかし、変化を探し、変化に対応し、変化を機会として利用する」(『イノベーションと企業家精神』) |
![]() |
コラムリストへ戻る | ![]() |
![]() |
前へ | | | 次へ | ![]() |
![]() |