以下に示す、 秋田直輝、 菅谷紀之、 嶺征汰の各論文は、 日常意匠研究室にて保管しております。閲覧希望者はご連絡ください。
【指導教員より一言】コインランドリーに子連れの主婦が集うことに気付いたことを契機にして、従来は単身者とくに男性の利用を前提としていたコインランドリーが、80年代前半には主婦による利用が注目され、2000年代に入ってから洗濯物の外干しが困難になりつつある選択事情の変化を明らかにした論考。
【指導教員より一言】対象地域において、ゼンリン住宅地図はもちろん地区内向けの詳細地図にも記載されておらず、基本的には会話の中でのみ用いられてきた屋号が、近年になって石造墓地の親柱に刻された意味について考察した論考。
【指導教員より一言】前年の中澤研究を引き継ぎ、埼玉県内で確認された初期型コイン精米所の実地調査に基づき、現在一般的なプレハブ一体型が成立する以前の様々な試行を考察した論考。
以下に示す、 上野琢己、 八ッ代真一郎、 中澤宏希の各論文は、 日常意匠研究室にて保管しております。閲覧希望者はご連絡ください。
【指導教員より一言】環境NPOへの関与観察に基づき、その成立背景と現在の活動で注目すべき取り組みについて考察した論考。
【指導教員より一言】見習いとして関与した解体現場の経験を踏まえ、現在の解体業に求められる知識・技能およびその背景となる近年の業態変化について考察した論考。
【指導教員より一言】現在の日常的景観であるコイン精米所の基盤となる、コイン精米機をめぐる小史。
以下に示す、 佐久間亮太の論文は、 土居研究室にて保管しております。閲覧希望者はご連絡ください。
【指導教員より一言】かつてモーテル街として知られた御殿場市が、そのイメージをアウトレットの街へと変遷させた経緯を、雑誌記事を追い丁寧に跡づけた論考。
以下に示す、 柴崎友江、 嶋一茂、 武田咲希の各論文は、 日常意匠研究室にて保管しております。閲覧希望者はご連絡ください。
【指導教員より一言】高校の演劇部員が(技能も含めた)大道具制作知識をどのように身につけるかについて、複数の高校演劇部へ取材し比較考察した論考。
【指導教員より一言】受動喫煙対策が叫ばれる現在におけるパチンコ店の取り組みについて(あえて最先端ではなく)地方における実態調査に基づき考察した論考。
【指導教員より一言】建築事務所の一員として関与した建築現場をめぐる人々の交渉を描いたモノグラフ。
以下に示す、 新井雄紀、 後藤優也、 坂口希、 水口麻緒、 森大樹、 山口直也の各論文は、 土居研究室にて保管しております。閲覧希望者はご連絡ください。
以下に示す、 土田陽之輔、 今井寛行、 井上雄介、 宮川セチェットルーカス、 安野直樹、 長谷地明仁の各論文は、 土居研究室にて保管しております。閲覧希望者はご連絡ください。
以下に示す、 丸山次郎の論文は、 土居研究室にて保管しております。閲覧希望者はご連絡ください。
以下に示す、 前田知宏、 黒田達彦の各論文は、 土居研究室にて保管しております。閲覧希望者はご連絡ください。
以下に示す、 Nguen Ha Kien Quoc、 高村篤志の各論文は、 土居研究室にて保管しております。閲覧希望者はご連絡ください。
以下に示す、 谷口航、 板橋甫真、 小泉一樹の各論文は、 土居研究室にて保管しております。閲覧希望者はご連絡ください。
以下に示す、 松岡理平、 小田内光、 林輝、 岩澤友作の各論文は、 土居研究室にて保管しております。閲覧希望者はご連絡ください。
(執筆者自身による推薦文)
本研究のキーワードは「団地」と「住み方」である。
まず、「団地」はそれそのもので一つの町を形成している。例えばいくつもの家があり、その間にはいくつか公園がある。中心には商店街があり、商店街の中には診療所や銀行、郵便局などもある。それらと外を繋ぐ道がある。このような形で「団地」は形成されている。このことから「団地」は建築・土木・環境(自然環境・住環境)に当てはまることが分かる。
もう一つのキーワードの「住み方」は家の中での「住み方」である。なので「住み方」は建築・住環境に当てはまるこから、本研究は建設の中の建築と環境に当てはまるため本学科の卒業研究として認めることができる。このとき問題になるのが図面の正確さである。本研究では正式な図面を使わず私が目視で仕上げた図面なので建築では正統でないと考えられる。しかし、本研究は設計者や工学的な視点からではなく、実際に部屋を使っている人の立場から見た住み方の変化の研究のため、現在の図面で十分である。
教育が行なわれる場所において、指導者と参加者の目的が一致しているわけではなく目的の相違があると考える。本研究では工芸を教えている文化教室を対象に、指導者と参加者の目的の相違について調査したものである。インタビューをすることでより明確に指導者と参加者の目的の相違を明らかにした。
この目的の相違は、調査対象教室だけに限らず本大学においても考えられる。本大学は技能工芸を教えるという場所であり、指導者(先生)が存在し、参加者(学生)が存在している。よって技術などの教えてる内容は異なっても、本研究の調査対象教室と形が同じである。
以上のことから本研究はものつくり大学の建設学科の論文として対応すると考える。
技能の学習は、ものつくり大学技能工芸学部建設技能工芸学科(以下、本学科)の教育において重きを置いていることのひとつである。技能の学習について考えるにあたって、参考にするうえで欠かすことのできない概念として「状況的学習」がある。(Lave and Wenger 1993)
本研究は、ある調査現場における仕事内容のモノグラフを作成し、それが技能の状況的学習であることを明らかにしたものである。
また、本研究によって明らかになった、教育担当者と共に新人が、段階を踏んで現場に参加する、新たな「状況的学習」は、本学科の授業に当てはめて考えることが出来る。この新たな「状況的学習」を、仮に「段階的状況的学習」とする。
本学科の実習では、実際の現場で働いている、または働いていた専門職の方が、講師として何名か参加されることが多い。これは実習において、学生が分からない点などを、すぐに質問できるように、また細やかな指導が行えるように配慮されてのことだと思う。講師と学生がマンツーマンでこそないが、学生が実習という現場に、講師という補助輪付で参加していることから「段階的状況的学習」に当てはまるものである。
つまり、本学科の実習は基本的に、社会に出た後の実際の現場での「状況的学習」の、前の段階である補助輪付の「段階的状況的学習」を用いていることが分かる。
本学科の実習における技能の学習を、この研究を通して考察することが出来た。よって本学科の卒業研究としてふさわしいものと考える。
本論文は、ものつくり大学技能工芸学部、建設技能工芸学科の卒業論文として、当学科の三本柱である、建築、土木、環境の環境に該当します。なぜならば、ライブハウスを建物として、一つの空間として観た時に、その空間の立地環境であったり、音環境であったり、とまだ明らかにされてきっていません。なのでそれを明らかにするための第一歩として、現状の一例であるトラブルと雑誌記事をもとに歴史を遡ることによって、ライブハウスという場所を明らかにすることを目指した論文です。よって当学科の卒業論文として相応しい論文であると私は思います。
(※日本民俗学会が開催した2008年度民俗学関係卒業論文発表会にて発表しました。[B会場4番目])
以下に示す、 西訓寿の論文は、 土居研究室にて保管しております。閲覧希望者はご連絡ください。
なおこの研究を基礎として大幅な加筆修正を加え、2008年人文地理学会大会にて、土居浩・西訓寿「ライトノベルのトポグラフィ/グラフィティ」としてポスター発表しました。 発表要旨はこちらで閲覧できます。
以下に示す、 畔上真、 久保山洋一、 佐藤雄太郎の各論文は、 土居研究室にて保管しております。閲覧希望者はご連絡ください。
以下に示す、 気田広樹、 田端仁、 飯島賢介の各論文は、 土居研究室にて保管しております。閲覧希望者はご連絡ください。
(※日本民俗学会が開催した2007年度民俗学関係卒業論文発表会にて発表しました。[A会場4番目])
以下に示す、 鯨岡浩輔、 兼政公一、 濱田紘仁、 金子隆司の各論文は、 土居研究室にて保管しております。閲覧希望者はご連絡ください。
(※日本民俗学会が開催した2006年度民俗学関係卒業論文発表会にて発表しました。[B会場3番目])
以下に示す、 平野恒祐、 佐藤正信、 松野幹也、 若林秀人、 石井寛子、 桐川雅史の各論文は、 土居研究室にて保管しております。閲覧希望者はご連絡ください。
執筆者自身による推薦文
小笠原喜康が書いた『大学生のためのレポート・論文術』では、論文について以下ように記されている。
論文というのは、先行研究を批判的に乗り越え、自らの主張の妥当性を論証するために書かれるものである。したがって、単に調べてまとめただけのものや、実地調査しただけのもの、あるいはまた単に形をまねただけの実験の報告は、これから論を構築するための資料としての研究ノートではあっても論文とはいいがたい。
つまり、論文というのは先行研究を批判的に乗り越えなければならない。そしてそれが何よりも難しい。それが出来て、ようやく自分なりのオリジナリティー(自分なりの考察や主張など)がでてくる。そして論文はオリジナリティーが一番大切であり、重要なのである。平たく言い返せば、たとえ先行研究を批判的に乗り越えたとしても、オリジナリティーがないものは論文とはいえないのである。それは、考察の仕方は人それぞれ独自のものであり、それであってオリジナリティーがないということは、もう自分以外の誰かが同じ考察や主張をしてしまっていることを意味するため、ようは誰かの論文をコピーしたのと同じであるためである。しかし、ものつくり大学の平野の論文は、先行研究を批判して検討しており、考察についても平野独自のものである。つまり平野の主張は、まだ誰も唱えていないものである。
ものつくり大学の平野は、先行研究を何度も批判してきた。しかしその度、似たような論文が存在してしまい、やり直す日々であった。そして、何度の失敗を繰り返してようやく平野だけのオリジナリティー(平野独自の考察・主張・分析)が完成した。
平野は交通事故の主原因について、誰もが触れていない知覚不全について触れ、推測ではあるが違法路上駐車がドライバーや交通参加者の知覚不全を発生させると主張している。また違法路上駐車調査についても平野独自の調査方法である。それは違法路上駐車についての調査は、今まで多くの方が行なってきているが、違法路上駐車をするドライバーに着目したものは平野だけであるためである。
最後に平野の論文が、ものつくり大学・技能工芸学部・建設技能工芸学科の卒業論文としてふさわしいかを検討する。
平野の論文は、交通事故の主原因である知覚不全を招く要素として、違法路上駐車が挙げられることを推測し、なぜドライバーがどのような理由で違法路上駐車をしてしまうのか検証している。そしてそれを検証したあと、今後の課題として、ドライバーが無料の駐車場を利用しなかったことについて検証すると述べている。
そもそも乗用車は、排気ガスやCO2が出てしまい、大気汚染や地球温暖化に影響してしまう。そして違法路上駐車は交通事故を発生させることだけでなく、交通渋滞なども引き起こしてしまう。そのことから、乗用車から排出される排気ガスやCO2は、走行中よりも多くなり、大気汚染や地球温暖化に大きく影響してしまうと判断できる。そのことから、よりよい街づくりにするために違法路上駐車は、大きくかかわる要素のひとつであるといえる。次にドライバーが無料の駐車場を利用しなかったことについて検証することで、駐車場の立地にも気配りできると考えられる。以上のことから、平野の論文は、ものつくり大学・技能工芸学部・建設技能工芸学科の卒業論文としてふさわしい内容である。
私が書いた中小建築会社のISO導入についての論文は、ISOについても説明しているので、ISOどんなものか分からない人でも論文を読むことでISOを理解することが出来るので建設学科の学生などの資料として使うことが出来る良い論文であると思う。
既に本や雑誌、先行研究に載せられているISOのメリットが中小建築会社においても適用されるのかが、インターシップの実体験をもとに考察されており中小建築会社の業務内容を読者が読むことで理解が出来るのでより分かると考える。
以上のことを考えこの論文が建設学科の卒研として相応しいものであると私は考えます。
この論文は、専門インターンシップで経験した工務店(就職先)での現場監督の仕事を基に書いたものであるので、建設と深く関わっていると言える。内容にしても、自らがインターンシップで経験した仕事を、現地の人々からの視点ではなく、観察者の視点から見て、監督の役割を追究することで、監督に何が足りないのか、何に気をつけるべきかを発見できた今までにない論文と言える。
また、ものつくり大学は、現場の知識だけでなく、現場の作業のことも知っている監督を育てることが目的であるので、講義や実習で学んだことがインターンシップ先で大いに役立ったのである。
そして今回行った研究では、監督には何が必要なのかを発見できたので、ものつくり大学の将来のカリキュラムを考えるに当たって、とても役に立つ研究であると言える。また私は、監督の仕事を研究したことにより、この大学の目的である、現場の知識と現場の作業を兼ね備えた監督となるので、建設技能工芸学科としてふさわしいと言える。よってこの研究は成功である。
本研究『建設現場における技能習得のエスノグラフィ』は建築学科の卒研としてふさわしいものである。それは現在、建設業界では機械化などが進んだことにより、職人の技能低下が起こっている。そのため、現場での技能習得を解明することでこれからの職人の育成に役立つことができるためである。本学も職人育成を第一に実習を多く取り入れて技能習得を行っている。それは講義だけでは技能習得ができないことを意味しており、今回の発見で習得に作用している要因を発見できたことは、非常に意味があると言える。調査方法としても実際の建設現場に参加し、自らが技能習得の過程を経験したことからこの発見を導いている。そのため大学で学んだことを現場で生かして調査ができたのである。
また本学のインターンシッップ制度が持つ意味を、状況的周辺参加を体験することができるため有意義なもとであることも示した。そのようなことからも本研究が建設学科の卒研としてふさわしいといえる。
この論文は、ものつくりの中にある焼物を取り上げている。また近年、建築物への保存が積極的に行われており、建築物の保存については、ものつくり大学のカリキュラムに入っている。建築物がどの立場で、どのような過程で保存されていくのか学んだ。筆者はインターン中に相馬市で焼かれた館ノ下焼という焼物を知り、その焼物がどの立場から保存していくべきか、検討し提案している。
またこの論文は、館ノ下焼が展示されないことを嘆き、展示されるべきであるという筆者の感情論ではない。先行文献を整理した上で展示されない理由を考察し、民俗資料としての位置づけができないか提案している。そこで使用した人へ聞き取り調査を行い、『相馬市水道史』が看過された事実を発見している。この発見は、水道が通水されるまで電動ポンプを使用していた事と、それを水道と呼んでいたことである。
京都府の公式サイト「京都アース」には電動ポンプの記述があり、電動ポンプを研究対象としていることから、決して看過されるものではないと思われる。
筆者は、相馬駒焼のように美術品として展示することは難しいとしているが、民俗資料として展示するべきであると提案している。
また館ノ下焼の使用状況を書き残すことで、民俗資料として位置づけられることから、相馬市が保管している館ノ下焼の使用状況を書き残すことを自らの今後の課題にしている。
最後に、生活史を研究している人にとって、この論文が一つの資料となると思われる。
桐川論文は営業パーソンの過去に求められていた能力を明らかにし、現代に求められる能力と何が違うのかを分析し考察したものである。
ものつくり大学、建設学科の授業では建設に関する基本的なことを学ぶという授業が多く、コミュニケーションに関わる授業は全体に比べて少ない。建設の現場や社会に出て行く上でコミュニケーションは欠かすことのできない能力である。チームワークがなければ失敗も多くなり、重大なミスにもつながってくる、それは誰もがわかっていることだがコミュニケーションに求められる能力は個人としての能力であり天性のものといっても過言ではない。そのため個人によって差がついてしまうのである。
その差で大きく収入が異なる職業が営業職である。ものつくりというのはものを作るだけでは売ることができない。自己満足の世界でのものつくりなら一向に構わないが、社会に入ったらものが売れなければ経営も伸ばすことができずに良い商品であろうと営業の態度や話し方で売れずに経営を伸ばすことができない。
その営業能力を過去から現代にいたるまでどのように表現されてきたかを明らかにしたのが桐川論文である。50年代から70年代までの好景気から不景気に移り変わる時代の営業パーソンに求められていた能力と現代に求められる能力が同じなのではないかという仮説をたて分析し、もし同じならば現代に出版されている営業本は過去からいわれていることであり新しいとはいえないという警鐘を鳴らした論文である。
ものを売るという道に進む人には現代に求められる能力を知ることができ、営業本は過去と変わらない本であるということがわかる論文なので、推薦したいと思う。
以下の論文は、土居研究室にて保管しております。閲覧希望者はご連絡ください。
以下の論文は、土居研究室にて保管しております。閲覧希望者はご連絡ください。