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ものつくり大学の1年 ― もっくん日記
ものつくり大学の1年を、もっくん日記」と題し、学生の見た目で紹介していきます。学生は1年間 の大学生活で色々な活動に参加し、成長していきます。ぜひ、その様子をご覧ください。 随時書き溜めたものを、毎月更新していきますので、よろしくお願いします。
多目的広場の整備が完成に近づいているようです。4月4日の日記でもほんのちょっと触れましたが、この広場は、先生の指導のもとだけど、設計から施工まで「ものつくり大生」が行っているんだ。授業で本物の広場をつくちゃうんです。広場の中には、写真にあるように、藤棚そしてその奥に東屋があり、東屋のとなりには池もつくられています。これらも建設学科の授業で制作したそうです。 ものつくり大学の実習は、まさしく「ほんもの」をつくってしまう、とても実践的な実習なんだよね。
製造学科で開講されている「工場生産活動」という授業では、毎回、企業の社長や部長、研究所の方などを招いて講義が行われています。 今日の「工場生産活動」は、キヤノン株式会社の生産調査部の澤部長の講義でした。澤部長は、トヨタ生産方式を学び、それを吸収しつつもキヤノンに適応した方式に改め、生産管理を推進してきたそうです。 企業や研究機関などの第一線で活躍されている方々からのお話は、とても興味深く勉強になります。毎週、楽しみです。
2008年5月16日(金)
建設学科の実習では、浮橋づくりが着々と進んでいるそうなので、見学に行ってきました。この実習では毎年「ほんもの」の橋をつくっているんです。 最初は、この写真の製造棟と建設棟を結ぶコンクリート製第1連絡橋、次はガラス繊維プラスチック製第2連絡橋。どれも建設学科の先輩たちの制作、本物の橋なんだ。すごい。
今年の実習は、大学の貯水池に浮橋をつくるそうです。実習は、池の両岸に階段を建設することと、浮橋のパーツをつくることが、同時進行で行われています。2m×3mのコンクリートのパーツを水に浮かばせて、それをつなげることで橋にするみたい。コンクリートは軽量化のために、鉄筋のかわりにカーボンを使うそうです。本当にコンクリートのかたまりが水に浮かぶのかなぁ。もう少し実習が進んだら、また見学に行ってみたい。また報告しますね。
建設学科1年生は、Fゼミ(フレッシュマンゼミ)で地元行田市の蔵めぐりスタンプラリーに参加したそうです。最初の集合・昼食・ゴールの時間と場所がクラスごとに指定。学生はこれを守れば、あとは自由に蔵めぐりです。思い思いにメモをとったり、デッサンをしたりして、後日、担当の先生にレポートを提出することになっているんです。
それぞれの蔵では催し物や販売などが行われています。ある蔵では、実際に足袋を製造する実演が行われていて、着物を着た参加者もたくさん集まっていました。実は、行田市は昔、日本一の足袋のまちだったんだ。今でも力士の方々からの注文がたくさんある。
今日は先輩の車に乗せてもらって、東京ビッグサイトにやって来ました。昨日、今日の2日間、デザインフェスタが開催されているんだ。僕も初めて見に来るんだけど、年2回開催されて、毎回若者を中心に6万人くらいの来場があるんだって。
ちょっと早いけど、今日は、3年生対象の第1回学内就職ガイダンスを少しだけ覗いてみようかな。 第1回目ということで、就職活動の進め方についてのお話、次は、SPIの模擬テスト。嫌だな、入試を思い出しちゃうよ。「ものつくり大」は就職バツグンで、2007年度卒業生の就職率は、5月1日の発表で98%。だから大丈夫。でも、3年生の先輩方は真剣です。ほとんどが参加し、これから始まる就職活動に気を引き締めているようです。 就職に関する学内ガイダンスは、適正テストや自己PR対策、面接対策などを含め、年間20回以上開催されます。そのほかに、公務員対策や学内企業合同説明会なども開催されます。これなら安心。就職活動の時はよろしくお願いします。
今日は、先週に引き続き東京ビッグサイトにやって来ました。建築リフォーム&リニューアル展。近藤先生の講演もあるんです。ゆりかもめに乗るのは初体験です。駅を降りると、ものすごい大きな建物がそびえています。まさにビッグ、ビッグサイズ。 会場は大盛況。所狭しと100ほどのブースが並んでいます。そのほとんどが企業、ほかには大学院大学のブースがひとつあったけど、4年制大学は、「ものつくり大」だけなのです。さすがだね。大学の紹介や学生制作物の展示が行われ、先輩学生が説明していました。 特別セミナー。近藤先生が2回講演しました。演題は「アルミニウム合金建材に対する工場塗装」と「外断熱構法の有効性」です。先生の熱の入った説明に大勢の人が聴き入っていましたよ。
今日は、地元の行田市でスマイルフェスタというイベントに行きました。 産業文化会館ホールでは「夜回り先生」こと水谷修氏の講演、会館前の広場では、こども職業体験が行われていて、こどもたちが、消防のはしご車や警察の白バイに乗ったり、おしゃれな髪型のヘアーカットに挑戦したりしています。水城公園では、はにわ作りや勾玉づくりの体験、ステージでは、歌やダンス、お囃子などが行われていました。そして歩行者天国の道路には出店がびっしり並び、埼玉のご当地グルメが大集合。知ってますか。大釜でゆでる加須のジャンボうどん。暑いぞ熊谷の雪くま。これはかき氷です。東松山やきとり。これは豚なのに何故か、こう呼ぶ。みんなおいしそう。やっぱりなんと言っても地元行田の「フライ」と「ゼリーフライ」だよね。 「フライ」って言っても、海老フライなどの揚げ物とはぜんぜん違う。「フライ」と「ゼリーフライ」というのも全くの別物。戦前から続く庶民の食べ物だ。
ちなみに「ゼリーフライ」のゼリー、コーヒーゼリーを思い浮かべちゃ駄目なんだな、これが。一度食べるとけっこうヤミツキになっちゃうんだ。さて、その正体は・・・うーん、今度ゆっくり紹介するね。 そういえば、会場で、製造学科の河内先生にばったり会いました。今日は土曜日で授業はお休みなのに、先生もけっこう地元のイベントを見に来ているんだね。
今日は、大宮商業高校の2・3年生11名が「ものつくり大」にやって来ました。建設学科の八代先生がデザインの指導をするそうです。 大宮商業高校の2・3年生が、ペーパークラフトの貯金箱づくりを小学生に教えるそうです。高校生なのに偉い。で、ペーパークラフト貯金箱のデザインについて、八代先生の指導を受けたいんだって。 様子をちょっと覗いてみたら、高校生はみな、真剣に先生の話を聴いています。きっと、今日の八代先生のアドバイスを持ち帰って、貯金箱のデザインを再検討し、小学生への教え方なども研究するんだろうね。
5時限目には、ウォーミングアップガイダンスがありました。