ものつくり大学の1年 ― もっくん日記
ものつくり大学の1年を、もっくん日記」と題し、学生の見た目で紹介していきます。学生は1年間 の大学生活で色々な活動に参加し、成長していきます。ぜひ、その様子をご覧ください。 随時書き溜めたものを、毎月更新していきますので、よろしくお願いします。
今日は、建設学科の横山先生の研究室に所属する4年生、岡部さんのインターンシップの様子を見学に行ってきたんだ。 場所は、行田のお隣、熊谷市だ。岡部さんは、インターンシップで、なんと熊谷市指定文化財でもある根岸家の長屋門の保存修理を行っているんだ。根岸家といえば、JR熊谷駅のロータリーにある騎馬武者の銅像、熊谷次郎直実の末裔といわれる名家だ。その住宅の長屋門の保存修理工事の設計監理・指導をものつくり大学横山研究室が担当しているんだ。岡部さんも文化財の修理に携われて、スゴイやりがいみたいだ。岡部さんは、すでに就職も内定してて、「ものつくり大」卒業後は、故郷の山形で宮大工の卵になるんだって。頑張ってるね。
2010年7月6日(火)
今日は、放課後に大学本部棟の3階の大講義室に、学生が集まって何やら打ち合わせをしていた。聞いてみると、オープンキャンパスの学生スタッフの打ち合わせだ。そうだ、今週末の7月10日(土)はオープンキャンパスだったね。夏は参加者が多くなるから、学生スタッフも、こうやってちゃんと打ち合わせしとかなきゃいけないんだな。当日は、おそろいのポロシャツで、かっこよくキメてね。
今日は、第1クォータ卒業の学位記授与が行われたんだって。「ものつくり大」は4学期制で各学期をクォータって呼んでいるんだ。そして、クォータごとに卒業ができる。もし万が一、4年間で卒業できなくても、さらに1年間留年するわけでなく、4年間プラス1学期で卒業できることもあるわけだ。今日、卒業が決まったのは製造学科1名、建設学科6名の計7名。学部長から学位記が授与され、晴れて卒業だ。
今日は、大学に大型クレーン車が来ていたんだ。毎年、この時期にクレーン車を見かけるので、僕は「あれだな」ってピーンときた。早速、見学だ。やっぱり。建設学科3年の授業、構造物総合実習だ。製造学科と建設学科の2つの建物を結ぶ連絡橋の建設だ。今回が3つ目の橋。大学の授業で、本物の橋を建設しているのは「ものつくり大」しか無いんじゃないかな。しかも、こうやってキャンパスも日々便利に進化していくわけだし、授業で建設されたものがずっと残って利用されるってことは、廃材もほとんど出ないってことだから、ECOでもあるんだ。第3連絡橋の完成、待ち遠しいな。
今日から22日までの3日間、ものつくり大学では、一般市民を対象とした「おもしろものづくり教室」を開催しているんだ。毎年恒例の行事になってきたな。地元行田市との連携事業で、様々なテーマで年間数回開催される。今年は7回開催される予定だ。それで、今回はシルバーアクセサリーがテーマ。「鋳物で銀のペンダントづくり」と題し、精密鋳造技術でシルバーアクセサリーを作るってわけ。自分で作った銀製のアクセサリーを身につければ、ちょっとした自慢だよね。参加者のみなさん、楽しそうに、そして真剣に作ってたよ。
今日は、建設学科の授業をいくつか紹介しちゃいます。まずは1年生の授業「コンピュータ基礎および演習T」。土居先生の授業だ。コンピュータ利用に対応する基本的スキルを学び、実際にウェブサイトを制作してみるというものだ。1年生も、そろそろ大学生が板についてきて、パソコン操作も上手くなったみたいだね。中央棟の実習場では、仕上・インテリアコースの3年生が、漆喰などを使ってデザイン性の高い壁の制作を行ってたよ。工芸的にも美術的にも優れた特殊塗装まで学ぶんだって。面白そう。