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ものつくり大学の1年 ― もっくん日記

 ものつくり大学の1年を、もっくん日記」と題し、学生の見た目で紹介していきます。学生は1年間 の大学生活で色々な活動に参加し、成長していきます。ぜひ、その様子をご覧ください。
随時書き溜めたものを、毎月更新していきますので、よろしくお願いします。

 

 

 
もっくん
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2008年7月4日(金)

 今日は、大学本部棟でものつくり大学さくら奨学金の授与式が行われて、学長から奨学生認定書が授与されたそうです。学生生活ガイド(学生便覧)によると、ものつくり大学さくら奨学金というのは、ものつくり大学の第2学年と第3学年の学生で学業成績が優秀でものつくりに秀でる者で経済的に困窮している学生に対して12万円が給付されるんだ。地元行田市のさくらロータリーの支援でできた奨学金制度なんだって。

さくら奨学金授与式−もっくん日記
 授与式の後、学長との懇談、そのあとに記念撮影があったようで、奨学生も少々緊張気味だったみたい。
学長との懇談−もっくん日記 記念撮影−もっくん日記
2008年7月7日(月)

 今日は、大学の帰りに立ち寄った本屋さんで、「大学ランキング」という本を見つけました。毎年5月1日に朝日新聞社から発行されているらしい。けっこう分厚くて見るのが大変そうだけど、やっぱり自分の大学が載ってるかは気になるところだ。ちょっと立ち読み。
おっ、「高校からの評価―注目の新設大学」第4位、新設?今年8年目だけど・・・どちらにしても上位ランクインは気分がいいぞ。他には・・・「コンテスト入賞―NHK大学ロボットコンテスト」第9位、これは今年も出場して特別賞を受賞してるから、来年はもっと上位になるな。「就職担当教員」第8位、「就職担当教員1人あたり学年定員」第6位、これは学生数に対して就職指導してくれる先生がたくさんいて、就職支援が充実してるってことらしい。やっぱりね、就職ガイダンスとかもたくさんやってるし、今年の就職率は98%だったのも納得。その他、「私学助成―学生1人あたり特別補助」第50位、これは僕にはピンとこない題名だけど、大学がきちんと評価されることで補助金が交付されて、学生のために使ってるお金が多いってことらしい。
このランキングは、日本の大学737校を対象にしているんだ。ということは、かなり上位にランクインしてるってことだな。ちょいと気分がいいな。

高校からの評価注目の新設大学−もっくん日記

コンテスト入賞NHK大学ロボットコンテスト−もっくん日記
就職担当教員教員−もっくん日記
就職担当教員教員1人あたり学年定員−もっくん日記
2008年7月8日(火)

 今日は、群馬県立館林商工高校1年生が大学見学に来ていました。1クラスずつ、今日と明後日の10日に分かれて見学ということです。1年生だけど、製造学科と建設学科の授業風景や施設設備をかなり真剣に見学していました。あとから聞いたのですが、館林商工では、機械システム、電気システム、建築などのコースがあって、これからコース分けが行われるということで、生徒はみな、自分はどのコースを選ぼうか検討しているところなんだって。今日の見学が、コース選択の参考になるといいね。

群馬県立館林商工高校大学見学−もっくん日記
授業風景見学−もっくん日記 施設設備見学−もっくん日記

2008年7月9日(水)

 今日は、第1クォータ卒業の先輩が学長から学位記を授与されました。「ものつくり大」はクォータ制(4学期制)なので、通常、年度末に卒業するほか、第1、2、3、それぞれのクォータ末で卒業できるチャンスがあるんだ。
不運にもケガとかで何ヶ月か休学しちゃっても、そのために1年間卒業が遅れることなく、クォータ卒業できる可能性があるのはうれしい。

学位記授与−もっくん日記
 
2008年7月10日(木)

 今日は、建設学科の実習を覗きに行きました。屋外実習では、1年生が足場の実習を行っていました。測量しながらレベルを合わせて単管パイプを連結しています。「ものつくり大」の実習は他に類がないほど本格的だ。特に建設はびっくりする。この足場実習はまだ序の口で、三階建てにもなりそうな足場を組むんだって。それにしても暑い。「雪くま」食べたい。おっと話が脱線。「雪くま」はここ行田市のおとなりで日本一暑い熊谷市のかき氷なんだけど、またの機会にゆっくり紹介しますね。実習場では3年生が東屋の制作を進めています。今日は屋根の部分を制作していました。実習場の中は、木の香りがとっても気持ちいい。

屋外実習−もっくん日記 足場実習−もっくん日記
2008年7月11日(金)

「プロセスイノベーション」の授業−もっくん日記 今日の製造学科の授業「プロセスイノベーション」の講師は、済生会宇都宮病院の循環器内科医長の寺本先生でした。お医者さんが「ものつくり大」でどんなことを話してくれるんだろう。お医者さんの話って、なかなか聴ける機会がないから楽しみ。

テーマは「虚血性心疾患治療の発展」でしたが、医療機器や治療に使用される機具の進歩はまさにものづくりの発展なんだな。それに、心臓手術をはじめ、お医者さんの治療技術はとても繊細で正確性が必要な、ある意味では職人技とも言える一面をもつ。内容の違いはあれ、「ものつくり大」で勉強していく上で、とっても参考になりました。
 
2008年7月15日(火)

 今日は、東京の安田学園高校2年生が大学見学に来ていました。全体説明のあと、製造、建設の両学科の授業の様子や実習場・施設設備を見学していました。高校では情報システムコースがあってコンピュータ室とかは見慣れているかもしれないけど、「ものつくり大」の実験・実習場や機械設備は始めて見るものがたくさんあってビックリしたんじゃないかな。

安田学園高校大学見学−もっくん日記  
 
2008年7月16日(水)  

ものつくり大学ウォーター−もっくん日記 ものつくり大学ウォーターが完成したみたいだ。昨年の大学オリジナル水は岐阜で採水された天然水を詰めた小型ペットボトルのものだった。今年は500mlのペットボトルだ。しかも中味は、地元行田市の深井戸水なんだって。行田は北を利根川、南を荒川が流れ、水と緑に恵まれた街だ。坂東太郎と呼ばれて地域住民から愛される利根川の近く、深井戸から湧き出るおいしい水だ。オープンキャンパス参加者や大学見学者にお配りするんですよ。

2008年7月17日(木)

建設業者主催技術講演会−もっくん日記 今日は、中央棟の大講義室で県北の建設業者主催の技術講演会が行われていました。自由に聴講できるということで覗きに行ってみた。地元の建設会社から施工事例発表があった後、建設学科の佐々木先生、土居先生、増渕先生、それぞれ20分くらいずつの講演がありました。佐々木先生はベトナム建築、土居先生は葬送墓制、増渕先生は浮橋建設についてのお話でした。地元の建設業界のみなさん、プロになったあとも勉強熱心なんだ、すごいね。

2008年7月18日(金)

 今朝、大学に着くと調整池の近くに大きなクレーン車がとまっていたんだ。先輩とかに聞いてみたら、建設学科の実習で制作していた浮橋、5月の日記でも紹介したあのコンクリートパーツをついに池に浮かべる日がやってきたっていうんだ。これは見学に行かなくちゃ、調整池に急げ。

浮橋1−もっくん日記約2m×3m、厚さ約40cmのコンクリート製のパーツがクレーンで池におろされる。浮かんだ!ウェーダー姿の建設学科の3年生たちが池の中で待ち構え、コンクリートパーツを次々とロープで連結していく。全部で9つ。全長は30mに達した。
浮橋って、自然環境にやさしく、ローコストなんだって。ちょっと先生に浮橋について聞いてみた。

 「浮橋は、文字通り水に浮いているため、橋建設の基礎工事を必要としない。杭を打ち込んだり、川の流れを変えたり、護岸工事をするなど、川や池の自然環境を大きく変えてしまうことがなく、水の流れをせき止めることもない。完成後も、橋脚がないため、水流により川底がえぐられてしまうこともない。自然環境にやさしい橋なのである。
浮橋2−もっくん日記 通常の橋に比べ、使用する材料は非常に少ない量で済み、連結したロープは10年程度で交換する予定だが、そのほかにはほとんどメンテナンスも必要ないため、コストもかからない。また、浮橋の大きな特徴として、橋そのものを移動することが可能である。」
ということだ。僕も浮橋を渡ってみたいな。
浮橋3−もっくん日記 浮橋4
2008年7月22日(火)  

 製造学科1年生のFゼミでは、からくりマシンの制作が続いています。ついにコンテストが明後日24日に迫っているんだ。間に合うかなぁ。今日は、Fゼミの授業は無いんだけど、放課後にはぞくぞくとものつくり工房に集まり、各チーム、趣向を凝らして制作に励んでいるところだ。チームは全部で9チーム。僕もがんばるぞ。

からくりマシン制作1−もっくん日記
からくりマシン制作2−もっくん日記 からくりマシン制作3−もっくん日記
2008年7月23日(水)

 大学の調整池では、蓮の花が見頃を迎えています。JR吹上駅から一番近い歩行者用の南ゲートから大学に入ると、左手に大きな蓮の花がたくさん咲いています。ここと、浮橋をはさんで西側(学食側)の2箇所に蓮が群生しています。
地元行田市には市の天然記念物に指定されている行田蓮(古代蓮)があるんだ。1400年〜3000年前の蓮だとされていて、今から40年近く前に、建設工事の際に偶然出土した種子が自然発芽したところを発見されたらしい。この行田蓮が群生する「古代蓮の里」があるということなので、僕も今度行ってみようと思ってるんだ。

古代蓮1−もっくん日記 古代蓮2−もっくん日記
2008年7月24日(木)

 ついにやって来ました。MONOからくりマシンコンテスト。昨日は徹夜で制作していたチームもあったようです。
13:30、コンテスト開始。地元の行田ケーブルテレビも取材に来ています。それから、今日はオープンキャンパスが行われているので、高校生の見学者もたくさん見に来てくれています。ちゃんと動くかチョッピリ心配だ。
各チーム、はじめに1分程度の説明、そしてマシンの作動。緊張の一瞬だ。すべてのチームの発表が終わると、自由にデモンストレーション。見学に来てくれた人たちに、おもしろいからくりを見せて、一緒に楽しめるんだ。
結果発表。優勝(会長賞)は河内先生のクラス、C1。そして、僕たちが制作したからくりマシンの優秀機が、8月2日から始まるフジテレビの番組「33分探偵(堂本剛主演)」に出るはずだ。待ち遠しい。
6月の日記でも紹介したオープンキャンパス、7月は12日に続いて今日が2回目。通常のオープンキャンパスに加えて、12日は「おもしろものづくり教室(ロケット打上げ)」、今日は「MONOからくりマシンコンテスト」が開催され、高校生たちも楽しんでもらえたかな。次回のオープンキャンパスは8月2日。楽しみだね。

MONOからくりマシンコンテスト1−もっくん日記

MONOからくりマシンコンテスト2−もっくん日記

MONOからくりマシンコンテスト3−もっくん日記

 それから、今日もそうだったんだけど、8月2日・17日のオープンキャンパスは、吹上駅からの無料バスのほかに、太田駅(熊谷駅経由)と館林駅(東行田経由)から大学まで無料バスが出るんだ。ホームページのオープンキャンパス情報をチェックしてみてね。

MONOからくりマシンコンテスト4−もっくん日記 MONOからくりマシンコンテスト5−もっくん日記
2008年7月29日(火)

 今日は、今年度2回目となる「彩の国ものづくりセミナー」が開催された。
「彩の国ものづくりセミナー」は、埼玉県の協力で県内企業の優れた経営者や名工をお招きし、経営理念や技術・技能に対する情熱・経験等を直接聴くことのできる貴重な講義だ。

「彩の国ものづくりセミナー」−もっくん日記
 今日の特別講師は、株式会社テクノスコープ代表取締役の白川進さん。さいたま市に本社を置くこの会社は、Macintoshパソコンに対応する情報漏洩防止装置(セキュリティーキー)「Zenkey」の企画・開発により、「渋沢栄一ベンチャードリーム賞 優秀賞」を受賞したんだ。
お客様の要望に柔軟に対応して、製品設計、商品開発に取組まれている。熱弁する社長の講義を聴いていると、僕もなんだか元気になってくる感じがする。社長からのメッセージ「色々な知識を覚えなくてもいいから問題を解決する手法を覚えて社会へ出なさい」は、とっても印象深かった。僕も将来は柔軟な思考力をもったエンジニアになりたい。
   
2008年7月30日(水)  

 今日は、おもしろものづくり教室が製造棟で開催されていました。行田市との連携協力事業で、地元市民の希望者が集まり、昨日、今日、明日の3日間で鋳物のオリジナルグッズを作るということです。参加者は、まず自由な発想で好みのデザイン・形を考え、型枠をつくる。型枠に溶かした合金を流し込んでいくというものだ。約80℃で溶ける合金を使用して、安全な鋳物作りを体験できる。
参加者はみな、真剣、そして楽しそう。どんなものができるか、明日の完成が待ち遠しいね。

おもしろものづくり教室1−もっくん日記
おもしろものづくり教室2−もっくん日記 おもしろものづくり教室3−もっくん日記
 
2008年7月31日(木)

修士学位プロジェクト成果発表会−もっくん日記 今日は、第2クォータ修了を目指す大学院生の修士学位プロジェクト成果発表会が、製造棟M2072講義室で行われました。学部にクォータ卒業があるのと同じで大学院もクォータ修了できるんだ。大学院生の研究成果発表だけに、僕には内容が難しいんだけど、自由に参観できるので聴講してみました。プロジェクトテーマは「パルス幅を用いたSRモータの角度センサレス制御に関する研究」。SRモータは将来電気自動車等への利用が期待されているモータで、その新しい制御方法の研究成果だ。

 就職活動のことは気になっているところだけど、卒業後の進路として大学院進学というのも1つの選択肢なんだなぁ。今度、担任の先生に相談してみようかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   
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