CASE1-1
CASE1-1|せん断破壊型・無補強
想定する破壊形式:せん断破壊
CFRP補強なし。CASE1-2と比較する基準となる試験体です。
実験予定:13:50~14:10
OPEN EDUCATION / 2026
橋梁メンテナンス技術研修会【令和8年度第2回】
実験計画・教育動画欄 更新:2026年9月20日
鉄筋コンクリート梁とCFRPシート補強梁の計4体を載荷し,補強による効果を確認します。載荷実験と「鉄筋コンクリート構造物の劣化と補修技術」の講習を交互に実施します。
今回の実験計画:CASE1は補強による破壊形態の変化を,CASE2は曲げ破壊先行を維持したまま破壊荷重が増加する効果を学びます。CASE2は,過剰なシート補強による剥離リスクを抑えるため,シート量を見直しました。以下は計画段階の想定であり,実験結果ではありません。

対象:埼玉県内で橋梁に関する業務経験がある自治体職員・民間技術者,橋梁に興味がある大学生。
所在地:埼玉県行田市前谷333。実験はストラクチャー実習場で行います。参加者はヘルメットをご持参ください。
PROGRAM
13:50~16:10は,載荷実験20分×4回と講習20分×3回を交互に行います。会場間を移動する際は,係員の誘導に従ってください。

EXPERIMENT PLAN
せん断破壊型・曲げ破壊型のRC梁について,それぞれ無補強とCFRP補強の試験体を比較します。「せん断破壊型」「曲げ破壊型」は無補強時の想定に基づく区分です。
せん断破壊先行 曲げ破壊先行を想定
曲げ破壊先行 曲げ破壊先行を維持
曲げ破壊荷重の増加を想定
CASE1-1
想定する破壊形式:せん断破壊
CFRP補強なし。CASE1-2と比較する基準となる試験体です。
実験予定:13:50~14:10
CASE1-2
想定する破壊形式:曲げ破壊
両せん断スパンに高強度200目付の炭素繊維シートを1層周巻きします。繊維方向はRC梁の軸に直角とする計画です。
実験予定:14:30~14:50
CASE2-1
想定する破壊形式:曲げ破壊
CFRP補強なし。CASE2-2と比較する基準となる試験体です。
実験予定:15:10~15:30
CASE2-2
想定する破壊形式:曲げ破壊
RC梁下面に高強度200目付の炭素繊維シートを2層積層します。各層150mm×1200mm,繊維方向はRC梁の軸方向とする計画です。
曲げ破壊先行を維持しながら,無補強に対して曲げ破壊荷重を高めることを目指します。
実験予定:15:50~16:10
曲げ破壊先行を維持し,無補強の約1.6倍に向上する見込みです。せん断破壊荷重の計算値は両者とも162.1kNで,補強後の曲げ破壊荷重140.8kNより大きい計画です。
計算値は改訂PPT「試験体諸元案_牧_シート案追記.pptx」8ページの表・追記に基づきます。実験結果や性能の保証を示すものではありません。
試験体諸元資料の「案」に基づく掲載です。スターラップ間隔は図の80mmと計算表の100mmで記載が異なるため,このページの仕様欄では掲載していません。詳細条件は確認後に追記します。
CASE1は,せん断補強によって曲げ破壊先行へ変わる計画です。そのため,実験の最大荷重は補強後のせん断耐力そのものを示すとは限りません。CASE2は,補強後も曲げ破壊先行を維持し,無補強との破壊荷重の比較から曲げ補強の効果を確認する計画です。
掲載内容は研修用試験体の計画であり,実構造物へそのまま適用する設計・施工仕様ではありません。
劣化の種類を事例とともに紹介し,ひび割れ注入や断面修復など,劣化状態に応じた補修技術を最新の知見とともに学びます。講師は,ものつくり大学教授の澤本武博先生です。

PLAN & RESULTS
4つのCASEについて,補強仕様・計画値と実験結果を比較します。最大荷重・破壊形態の実験欄は,試験後に追記するため空欄にしています。
| CASE・補強仕様 | 計画値・想定(PPT 7~8ページ) | 実験結果 | |||
|---|---|---|---|---|---|
| 曲げ破壊荷重 (kN) | せん断破壊荷重 (kN) | 想定破壊形式 | 最大荷重 (kN) | 破壊形態 | |
| CASE1-1せん断破壊型・無補強CFRP補強なし | 111.6 | 74.0 | せん断破壊 | ||
| CASE1-2CFRPせん断補強高強度200目付×1層。両せん断スパンを周巻き。繊維方向:梁軸直角方向。 | 111.6 | 235.8 | 曲げ破壊 | ||
| CASE2-1曲げ破壊型・無補強CFRP補強なし | 89.5 | 162.1 | 曲げ破壊 | ||
| CASE2-2CFRP曲げ補強高強度200目付×2層。梁下面,各層150mm×1200mm。繊維方向:梁軸方向。 | 140.8 | 162.1 | 曲げ破壊 | ||
「計画値・想定」と「実験結果」は別の欄です。実験結果の最大荷重・破壊形態は,測定・観察後に記入します。計算値を実験値として扱いません。
計算値の出典:改訂PPT「試験体諸元案_牧_シート案追記.pptx」7~8ページの耐力計算表。6ページの図注には異なる計算値が残っているため,ここでは7~8ページの値と明示して掲載しています。実測結果ではありません。CASE2の図と表で異なるスターラップ間隔は仕様欄に掲載していません。
LOAD–VERTICAL DISPLACEMENT
試験後,測定した荷重と鉛直変位の関係を掲載します。現時点では各CASEの掲載欄を用意しています。想定曲線や架空の実験結果は表示していません。
PREPARATION / EDUCATIONAL VIDEOS
今回の研修会用RC梁を作成した際の作業例を,字幕付きの5本の動画で紹介します。大学サーバーに動画本体を保存せず,YouTubeの動画を埋め込んで配信します。
シートカットは別の準備工程です。下では貼付けの前に配置していますが,ケレンや樹脂作業の前など,貼付け前の任意のタイミングで行えます。番号は動画の掲載順であり,カットの実施時期を固定するものではありません。
一般的なシート接着工法では,これらに加えて所定の養生・検査・仕上げ(必要な表面保護)を行います。今回の5本は全施工工程を網羅するものではありません。材料ごとの配合・使用時間・温湿度・養生等の条件は,適用する施工要領書をご確認ください。
映像には,試験体作成時に保護メガネやマスク等を着用していない場面が含まれます。その状態を標準的な作業方法として示すものではありません。実作業では,材料の安全データシート(SDS)と作業内容に応じた保護メガネ・適切な呼吸用保護具・手袋等を着用し,換気・粉じん対策を含む安全管理のもとで実施してください。
字幕付き/5分51秒
RC梁の接着面を処理し,表面の汚れや脆弱部を除去して下地を整える作業例です。
字幕付き/3分32秒
コンクリート下地にプライマーを塗布する作業例です。使用材料に定められた配合・使用時間・次工程までの条件を確認します。
字幕付き/5分07秒
パテで凹凸・段差を調整し,シートを密着させるための接着面を整える作業例です。
字幕付き/1分51秒
補強仕様に合わせて繊維方向と寸法を確認し,シートを裁断します。貼付け前なら実施時期は固定されず,他の工程より先に準備しても構いません。
準備工程:貼付け前の任意のタイミングで実施できます。
字幕付き/6分38秒
含浸・接着樹脂の下塗り,シートの貼付け,含浸・脱泡,上塗り等を行う作業例です。繊維方向・層数などは今回の試験体条件であり,一般の施工仕様を示すものではありません。
映像中に保護具が未着用の場面があります。実作業では,保護メガネ・作業に適したマスク・手袋等を適切に着用してください。
再生プレーヤーは読み込み操作後にYouTubeへ接続します。動画はYouTubeで配信されます。通信・データの取扱いはYouTubeの方針に従います。
本ページの動画・説明・計画値は,研修会用の試験体作成・実験を教育目的で紹介する参考情報です。特定の実構造物に対する設計・施工仕様や,実施工の品質・性能・安全性を保証するものではありません。
実施工にあたっては,対象構造物・使用材料・施工環境等に適した検討を行い,発注者の要求事項,設計図書,メーカーの最新の施工要領書・SDS,適用される基準・指針および施工管理者の指示に従ってください。本動画のみを根拠に施工の可否や品質を判断しないでください。
本情報の実施工への利用により生じた損害について,法令により責任を負う場合を除き,本研究室は責任を負いません。
日鉄ケミカル&マテリアル:トウシート 技術情報(メーカーPDF)
一般的な工程の参考です。今回のRC梁の補強仕様は改訂PPTによる試験体固有の条件です。メーカー資料・動画ともに,実施工では最新の正式な施工要領を確認してください。
お申し込み:埼玉橋梁メンテナンス研究会事務局(埼玉県建設コンサルタント技術研修協会)へお申し込みください。先着順で,定員になり次第締め切ります。
後日のWEB配信:定員締切のため参加できない方には,後日WEB配信を行う予定です。正式なWEB受講方法・視聴条件は事務局の案内をご確認ください。本ページで紹介する準備・教育動画とは別の受講手続きです。
本ページのYouTube教育動画を視聴しただけでCPDの受講確認・単位付与が完了するわけではありません。
WEB受講時のCPD:開催案内では,受講確認と,学び・気付き等を100文字以上記入したアンケートの提出を求めています。提出方法や受講証明書については事務局の案内をご確認ください。
過去4件の教育コンテンツに続く研修として,RC梁のCFRP補強とコンクリート構造物の補修技術を紹介します。試験体作成の教育用動画は本ページの動画欄で順次紹介します。載荷実験の結果・映像・荷重―鉛直変位図は,試験後に公開可能な内容を追加します。
共催:埼玉大学社会変革研究センターレジリエント社会研究部門,ものつくり大学,国土交通省関東地方整備局大宮国道事務所,国土交通省関東地方整備局関東道路メンテナンスセンター,埼玉県県土整備部,さいたま市建設局,一般社団法人 埼玉県建設コンサルタント技術研修協会
本研修会は,共催者で構成する「埼玉橋梁メンテナンス研究会」の事業として実施します。
掲載根拠:全体会議資料の開催案内・時間割と,改訂PPT「試験体諸元案_牧_シート案追記.pptx」(6~8ページ)。担当者変更とCASE2見直しの目的は,研修会担当者の更新指示を反映しています。実験仕様は計画段階のものです。