サウナprojects① ワークショップ IN 原村
日時:2026年8月13日〜14日
作業内容:作業場作り(石積みとウッドデッキ造り)
敷地調査と縄張り
温泥小屋の設計
建築見学:神長官守矢史料館・高過庵・低過庵・空飛ぶ茶室・高部公民館の藤森建築群
参加者:増井真也
ますいいリビングカンパニー 久保、佐藤、小林
研究室3年 西尾拓海、伊藤練人
研究室1期生と共に行う第1回ワークショップを原村にて行った。初日は、8時過ぎには皆が集合した。このワークショップは、基本的にますいいのスタッフと、研究室の学生による共同開催とする。学生だけでは、作業を進めることはままならないし、スタッフとの共同はとても良い学びになると思う。初回ということで初対面のものが多いので、自己紹介から始まり、今回の作業と設計ワークショップの目標を説明して、早速作業に入る。

今日の主な作業は朽ち果てていた作業場を解体し、土止めを石積みで作り直した上で、ウッドデッキ位を作り直すというものである。土止めの石積みは、八ヶ岳近郊の開発現場でいただいた石を手で積み、その隙間をモルタルで固定して行った。この施工には、昨年見たものつくり大学の造園に関する論文が役立っている。素人仕事とはいえ、なんらかの根拠がなければ大抵のことはうまくいかない。WSでは、専門工事業者の施工要領を参考にしながら自分たちでできる手法と材料を探し出し進めていくこととなる。こちらが石垣の完成した様子である。これで、斜面の土の流れも止まるであろう。

続いて、ウッドデッキの制作に入る。まず初めに大引きを支える基礎を作る。レベルを見て水底に大谷石の平板を据えていくが、あまりの高さに安定して高さを増すための方法を考えなければならない。そこで、先ほど行った石積みの要領でモルタルで石を固めながら高さを出すこととした。こちらがその様子である。


基礎を作っている間に、かろうじて水平な駐車スペースでは木材の加工を行っている。今回は木造コースに所属する学生なので、作業はスムーズに進む。ますいいのスタッフも工業高校出身なので、二人を中心に作業を行なった。途中雨が降ってきたので作業を中断しお風呂タイムとした。風呂は村が営業する温泉に入った。
夜はバーベキューで楽しんだ。終了後、設計のワークショップである。温泥小屋はわずかに3畳ほどの小さな小屋だ。小さな小屋とはいえ、設計図がなければ施工をすることはできない。そして、その設計に拘らずして施工だけを行なわせても、それは教育ではない。自分で考え、そして作ることが何よりも大切だ。二人にとってはほぼ初めての設計と言えるようで、当然ながらこの短時間でまともな提案ができるはずもなかった。でも、ますいいのスタッフである佐藤君が手本を見せるべく小さな小屋を作り上げた様子を見ていて、とても勉強になったと思う。形を生み出す楽しさと難しさを知ってくれるだけでも十分な効果である。


翌日、天気予報が外れて晴天。5時30分から朝食を準備し、6時30分に皆を起こして朝食を取る。その後、早速残りの作業を行なった。初回にしては、なかなかの出来栄えである。そして今後はこの水平な作業場で作業を行うことができる。

12時過ぎ、昼食に蕎麦。
13時、建築見学ツアー開始。今回は、諏訪湖畔にある藤森照信氏の建築群を見た。ここから小屋につながるインスピレーションを見出してくれると良い。何よりも建築を好きになるきっかけとなることを祈る。

15時ごろ、学生を駅に送り終了となる。いささか張り切り過ぎたようで、どっと疲れが出る。今夜はゆっくり寝るとしよう。