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  • 対面開催は3年ぶり-碧蓮祭実行委員長・副実行委員長が語る、学園祭への思い

    2022年10月29日(土)、30日(日)の両日にわたり、対面式では3年ぶりとなる第22回碧蓮祭が開催されました。2020年度、2021年度のオンライン開催を経て碧蓮祭実行委員長に就任した木村晴人さん(建設学科3年)、副委員長の廣田雅人さん(建設学科3年)は、対面式の学園祭を経験していません。そのような中でも、卒業生が繋いできた伝統を絶やすことなく開催した碧蓮祭をどのように感じているのか伺いました。 まずは、今年度のコンセプトについて込めた思いを聞かせてください 【木村】過去2年間で対面式の開催が叶わず、何もわからないまま代替わりをしてしまったので、新体制の実行委員は碧蓮祭そのものを体験したことのないメンバーばかりでした。開催に向けて沢山の壁があるなかで、それをすべて超えたいという気持ちや、自分たちの力で元に戻せたらいいなという意気込みから、「Break Through ~Our Challenge~」というコンセプトにしました。 碧蓮祭実行委員会に所属している後輩にも僕たちの背中を見てもらうことで、次年度以降は、様々な変化にも恐れを抱かず勇気をもって取り組んで欲しいと思っています。 3年ぶりに対面の碧蓮祭を実施するにあたり、例年と変化したところはありますか 【木村】2020年、2021年は新型コロナウイルスの影響でオンライン開催となりました。実行委員の中で企画したイベントをYouTubeに公開しましたが、これは今後の対面開催に向けて、外部の方への認知度を上げるための開催でした。対面開催では、地域の方々にとって、イベントが少ない中でも碧蓮祭を楽しんでいただくことで、地域を活性化できたらなという目的がありました。 碧蓮祭を作り上げていく中で楽しかったことはありましたか 【木村】楽しかったことは、学年を超えて準備ができたことです。開催に向けて先輩方に相談できたり、みんなとステージの製作ができたことは強く心に残っています。あとは、開催当日が一番楽しい時間でした。準備の段階では疲れも重なり、実行委員のほとんどが辛そうな顔をしていましたが、当日になると生き生きとした表情で動いているのを見て、僕自身も元気をもらえました。 【廣田】僕は、様々な人を巻き込んで取り組むことで、最終的に1つの輪ができたことがとても嬉しかったです。正直、あまり大変だったと感じないほど、とても充実した期間だったと思います。しかし、実行委員の人数が不足していることは今後の課題にもなっていきますので、後輩たちにはしっかり勧誘を行ってほしいと伝えました。 大変だったことはありましたか 【木村】 準備の期間、呼びかけてもなかなか人数が集まらず、最終的には有志で協力してくださった先輩もいました。また、報連相や情報共有不足が毎年の課題になっていました。どちらの苦労もまずは資料や言葉で理解してもらおうと考えましたが、うまくいきませんでした。なので、自分自身の熱量とやる気を全面的に出し、休まず毎日準備を進めていたら徐々に協力してくれる人が増えていきました。碧蓮祭実行委員会の垣根を越えて沢山の方々が助けてくれた結果、成功したと思っています。 今後の碧蓮祭について考えていることはありますか 【木村】今年度が開催できたことは、これまでの先輩が繋いでいてくれたからこそ叶ったことなので、後輩たちには毎年当たり前に開催できるとは思わないでほしいです。そして、僕たちが繋いだもの、伝えたことが1人でも多くの後輩に繋げられたらいいなと思います。 また、もっと後輩が活躍できる場を設ける為、2023年2月に節分祭を復活させ、その運営は1、2年生中心で動いてもらう予定です。そこでは、碧蓮祭実行委員会だからといって、碧蓮祭しかできないという訳ではないことを伝えていきたいです。そもそも碧蓮祭実行委員会は、ものつくり大学を盛り上げるという目的でできた組織なので、様々なことにチャレンジしてほしいと思っています。 <節分祭とは>節分の時期に学生や近隣住民を集め、本学の連絡橋から豆やお菓子を配布する行事。地域住民の方との交流を目的としているが、新型コロナウイルスの影響により、2019年度以来開催されていない。 【廣田】基本的なことは引き継ぎますが、その年の色や自分たちのやりたいと感じたことを思う存分発揮してほしいと思います。節分祭自体も、2019年度に卒業した先輩たちで最後になっているため難しいとは思っていますが、そこで誰がどの役職に向いているのか、見守っていきたいです。 【木村】これは僕が碧蓮祭実行委員会に入った理由になるのですが、2020年度の碧蓮祭では、オンラインで「学生施工型アスレチック ~遊具王~」に参加し、自分も運営したいという気持ちがずっと強くありました。2020年度でチームの中心になった先輩の意志を継ぎ、もっとパワーアップした形で開催しようと準備を進めているところです。 <学生施工型アスレチック ~遊具王~とは>2020年度のオンライン碧蓮祭で開催した、設計から施工、競技運営まですべて学生が行うアスレチック型スポーツ大会。全身の筋肉と頭を使いながら、時間内に完走できるか競い合う。動画はこちら → https://youtu.be/5ThpU_DFypc 碧蓮祭を通して成長した部分はありましたか 【木村】所属当初は先輩からの指示を待つ状態でしたが、2年生の中盤から、このままでは次年度開催が難しいのではないかと感じ、組織としてどのように動いていったらいいのかを考えられるようになりました。委員長に就任してからは、部署ごとの進み具合や意見を聞くことで、更に視野が広がりました。 【廣田】副委員長の立場になってからは、一人ひとりの意見を聞けるようになりました。みんなの考えをまとめて、どのように動いたら最善の解決が出来るのか試行錯誤を続けられたことは、大きな成長だと思います。 碧蓮祭実行委員の仕事は大学生活でどのように役立っていますか 【木村】これは後悔になってしまいますが、熱量だけはすごくあるのに技術が追い付かないことがすごく多くて、もっときちんと授業を受けていれば…と思いました。逆に言うと、準備の段階で学んだことが授業できちんとできるようになるということです。碧蓮祭を通して人をまとめる力、履修している授業の基礎などが身に付いたので、先生の言っていることも頭の中にストンと入ってきました。 【廣田】目上の方や外部の方と連絡を取るときの文章能力が身に付きました。これは就職してから当たり前のスキルになっていくので、学生のうちに身に付けられたことは大きな経験だと思っています。 碧蓮祭実行委員の魅力とは何ですか 【木村】正直、かなり大変だとは思いますが、その分人として成長できるし、何よりも自分たちが主催する人生最後の祭を心から楽しめる場所だと思います。個人的には、「夢の叶う場所」ですね。まずは卒業生を含めた歴代の実行委員長と写真を撮ること、これは碧蓮祭で叶いました。また、その先輩たちと一緒に何かを作り上げたい。そして、実行委員会に所属する理由になった遊具王の開催。遊具王は碧蓮祭と同時開催が出来なかったため、節分祭で開催出来たら、全部の夢が叶います。 【廣田】本当に傍から見たら大変だと思います。でも、最終的には楽しくなって、良い経験には絶対なるのではないかなと思います。縦にも横にも輪が広がって、今後の為にもなる。この上ないくらい達成感があります。 最後に一言お願いします! 【木村】碧蓮祭実行委員会に所属しているメンバーや、これから入ろうとしている学生に「安パイと妥協は絶対にするな」と言いたいです。ベストを尽くしたとしても後悔は残ってしまうので、考えられるプランをやりきることが次年度の活力に繋がると思います。個人でも部活でもない「組織」なので決めたことをきちんと貫き、それでも残った反省点を後輩に伝えていくことでもっと大きな組織に成長すると思います。その背中を見て、沢山の人に碧蓮祭実行委員会へ所属してほしいです。 【廣田】僕はまったく逆です。できることとできないことを考えた上で、やりたくても妥協しなくてはいけない時があることを伝えたいです。木村は見ての通りやる気と熱量は誰よりもありますが、時間は有限だし予算や人材にも限りがある。どうしてもやりたいという気持ちも分かりますが、1回立ち止まる判断ができる人が1人はいた方が良いと思います。 【木村】僕らは火と水のようなコンビなので、運営を続ける中でも絶え間なく意見をぶつけ合いました。互いに違った視点を持っているので、とても勉強になるしやりやすかったです。 【廣田】たくさんの学生が碧蓮祭実行委員に入ってくれたら様々な個性が集まるので、恐れることなく是非入って欲しいです。もちろん、1年生でなくても大歓迎です。 関連リンク 碧蓮祭実行委員会WEBサイト

  • 対面開催は3年ぶり-碧蓮祭実行委員長・副実行委員長が語る、学園祭への思い

    2022年10月29日(土)、30日(日)の両日にわたり、対面式では3年ぶりとなる第22回碧蓮祭が開催されました。2020年度、2021年度のオンライン開催を経て碧蓮祭実行委員長に就任した木村晴人さん(建設学科3年)、副委員長の廣田雅人さん(建設学科3年)は、対面式の学園祭を経験していません。そのような中でも、卒業生が繋いできた伝統を絶やすことなく開催した碧蓮祭をどのように感じているのか伺いました。 まずは、今年度のコンセプトについて込めた思いを聞かせてください 【木村】過去2年間で対面式の開催が叶わず、何もわからないまま代替わりをしてしまったので、新体制の実行委員は碧蓮祭そのものを体験したことのないメンバーばかりでした。開催に向けて沢山の壁があるなかで、それをすべて超えたいという気持ちや、自分たちの力で元に戻せたらいいなという意気込みから、「Break Through ~Our Challenge~」というコンセプトにしました。 碧蓮祭実行委員会に所属している後輩にも僕たちの背中を見てもらうことで、次年度以降は、様々な変化にも恐れを抱かず勇気をもって取り組んで欲しいと思っています。 3年ぶりに対面の碧蓮祭を実施するにあたり、例年と変化したところはありますか 【木村】2020年、2021年は新型コロナウイルスの影響でオンライン開催となりました。実行委員の中で企画したイベントをYouTubeに公開しましたが、これは今後の対面開催に向けて、外部の方への認知度を上げるための開催でした。対面開催では、地域の方々にとって、イベントが少ない中でも碧蓮祭を楽しんでいただくことで、地域を活性化できたらなという目的がありました。 碧蓮祭を作り上げていく中で楽しかったことはありましたか 【木村】楽しかったことは、学年を超えて準備ができたことです。開催に向けて先輩方に相談できたり、みんなとステージの製作ができたことは強く心に残っています。あとは、開催当日が一番楽しい時間でした。準備の段階では疲れも重なり、実行委員のほとんどが辛そうな顔をしていましたが、当日になると生き生きとした表情で動いているのを見て、僕自身も元気をもらえました。 【廣田】僕は、様々な人を巻き込んで取り組むことで、最終的に1つの輪ができたことがとても嬉しかったです。正直、あまり大変だったと感じないほど、とても充実した期間だったと思います。しかし、実行委員の人数が不足していることは今後の課題にもなっていきますので、後輩たちにはしっかり勧誘を行ってほしいと伝えました。 大変だったことはありましたか 【木村】 準備の期間、呼びかけてもなかなか人数が集まらず、最終的には有志で協力してくださった先輩もいました。また、報連相や情報共有不足が毎年の課題になっていました。どちらの苦労もまずは資料や言葉で理解してもらおうと考えましたが、うまくいきませんでした。なので、自分自身の熱量とやる気を全面的に出し、休まず毎日準備を進めていたら徐々に協力してくれる人が増えていきました。碧蓮祭実行委員会の垣根を越えて沢山の方々が助けてくれた結果、成功したと思っています。 今後の碧蓮祭について考えていることはありますか 【木村】今年度が開催できたことは、これまでの先輩が繋いでいてくれたからこそ叶ったことなので、後輩たちには毎年当たり前に開催できるとは思わないでほしいです。そして、僕たちが繋いだもの、伝えたことが1人でも多くの後輩に繋げられたらいいなと思います。 また、もっと後輩が活躍できる場を設ける為、2023年2月に節分祭を復活させ、その運営は1、2年生中心で動いてもらう予定です。そこでは、碧蓮祭実行委員会だからといって、碧蓮祭しかできないという訳ではないことを伝えていきたいです。そもそも碧蓮祭実行委員会は、ものつくり大学を盛り上げるという目的でできた組織なので、様々なことにチャレンジしてほしいと思っています。 <節分祭とは>節分の時期に学生や近隣住民を集め、本学の連絡橋から豆やお菓子を配布する行事。地域住民の方との交流を目的としているが、新型コロナウイルスの影響により、2019年度以来開催されていない。 【廣田】基本的なことは引き継ぎますが、その年の色や自分たちのやりたいと感じたことを思う存分発揮してほしいと思います。節分祭自体も、2019年度に卒業した先輩たちで最後になっているため難しいとは思っていますが、そこで誰がどの役職に向いているのか、見守っていきたいです。 【木村】これは僕が碧蓮祭実行委員会に入った理由になるのですが、2020年度の碧蓮祭では、オンラインで「学生施工型アスレチック ~遊具王~」に参加し、自分も運営したいという気持ちがずっと強くありました。2020年度でチームの中心になった先輩の意志を継ぎ、もっとパワーアップした形で開催しようと準備を進めているところです。 <学生施工型アスレチック ~遊具王~とは>2020年度のオンライン碧蓮祭で開催した、設計から施工、競技運営まですべて学生が行うアスレチック型スポーツ大会。全身の筋肉と頭を使いながら、時間内に完走できるか競い合う。動画はこちら → https://youtu.be/5ThpU_DFypc 碧蓮祭を通して成長した部分はありましたか 【木村】所属当初は先輩からの指示を待つ状態でしたが、2年生の中盤から、このままでは次年度開催が難しいのではないかと感じ、組織としてどのように動いていったらいいのかを考えられるようになりました。委員長に就任してからは、部署ごとの進み具合や意見を聞くことで、更に視野が広がりました。 【廣田】副委員長の立場になってからは、一人ひとりの意見を聞けるようになりました。みんなの考えをまとめて、どのように動いたら最善の解決が出来るのか試行錯誤を続けられたことは、大きな成長だと思います。 碧蓮祭実行委員の仕事は大学生活でどのように役立っていますか 【木村】これは後悔になってしまいますが、熱量だけはすごくあるのに技術が追い付かないことがすごく多くて、もっときちんと授業を受けていれば…と思いました。逆に言うと、準備の段階で学んだことが授業できちんとできるようになるということです。碧蓮祭を通して人をまとめる力、履修している授業の基礎などが身に付いたので、先生の言っていることも頭の中にストンと入ってきました。 【廣田】目上の方や外部の方と連絡を取るときの文章能力が身に付きました。これは就職してから当たり前のスキルになっていくので、学生のうちに身に付けられたことは大きな経験だと思っています。 碧蓮祭実行委員の魅力とは何ですか 【木村】正直、かなり大変だとは思いますが、その分人として成長できるし、何よりも自分たちが主催する人生最後の祭を心から楽しめる場所だと思います。個人的には、「夢の叶う場所」ですね。まずは卒業生を含めた歴代の実行委員長と写真を撮ること、これは碧蓮祭で叶いました。また、その先輩たちと一緒に何かを作り上げたい。そして、実行委員会に所属する理由になった遊具王の開催。遊具王は碧蓮祭と同時開催が出来なかったため、節分祭で開催出来たら、全部の夢が叶います。 【廣田】本当に傍から見たら大変だと思います。でも、最終的には楽しくなって、良い経験には絶対なるのではないかなと思います。縦にも横にも輪が広がって、今後の為にもなる。この上ないくらい達成感があります。 最後に一言お願いします! 【木村】碧蓮祭実行委員会に所属しているメンバーや、これから入ろうとしている学生に「安パイと妥協は絶対にするな」と言いたいです。ベストを尽くしたとしても後悔は残ってしまうので、考えられるプランをやりきることが次年度の活力に繋がると思います。個人でも部活でもない「組織」なので決めたことをきちんと貫き、それでも残った反省点を後輩に伝えていくことでもっと大きな組織に成長すると思います。その背中を見て、沢山の人に碧蓮祭実行委員会へ所属してほしいです。 【廣田】僕はまったく逆です。できることとできないことを考えた上で、やりたくても妥協しなくてはいけない時があることを伝えたいです。木村は見ての通りやる気と熱量は誰よりもありますが、時間は有限だし予算や人材にも限りがある。どうしてもやりたいという気持ちも分かりますが、1回立ち止まる判断ができる人が1人はいた方が良いと思います。 【木村】僕らは火と水のようなコンビなので、運営を続ける中でも絶え間なく意見をぶつけ合いました。互いに違った視点を持っているので、とても勉強になるしやりやすかったです。 【廣田】たくさんの学生が碧蓮祭実行委員に入ってくれたら様々な個性が集まるので、恐れることなく是非入って欲しいです。もちろん、1年生でなくても大歓迎です。 関連リンク 碧蓮祭実行委員会WEBサイト