【Fゼミ】プロフェッショナル・ゼミ「大人になるってどんなこと?」

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Introduction

2026年5月27日、建設学科のFゼミにおいて、外部講師をお招きした特別講義が開催されました。本学客員教授・奥山龍一先生のコーディネートとのもと、「大人になるってどんなこと?」を主題とし、学生が自己の未来や社会との関わり方を見つめ直す機会となりました。

登壇者には、群馬県前橋市に本社を構える株式会社エスティビー(ps://s-t-b.jp)の代表取締役である杉﨑由里氏をお招きしました。同社は1998年の創業以来、地域社会を支え続け、今年で27年目を迎える企業です。

循環型物流による社会課題へのアプローチ

導入として、エスティビーが展開する事業の社会的意義について説明がなされました。同社は「限りある資源を次世代へ」という理念の下、産業廃棄物をリサイクル工場へと運ぶ「静脈物流機能」と、リサイクル済みの二次製品を運ぶ「動脈物流機能」を担っています。

杉﨑氏はこの物流の仕組みを、人が生きる上で欠かせない「血流」にたとえ、社会全体の持続可能性に寄与し、環境破壊や資源枯渇の抑制に貢献している実態を解説されました。

キャリアの本質と基礎的・汎用的能力

続いて「キャリアとは何か」というテーマに移りました。キャリアとは職歴や経歴を指すのみではなく、人が生きていく中で担う様々な役割や足跡であると定義づけられました。社会に出ていない学生たちも、すでに置かれた立場において役割を果たしており、キャリア発達の最中にあることが強調されました。

また、キャリア教育を通じて身につけるべき「基礎的・汎用的能力」として、以下の4点が提示されました。

・人間関係形成・社会形成能力

・自己理解・自己管理能力

・課題対応能力

・キャリアプランニング能力

講義内では、これらの能力に関するセルフチェックや学生同士の活発な意見交換が行われ、参加者自身が現状の自己認識を深める実践的なワークが実施されました。

失敗からの学習と社会とのつながり

「大人になること」の現実的なプロセスとして、杉﨑氏ご自身の過去の失敗談が語られました。準備不足による挫折や、時間管理の怠りから生じた信頼の喪失といった実体験をもとに、「何をするにも準備が大切」「信頼なき所に金も人も集まらない」という厳粛な教訓が共有されました。

さらに、学校での学びが社会でどのように生きるかについても言及されました。仕事には教科ごとの区分はなく、学びを横断的に活用すること、そして情報は「行動(検証)」を伴うことで初めて知識として定着するという原則が示されました。

未来に向けた永続条件の構築

結びとして、大人になるためには「守られる側から、守る側への自律・自立」が必要不可欠であると提起されました。最後に、経営学者ピーター・ドラッカーの「経営とは永続条件の構築である」という言葉が紹介されました。

「誰もが人生の経営者である」という視座から、学生一人ひとりが自分自身の人生の永続条件をどのように構築していくのか、深く思考し計画を立てて行動することの大切さが説かれました。

特別講義は、学生たちが労働の尊さや自己成長の意義を再確認し、自らの意思で未来を設計するための強力な動機付けとなる有意義な時間となりました。

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大学概要、学科紹介、入試情報など、 詳しくは大学ホームページをご覧ください。
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