日本建築学会の建築雑誌2018年1月号に教員:戸田の論考が掲載されました。
No.1706 1月 01 建築と学び
特集= 02 デジタル(のよう)に学ぶ
木のものづくりが育む学生のモチベーション -木匠塾に取組む学生への調査から-
伝統的な建築の学会誌であり,貴重な機会を頂き感謝します。
日本建築学会の建築雑誌2018年1月号に教員:戸田の論考が掲載されました。
No.1706 1月 01 建築と学び
特集= 02 デジタル(のよう)に学ぶ
木のものづくりが育む学生のモチベーション -木匠塾に取組む学生への調査から-
伝統的な建築の学会誌であり,貴重な機会を頂き感謝します。
今年の2月にパレスホテル大宮で行われた,本学の特別公開講座で建築家・東京大学教授の隈研吾氏の「デジタル・ファブリケーション-新国立競技場から未来のものづくりに向けて-」と題した講演について,私がものつくり大学通信に執筆した記事が公開されたので,以下にリンクとともに転載します。
主に,デジタル技術を駆使した新国立競技場に対して,隈氏が著作「小さな建築」でも述べられているように人間的なスケールのモノの仕組みを積み上げることで,建築を使う様々な人と空間が見事につながっていることを論じました。
隈氏は2020年東京オリンピックの新国立競技場の設計者で、小学生の時に1964年東京オリンピックで代々木体育館の吊り構造の美しさに魅せられ建築を志されました。新国立競技場は一見、デジタル技術を駆使した大きな建築ですが、隈氏は主に人間や自然環境の観点で語られました。法隆寺五重塔や明治神宮の軒は日射や雨を凌ぐだけでなく、日本の伝統的な木造技術の美しさがあり新国立競技場でも軒裏等に国産のヒノキやカラマツ等の木を用いて、「人」が見上げた時にデザインの見せ場があることを主張されました。木を多く使う理由として、幼い頃に木造の家で育ち自ら建築に手を加えて修理することができる楽しさを知ったことや、これからの時代は自然素材として木が相応しいことを挙げられました。
他にも小さな店舗から大きな公共建築まで多くの国内外の事例を紹介し「建築の幅が広がった」と結論づけられました。それらの共通点として建築が「人」に相応しい大きさとなる工夫がみられました。つまり、建築設計のアイデアの源は木の玩具や建具、家具等の「小さなものの仕組み」だったのです。
最後に「多様で新しい社会が来た、ものつくり大学はそれに相応しい」と総括されました。まさに本学が進む未来の方向性を示唆されたのです。
建設学科准教授 戸田都生男(とだ・つきお)
あっという間に師走,12月半ばです。
11月下旬には,ものつくり大学も積雪しました。
暖冬と思いつつ,寒くなり,埼玉県北のこの辺りの気候を少しずつ体感して耐寒?する最近です。 Continue reading
梅雨の真っ只中,本日は3年生を対象にした研究室配属ガイダンスでした。お話を聴いてくれた学生皆さん,ありがとうございました。メモを取りながら熱心に聴いてくれる学生もおり,大変嬉しかったです。
2016年度のGWはいかがお過ごしでしょうか?
休み中,少し大学に行ったところ,鳥やカエルの鳴き声がよく聞こえまし
た。もちろん時折,新幹線の通過する音もしています。
2016年4月1日に,ものつくり大学建設学科准教授に着任した戸田都生男です。
木造建築・環境デザイン研究室を立ち上げました。
氏名の読み方は,「とだ つきお」 です。
もの「つ」くり大学の 「つ」きお と憶えて頂ければと思います。
どうぞよろしくお願い致します。
ホームページは今後,整備,更新していきます。