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壁-1グランプリ(カベワン)で「デザイン部門賞」「環境負荷部門賞」のW受賞

2019.09.18

 2019年度第2回壁-1グランプリ(通称:カベワン)が9/14~16の3日間、ものつくり大学ティンバー実習場にて開催されました。本学からは、建設学科小野研究室の4年生4名がチームを作って参加しました。

 カベワンは、木造耐力壁の綱引き競技です。その前身となる木造耐力壁ジャパンカップは20年間の実績があります。2019年、木造耐力壁ジャパンカップの運営スタッフ(小野教授を含む4名)は、長年にわたる木造建築への教育効果が認められ、日本建築学会教育賞を受賞しました。カベワンは、その意志を引き継ぎ、新しい運営スタッフにより実施される競技会です。

 今回の大会には、大学等の教育機関チーム、ハウスメーカー等の企業チームまたは双方の混在チームなど全15チームが集まり、まずは予選2日間で決勝トーナメントに進出するベスト8を争いました。3日目の決勝大会では、トーナメント優勝壁、コストパフォーマンスに優れた総合優勝壁と各部門賞が設定されていますが、これらの賞をゲットするには、所定のルールに基づく予選会を通過しなければなりません。もの大チームは6番目の成績で突破しました。

 決勝大会のトーナメント表は、PDFを参照ください。
 もの大チームの決勝トーナメント1回戦の相手は、東京大学と企業の混合チームです。残念ながら1回戦敗退となりましたが、もの大の壁に対するデザイン、国産の無垢材の活用、解体・分別処理のし易さが評価され、「デザイン部門賞」及び「環境負荷部門賞」のW受賞を果たしました。
 
 コストパフォーマンスに優れた総合優勝チームは常連の企業チームで、入賞回数も多くベテラン揃いの強豪ですが、総合2番目はもの大チームでした。カベワンは、出場チームのカラーを生かす事ができます。もの大チームは、自然素材のみの材料で環境に優しい壁を考え設計し、この設計思想に対する評価を得ることができました。

<結果>
総合優勝:      アキュラ・チーム匠(東京大学木質材料学研究室+篠原商店)
トーナメント優勝:  三井ホームGT
耐震部門賞:     アキュラ・チーム匠(東京大学木質材料学研究室+篠原商店)
デザイン部門賞:   ものつくり大学 小野研究室
加工・施工部門賞:  三井ホームGT
環境部門賞:     ものつくり大学 小野研究室
審査員特別賞:    指定応力団・網中組(東京大学+網中木材)
ベストフォト部門賞: サーチくん
オーディエンス部門賞:アキュラ・チーム匠(東京大学木質材料学研究室+篠原商店)

写真1:もの大小野研究室チーム 
    写真左より山上光明さん、兵頭冬尉さん、白川凜さん、山﨑睦海さん
写真2:決勝トーナメント 対戦の様子(本学:写真右)
写真3:木製トロフィーとともに

関連情報
壁-1グランプリ(通称:カベワン)公式サイト
関連資料
壁-1GP決勝トーナメント表
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