ものつくり大学 INSTITUTE OF TECHNOLOGISTS

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仕上・インテリアコース

快適な生活環境づくりのための知識や家具製作技術などを学ぶ

建築を風雨などから守りその美を知らしめる仕上・インテリア技術。仏教伝来に伴って造立されたわが国の古代寺院建築も木部を朱塗りとすることで、建築装飾と防腐の役目を持たせていました。このように、建築保全と装飾美の追求は豊かな人間生活には欠かせないもので、古今東西の永遠の課題である一方、大いなる可能性が秘められた分野でもあると言えます。当コースでは実践的な授業を通して専門的な技術・技能と知識を修得することで、仕上・インテリアのスペシャリストとして、あらゆる建築物の内外装のほか、家具製作やランドスケープ整備事業などにも従事できるテクノロジストを育成していきます。

ピックアップカリキュラム

仕上基礎および実習

RC型枠施工基礎および実習の授業で製作した壁を仕上げます。「ぬる」ことは湿式仕上の基本です。本実習では主に左官関連の技法を通して下地と仕上の関係や様々な仕上の技法等を学びます。また種々の材料や工法を比較しながら、風土との関係で仕上の意味を理解し、材料の歴史、工法に適した材料の選定などに関して理解を深めます。

家具技能および実習

仕上げ・インテリアコースに設けられている家具技能および実習では、本学の数ある実習の中で、唯一「家具」のデザインを学ぶ実習です。

木製椅子を題材に、授業内コンペを行い、選ばれた作品を1人1脚製作します。コンペを通して木製品の作図、読図、家具の設計を学び、製作では基本的な手加工、機械加工、“椅子張り”と呼ばれる椅子のクッション部分の製作も行います。

湿式仕上技能および実習/乾式仕上技能および実習

内部の天井と壁に関する仕上について、乾式工法を基本とする実習をおこない、使用する材料や施工方法および下地、仕上り精度、目地の処理など施工上のポイントについて理解します。毎回の授業内容の図解レポートを課し、次週までに提出します。

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