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大学案内

ごあいさつ

ものつくり大学学長 ごあいさつ

國分 泰雄

学長
國分 泰雄

  • 工学博士

テクノロジストが日本の未来を担います

ものつくり大学は、文明社会の持続発展に不可欠な『テクノロジスト』を育成する大学です。2001年の開学当初から「現代経営学の父」と呼ばれる著名なドラッカー教授が提唱した「テクノロジスト」、すなわち知識の裏づけと理論を基盤とした技術に加えて、実際にものづくりができる技能にも秀でて、21世紀の文明社会の持続発展を支える人材を輩出し続けてきました。
我が国と世界が直面する様々な課題を解決して持続可能な人類社会を再構築するには、まず人材育成が必要不可欠です。よく言われるように物質資源に乏しい我が国では、特に人材育成による価値創出が必須であり、中でも文明社会と各種産業を支えるものつくり人材、テクノロジストは我が国の将来を支える鍵となる人材です。我が国が抱える課題の中でも特に将来にわたって影響が大きい少子化は、総人口がピーク時の2004年から2050年には35%も減少して1970年代と同じになりますが、特に問題なのは生産年齢人口と若年人口が大きく減少すると予想されることです。さらに1970年代に比較して全く新しい科学技術がいくつも出現し、またSociety5.0に代表されるように社会と産業構造が大きく変化しており、今後も変化し続けます。したがって、将来の我が国の社会と産業を持続的に支えるには、現時点での最新の知識と技術・技能を修得したテクノロジストが、過去の技術者の何人分もの能力を発揮できるようにする必要があります。しかも、長い人生において常に知識と技術・技能を自ら最新に更新し続ける必要があります。
本学はこのようなテクノロジスト育成のために設立された大学で、その教育体系と設備は他に類を見ない特徴をもっています。産業界の最前線で活躍した実践的技術力に優れた教員も多く、懇切丁寧に、時に厳しく、そして社会で頼られるテクノロジスト人材を育成します。これから大学進学を目指すみなさん、我が国初のテクノロジストの育成拠点として21世紀の最初の年に開学したものつくり大学で学んで、社会に羽ばたいてみませんか。

学校法人ものつくり大学会長 ごあいさつ

正井 健太郎

会長
正井 健太郎

  • 株式会社日立製作所

    エグゼクティブ アドバイザー

デジタルとグローバル社会に応える、現場力とデジタルスキルを持つ人材を輩出します

現代社会はデジタル化とグローバル化が急速に進展しており、私たちの生活や仕事のあり方に大きな変革をもたらしています。その中でデジタルと実際のものづくりの差を埋める日本の強みである「現場力」はますます重要性を増しています。また今の日本の産業界においてもその「現場力」を持つ人材が枯渇しつつあり、非常に大きな課題となりつつあります。その中でものつくり大学は、ものづくりの過程で必要なスキルを実際に実習を通じて習得し、「ものづくり」の基本を学ぶことにより「現場力」を身につけると共に、デジタル技術とグローバルな視点を取り入れた教育を推進しています。特に本学は実際の製造、建築過程を豊富な設備を使って実際に学ぶことができるという点で非常にユニークかつ貴重な学びができる大学であり、学生たちが未来に向けて産業界に不可欠な、現場の実情がわかり、最新技術も使いこなせる「テクノロジスト」として社会で活躍できる人材を育成することを目指しています。
デジタル技術の進化は、製造業をはじめとする多くの産業において新たな可能性を開きました。AI、IoT、ビッグデータなどの技術は、効率性の向上や新しいビジネスモデルの創出に寄与しています。ものつくり大学では、これらの先端技術をカリキュラムに取り入れ、学生たちが実践的なスキルを習得できる環境を整えています。
また、グローバル化の進展により、国際的な視野を持つことがますます重要になっています。異文化理解や国際協力の能力は、現代のビジネスや社会において不可欠です。ものつくり大学では、海外からの留学生も受け入れ、海外との国際交流活動を通じて、学生たちが世界とつながり、グローバルな視点を養う機会を提供しています。
ものつくり大学はデジタルとグローバル化で激変する環境の中で、日本の産業界が求める「テクノロジスト」人材を輩出してきました。今後も日本の強みである「現場力」をもち、かつデジタル技術を使いこなしてグローバルに活躍できる人材が本学から巣立ってくれることを心より期待しております。

学校法人ものつくり大学理事長 ごあいさつ

土屋 喜久

理事長
土屋 喜久

ワクワクする学生生活を送りたい。その期待に応えます。

ものつくり大学は、開学以来、6つの基本理念を掲げて教育・研究を推進しています
その第一は、「ものづくりに直結する実技・実務教育の重視」です。
この理念こそ、本学の最大の特徴であり、他の大学に類を見ない教育体系とこれを実現できる設備を備えています。その教育の成果は、産業界から高い評価をいただき、5,000名を超える卒業生・修了生は、日本を代表する企業グループや、地域の発展を担う多くの企業において、幅広く活躍しています。
さらに本学が重視するのは、「時代と社会からの要請に適合する教育・研究の重視」です。第一の理念を真に実現するためには、社会の趨勢を見通して、教育内容を不断に見直すことが欠かせません。
DXの進展やAIの活用など、ものづくりは大きな変革の時期を迎えています。本学では、デジタル技術への対応を深めるとともに、多様な社会課題に向き合って解決を目指す人材を育成すべく、リベラルアーツの充実も図ってまいりました。今後も社会の要請に素早く対応して、新時代のものづくり技術教育へと進化させていきます。
そして、体系的な学びに、自らが主体となった体験が加わってこそ、人間性豊かな成長が実現します。本学では、多彩な学生プロジェクトが、学生自らの手で活発に活動を繰り広げています。近年も「NHK学生ロボットコンテスト」や「種子島ロケットコンテスト」、「技能五輪全国大会」などにおいて、多くの賞を受賞するなど、大きな成果を収めています。
ものつくり大学は、自発性・独創性・協調性を尊重する人間性豊かな教育で、ワクワクする学生生活を送りたいという若い皆さんの期待に応えます。 「自らの想いを形にしたい」と思ったあなた。ともに学びましょう。お待ちしています!

ものつくり大学初代総長・本学命名者 梅原猛の言葉

梅原 猛

初代総長
梅原 猛

  • 哲学者
  • 文化勲章受章者

    (2019年1月12日逝去)

ものつくり教育への感慨

日本人は古来からものづくりの達人でした。源流は縄文時代にさかのぼります。縄文土器や土偶、木を材料にした建築及び彫刻技術です。この伝統は稲作文化に伝承され、稲作農業国の中でもとりわけ水準の高い国になりました。
そして明治以後、欧米から工業文明を受け入れるときにふたたび形を変え継承されました。その後、日本はそのひたむきな勤勉さと英知によって、世界に冠たる技術立国に発展しました。ところが近年、この永年にわたり培ってきた伝統が衰退しつつあると言われています。この大学は、このような歴史背景のもとに大きな社会的要請を受け、期待と使命を担って創設するものです。「もの」をつくるということは、青年期における貴重な「体験」であり、「感動」であります。「手は表にあらわれる脳」だとも言われます。「もの」をつくることは、手先ではなく、頭脳の発達と人格の形成の面からも普遍の意義をもちます。この大学は、21世紀の新しい理想に燃えて創る大学です。この理想に共感し、意欲にあふれた学生諸君が全国から入学してくれることを待ち望んでいます。

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