教養教育センター
センターについて
センター長挨拶
2022年4月、ものつくり大学の新しい教養教育がスタート。
3つの科目群で、「本物のものづくり」のための教養を育みます。
皆さんは優れた技術・技能さえあれば、ものづくりができると思っていませんか?実は、本物のものづくりは個人の優れた技術・技能のみでは成し得ません。コミュニケーション能力を高め、そしてものづくりへの誇りと物事に真摯に向き合う心を持つことも非常に大切です。教養教育センターでは、3つの科目群を設け、学生に寄り添い本物のものづくりができる人材を育成します。まず、「ものづくり系科目群」では、専門科目をより深く修得するため、技術・技能に直結する幅広い基礎知識を学びます。次に、「ひとづくり系科目群」では、グループディスカッションやスポーツを通じて、自分の思いをしっかりと伝え、他者の思いを正しく汲み取る力を身につけます。そして、「リベラルアーツ系科目群」では専門分野を超えた社会問題、文化、語学などでの学習を通じて、多面的な角度から物事を考える力を高めます。
より良く成長するためには準備が必要です。その必要な準備のために教職員一丸となって学生の皆さんをサポートします。
さあ皆さん、本物のものづくりを目指してみませんか。
教養教育センター長
澤本武博
目的
教養教育センターは、ものつくり大学の目指す「テクノロジスト」が備えるべき能力を身に付ける教養教育を立案及び実施します。そして、情報メカトロニクス学科と建設学科の垣根を超え、同じ目標である「テクノロジスト」を目指し、ともに切磋琢磨する環境づくりを行います。また、大学院においても「テクノロジスト」に必要な教養教育について検討し提案する予定です。
活動内容
- 教養教育の内容に関する検討及び提案
- 教養教育のカリキュラムの点検、評価、改善及び実施
- 教養教育に関する情報の発信
- 教養教育に関するFSDの立案及び実施
- 教養及び教養教育に関する調査及び研究
- 教養教育に関する産学官との連携、地域との連携
- 教養教育センターの点検、評価及び改善
教養教育センター設置の経緯
本学は、情報メカトロニクス学科と建設学科の2学科から構成されており、これまで各学科でそれぞれの教養教育科目を設け実施してきました。それぞれ、学科の特長を活かした科目を開講しており、これまで多くの専門分野のテクノロジストの育成に貢献してきました。一方で、それぞれお互いの学科のストロングポイントを活かし、ウィークポイントを補えるように、学科の枠を飛び越え両学科共通の教養教育とすることで、相乗効果を生みだそうとする新しい形を検討してきました。本学は2021年に開学20周年を迎え、本学のスローガンでもあります「進化する技・深化する知」を加速度的に効率よく正しく高次元で達成するために必要不可欠な教養教育の充実のための「教養教育センター」を2022年度から新設します。教養教育センターは、両学科に並列した独立組織として技能工芸学部全体の教養教育を担います。さらに、本学の教養教育は大学院までの延長を予定しており、21世紀を支える「テクノロジスト」を育成します。
ものつくり大学の目指す教養教育
梅原猛初代総長が本学教育の柱、教育理念とした「知行合一」にあるように、「理論」と「実践」が車の両輪のように一体化した教育を目指し、両学科共通の教養科目を新設し、これまで以上に進化した「テクノロジスト」を育成します。 また、両学科専門科目との並走により、ピーター・F・ドラッカー氏も提唱したアントレプレナーシップ(自ら新しい何かを生み出せる起業家のような精神をもって行動できる人)の素養を備えた、本学らしい人間教育を展開し「テクノロジスト」を育成します。
教養教育の学びの特長(1)
本学の目指すテクノロジストが備えるべき能力『教養』を培うため、「ものづくり系科目群」、「ひとづくり系科目群」および「リベラルアーツ系科目群」を設け、ものづくりの基本、社会人としての学び、教養を修得します。
本学の目指すテクノロジストが備えるべき能力 =『 教養 』 を培う
ものづくり系科目群
ものづくりの基本習得
- 安全衛生/救命衛生法
- ICT基礎および実習
- 創作実習
- デザイン思考
ひとづくり系科目群
社会人としての学び
- ものつくり・ひとつくり総合講義 A/B
- 社会人基礎力育成講座Ⅰ~Ⅳ
- スポーツ・コミュニケーション
リベラルアーツ系科目群
教養の修得
- 英語
- SDGs ※
- 言語と文化
- 日本文化論
- 文明と社会
- 梅原猛
- Drucker
教養教育の学びの特徴(2)
2年生2クォータの基礎インターンシップ前後で、教養教育を積み上げていきます。前半はスタディスキルの修得を中軸に学びの姿勢を体得、後半は教養を包摂し、リベラルアーツ教育を積み上げていきます。社会人としての学びは、学年の段階を経て積み上げていきます。
教員紹介
教養教育センターの教育・研究を担う教員を紹介します。
教養教育科目紹介
専門科目との相乗効果を生み出す教養教育科目とすべく、基礎課程(1年1Q~2年1Q)における初年次教育、応用課程(2年3Q~3年4Q)におけるキャリア教育、専門研究課程(4年1Q~4Q)における自校教育(梅原猛・Drucker)を3つの科目群から段階的に設置します。
1.ものづくり系科目群
コンピュータリテラシーの素養を身に付ける「ICT基礎および実習Ⅰ・Ⅱ」、社会に存在する様々な課題やニーズをデザインや創作を通じて学ぶ「デザイン思考」「創作実習A・B」、実習やインターンシップにも繋がる「安全衛生」「救命衛生法」の7科目を設置します。
2.ひとづくり系科目群
学生として、さらには生涯を通して必要な学びの姿勢そのものを養う「ものつくり・ひとつくり総合講義A・B」、スポーツ・eスポーツを通じてコミュニケーション力を養う「スポーツコミュニケーション」、前に踏み出す力、考え抜く力、チームで働く力の3つの能力を身に付ける「社会人基礎力育成講座Ⅰ~Ⅳ」の7科目を設置します。
3.リベラルアーツ系科目群
異文化について学びグローバルなテーマを題材とした「英語Ⅰ~Ⅲ」、持続可能な社会への取り組みを、環境問題から社会生活まで多領域にわたり学ぶ「SDGs-A・B」、人文・社会科学の基本的知見を踏まえ、グローバルかつローカルな視点を学ぶ「言語と文化」「文明と社会」「日本文化論」、さらに本学の初代総長で本学の名称を付けられた哲学者の梅原猛の世界観を学ぶ「梅原猛で学ぶ学問と世界」、本学の英語名称を付けられた世界的な経営学者ピーター・F・ドラッカーのマネジメントを学ぶ「Druckerで学ぶマネジメント」の10科目を設置します。
研究・活動
2022.10.11 ものつくり大学教養教育センター特別講演会「テクノロジストのための教養教育 -21世紀を支える『テクノロジスト』を育成し『本物のものづくり』のための教養を培う-」の開催について
2022年度から新たに設置されたものつくり大学教養教育センターが、東京工業大学 リベラルアーツ研究教育院 教授の柳瀬 博一氏をスペシャルゲストに招き、特別講演会「テクノロジストのための教養教育 -21世紀を支える『テクノロジスト』を育成し『本物のものづくり』のための教養を培う-」を開催します。
ぜひ、ご参加ください。
●開催概要
【日時】2022年11月24日(木)13:30~17:00
【受講方法】オンライン
【受講料】無料
【プログラム】
13:30~14:00 開会あいさつ 國分 泰雄(ものつくり大学 学長)
センター概要説明 澤本 武博(ものつくり大学 教養教育センター長)
14:00~15:20 第1部 特別講演「テクノロジスト」のための教養教育
柳瀬 博一氏(東京工業大学 リベラルアーツ研究教育院 教授)
15:40~16:50 第2部 パネルディスカッション「テクノロジストが備えるべき力」
モデレーター 澤本 武博
パネリスト 井坂 康志(ものつくり大学 教養教育センター 教授)
土居 浩(ものつくり大学 教養教育センター 教授)
町田 由徳(ものつくり大学 教養教育センター 准教授)
土井 香乙里(ものつくり大学 教養教育センター 講師)
コメンテーター 柳瀬 博一氏
16:50~17:00 閉会あいさつ 小塚 高史(ものつくり大学 技能工芸学部長)
【申込み方法】
下記の申込みフォームより必要事項をご記入の上、お申し込みください。
https://forms.gle/c4cK3D6wsqFFUfhGA
【埼玉県感染防止チェックリスト】埼玉県感染防止チェックリスト(PDF: 674KB)
2022.07.11 教養教育センター 井坂教授が日本非破壊検査協会のシンポジウムで特別講演を行います
教養教育センター 井坂 康志教授が、2022年8月2日(火)~8月3日(水)に開催される、「第7回コンクリート構造物の非破壊検査シンポジウム」(主催:一般社団法人日本非破壊検査協会)で、特別講演を行います。
シンポジウムのテーマは「持続可能な社会を目指してー非破壊検査の可能性―」とし、ドラッカー学会共同代表である本学の井坂教授が、「ドラッカーで読む コロナ後の知識社会」とした講演を行います。
この特別講演はオンラインにて無料で聴講できますので、ぜひご視聴ください。
【特別講演の概要】
●テーマ:ドラッカーで読む コロナ後の知識社会
●講師:井坂 康志(ものつくり大学教授)
●日時:2022年8月2日(火)13:30~14:30
●開催方法:Zoom(オンライン)
●参加費:無料
-
048-564-3200(代表)
【受付時間】月~金曜日 9:00~17:00
〒361-0038
埼玉県行田市前谷333番地アクセス
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