ものつくり大学 INSTITUTE OF TECHNOLOGISTS

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2022(令和4)年 新年のご挨拶

2022.01.07

新年明けましておめでとうございます。新年を迎えるにあたり、謹んでご挨拶を申し上げます。

本学では、新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策を行いながら、実習授業等、可能な限り対面で授業を行ってきました。
2年間、大きな混乱もなく本学を運営できましたのは、学生や保護者ならびに関係の皆様のご理解とご協力のおかげであると、改めて厚く御礼申し上げます。

さて、本学は昨年11月1日に開学20周年記念式典を無事に開催することができました。
式典において発表した将来ビジョン「IOT VISION COMPASS 2030」の4分野は、本学が2030年までに達成すべき課題です。

1.教育改革の実践
2.研究成果の循環
3.地域連携の加速
4.運営組織の強化

中でも、教育研究の分野における重点目標として次の4項目を実施することといたしました。

●情報のデジタル化、AIの活用等のICT教育、DX等の教育研究の実施
●SDGsを基盤にして起業を可能にする逞しさと気概、そして自ら進んで物事に取り組む進取の精神を持つことのできる教育の実施
●キャリア進化のためのリカレント教育(社会人教育)の実施
●技能を学際的に研究する「技能科学」を深化させ、新しい技能の発掘と技術と技能の連携のために「にゅうものつくり」の考えを
 技能工芸学にあて続け次世代のものづくりの実施

2022年は、いよいよ将来ビジョンを具体化させます。
4月には、総合機械学科から名称変更した「情報メカトロニクス学科」が開設されます。
これは、近年のAIをはじめDX、デジタルツイン等、デジタル技術の目覚ましい進化によって、これまでの製造環境が激変することに由来しています。
そこで、「情報メカトロニクス学科」では、自分たちがものをどのように作るかということから始め、機械工学、電気電子工学等の専門知識に加え、最新の情報技術を活用することで、最先端技術を駆使できるテクノロジストを育成します。

また、2022年度新入生から、新カリキュラムを導入し、学科を横断した全学共通の教養科目を開講します。
新しい教養科目は、ICT基礎やデザイン思考等を学ぶ「教養[基礎]」、SDGsや日本文化を学ぶ「教養[応用]」、本学の初代総長である梅原猛先生や、本学の英語名称の名付け親でもある社会生態学者のピーター・F・ドラッカー先生について学ぶ「教養[専門]」に分かれ、テクノロジストに期待される「教養力」を培うカリキュラムとします。
さらに、全学共通の教養科目の開講と併せ、テクノロジストを目指す学修者の教養力向上を図ることを目的として、新たな教育組織となる「教養教育センター」を設置します。各学科の専門科目と並行して、ピーター・F・ドラッカー先生も提唱された、アントレプレナーシップの素養を備えた本学らしい人間教育を展開します。

『進化する技・深化する知』をブランドスローガンに掲げ、社会から必要とされる『唯一無二の大学』となるため、本学はたゆまず変革を続けてまいります。
本年も、引き続きご支援、ご協力を賜りますよう切にお願い申し上げます。

 

赤松学長2022(令和4年)元旦
ものつくり大学 学長 赤松 明

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