ブリコン2018大会で審査員特別賞を受賞

第9回Japan steel Bridge Competition(ブリコン)2018が,9月11~12日に大阪の摂南大学で開催されました.全国から有名大学20チームが集まりました.本学はデザイン競技1位,載荷競技(構造)1位,プレゼン競技1位の好成績を収めました.架設競技で少し時間をオーバーして失格となり総合優勝を逃しましたが,審査員特別賞を得ることができました.

建設学科4年生のメンバーが設計施工しましたが,総合機械学科の佐藤弘人君(武雄研究室)がレーザー切断加工した特殊な接合部を製作しました.そのため,スレンダーな美観とたわみを抑制したレンティキュラー橋構造を実現することができました.設計,構造解析,材料加工,溶接,塗装および架設計画などの貴重な経験ができて,技術と技能を理解したテクノロジストに成長する機会となりました.

3年生チームも参加して,奮闘しました.来年に期待しています.

架設競技終了後の様子

プレゼン競技の様子

載荷競技の様子

表彰式後の記念撮影

3年生チームも頑張りました!

CFRPを用いた補修補強工法の設計施工指針を発刊

研究室の主要テーマの1つである,CFRPによる鋼橋の補修補強について,各種研究成果をとりまとめて,産官学連携で指針を発刊することとなりました.

来月(7月31日)に土木学会(四ツ谷)で講習会を行い,初めて販売も行います.NEXCO総合技術研究所殿との共同研究成果も盛り込まれており,研究室の学生の努力が少し形になりました.世の中に役立つ研究を行うことで,iOTの存在感を世の中に伝えたいと感じています.

プレートガーダーの曲げ補強確認実験

プレートガーダーのせん断補強確認実験

トラス格点腐食部補修確認実験

鋼短柱の補強効果確認実験

就職内定状況について

研究室の就職内定状況について,本学着任以来の3年分を報告します.

早い人は3月に,4,5月で研究室全員が内々定を頂き,来春の進路も決まりました.これまで3年間の研究室学生の就職先,内定先は以下の通りです.近年,建設業界は人手不足であり,技術者の売り手市場になっています.一部上場企業もしくは大手企業のグループ会社などが多いです.

2019年4月入社予定(現4年生,M2)内定者

施工技術総合研究所(1),五洋建設(1),東洋建設(2),東鉄工業(1),奥村土木(1),大成エンジニアリング(1),日本ファブテック(1),前田道路(1),乃村工藝社(1)

2018年度4月入社(2018年3月卒業)

清水建設(1),西松建設(1),東鉄工業(3),新日本工業(1),日本ファブテック(1),船場(1)

2017年度4月入社(2017年3月卒業)

西武建設(1),東鉄工業(1),小川工業(1),巴コーポレーション(1),大成エンジニアリング(1),大和建築設計(1)

就職ガイダンス(3年生に計15回)

企業研究交流会(12月)

新東名現場見学(10月)

横浜橋梁現場見学(1月)

岩国の錦帯橋を調査

昔,恩師の長井先生や奥井先生らと錦帯橋を見ましたが,以後,20年ぶり位でしょうか?岩国の錦帯橋に来ました。今回は私の副査である早稲田大学名誉教授依田先生が同行され,先生長年の研究など解説付きで、とてもわかりやすく種々のことが理解できました。
また,本学IOT前任の北條先生研究室の卒業制作である,錦帯橋の4mの模型も徴古館で確認してきました。ついでに岩国城や沈下橋も訪れことができました.とても有意義でした.

 

錦帯橋

  

錦帯橋

徴古館の錦帯橋模型(IOT制作)

徴古館の竹筋コンクリート

錦帯橋の実験橋

岩国城

沈下橋

卒業研究の実験が順調に進捗!

2月中旬より現4年生の卒研がスタートしております.よい結果も得られています.関東でも有数の3,000kN試験機があるのでもう,アクセル全開状態です.テーマと簡単な写真を紹介すると,以下の通りです.実験内容と量は全国トップレベルであるといえます.実物大の実験を目の当たりにして,4年生は日に日に成長していることがわかります.このうち,いくつかは11月のJSSCの鋼構造シンポジウム,土木学会の年次講演会,床版シンポジウム,FRPシンポジウム,構造工学シンポジウムで発表します.

2月中旬,SBHS柱の連成座屈実験

3月下旬,高強度緻密モルタルによるRC床版の補修に関する実験

4月中旬,鋼桁のCFRPによるせん断補強実験