2019年8月28日~30日,九州工業大学において,Japan Steel Bridge Competition 2019が開催され,全国から21大学・23チームが参加して競技を行いました.ものつくり大学Aチーム(4年)は,構造部門1位,美観部門1位,総合部門3位を獲得しました.
建設学科の大垣研究室と総合機械学科の武雄研究室のメンバーが協力して,今年度も参加することができました.これも関係各位のご協力のおかげです.成績詳細は以下の通りです.
架設部門:1位:室蘭工大,2位:九州大,3位:山口大
美観部門:1位:ものつくり大A, 2位: 室蘭工大 ,岩手大,京都大
構造部門:1位:ものつくり大A,2位:名城大,3位:室蘭工大
総合部門:1位:室蘭工大 ,2位:名城大,3位:ものつくり大A
審査員特別賞:熊本高専
KABSE賞:ものつくり大B(3年研究室混成チーム),来年期待しています.
次年度は福井大学で開催予定です.
約3か月間かけて学生が自ら,設計,構造解析,材料選定,鋼材の切断,溶接,穴あけ,組立て,載荷試験,架設計画,架設練習を行い,大会に臨みます.
以下は競技内容の説明です.架設部門は最大部材寸法(800mm)の部材を,ボルト接合して4mの鋼製橋梁模型を組立てる架設競技を行います.作業人数が少なく組立てる時間が短いほどポイントが上がります.美観部門は各チームや教員による審査投票のポイントを競います.構造部門は230kgの台車をレール上を移動させる載荷競技を行います.支間中央のたわみの規定値(今回は14mm)に近いほど高いポイントとなります.総合部門は架設競技,載荷競技,美観・デザイン競技,プレゼン競技のポイントから総合順位を競います.
以上の取り組みから,以下の幅広いエンジニアリングを学びます.
1.基本的な工学知識の応用力や問題解決能力
2.品質,安全,工程,コストなどの施工管理能力
3.チームワーク,協調性,およびコミュニケーション能力
4.他大学の取組みを学習することから,設計・製作・架設の技術力