研究内容 (主な卒業研究等)
1.研究方針
- これまでの業務で培った,構造物の設計,鋼・コンクリートやFRP等材料,振動検討,施工管理,維持管理,および防災等の技術に関して,幅広い講義・研究指導を行いたいと考えています.これらを通じて,学生に種々の検討課題に対する技術者の姿勢や情熱を伝え,建設構造分野の仕事に対して夢が持てるように努力したいと考えます.
- 土木鋼構造診断士,溶接施工管理技術者1級,コンクリート主任技士、プレストレストコンクリート技士等公的資格を保有していますので,それらの専門知識を講義に生かします.実構造物の設計・施工事例を交えて,技術士(総合技術監理部門)としてのPM等の知識を取り入れた講義を行い,設計・施工技術の大切さ,素晴らしさを伝えたいと思います.
- 研究活動は関東でも有数の実験設備を活かし,具体的な実証試作と載荷実験を行います.また、非線形解析なども実施し,学生にきめ細かい指導を行いながら取り組みたいと思います.その成果を土木学会,日本鋼構造協会(JSSC),建築学会およびIABSEなどへの論文投稿の指導を行い,技術者意識向上に努めたいと考えています.
2.主な卒業研究
1. ブリコン参加用鋼橋模型の設計,製作
ブリコン(Japan Steel Bridge Competition)に参加するための,鋼製橋梁模型の設計,構造解析,製作,架設計画の指導を行い,知識と技能を兼ね備えたテクノロジストの育成を目指します.
2. 構造物の補修・補強技術に関する開発研究
CFRPによる鋼部材の補修・補強技術,ゴムラテックス等のポリマーセメントを用いた構造の研究,ステンレス鋼合成柱の構造に関する研究,高強度緻密モルタルによる床版補修の研究など,革新的材料を用いた構造物の維持管理分野の研究を行います.
3. 緊急橋梁、FRP橋に関する開発研究
地震、台風、洪水、PKO等の災害時のために防衛省では緊急橋梁を保有していますが、容易に運搬できて組立てられるFRPによる超軽量緊急橋梁の開発研究を行います。
4. 高強度緻密モルタルによるRC床版の延命化
圧縮強度が100N/mm2程度の緻密なモルタルを、RC床版上面増厚工法の材料として検討しています.このような特殊なコンクリート系材料による延命化を研究しています.
5. その他
橋梁の景観デザインと強度に関する研究、足場の幅木高さの風力係数への影響に関する研究、歴史的橋梁調査研究、合成桁の設計法と耐荷力に関する研究、鋼橋の架設工法検討など
3.研究の進め方
橋梁等構造物調査
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分析・課題の抽出
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課題解決策の検討
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関連機関との協議
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研究・技術開発
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