Advances in Structural Engineeringに掲載されました!

2020年度から2022年度まで,本学建設学科特任講師をされていました Ngoc Vinh Pham先生(現ダナン工科大学建築学科講師)が主著者として執筆しました論文”Experimental study on strengthening steel-truss bridge diagonal members using carbon-fibre-reinforced polymer bonding methods”が,Advances in Structural Engineering(IF2.6)に掲載されました.本研究は本学で実施した既発表実験データに対して解析的な知見を展開されたものです.共著者は,Kazuo Ohgaki(ものつくり大学), Takeshi Miyashita(名古屋工業大学) and Ngoc Quang Pham(ダナン工科大学)です.

このように本学で実施した実験成果を含めた内容が,世界に公表されて認知されることは素晴らしいことであると感じています.一緒に頑張った学生さんも喜んで頂けるものと思います.

以下に主な図表を掲載します.

 

ガセットプレート接合部

 

実験供試体形状

 

材料諸元

 

引張載荷試験供試体

 

交番載荷試験供試体

 

CFRP接着工法

 

CFRP施工方法

 

交番載荷方法

 

計測位置図

 

引張載荷試験結果

 

引張荷重と変位の関係

 

斜材断面の平均ひずみ

 

CFRPシート表面の平均ひずみ

 

引張載荷試験の破壊モード

 

交番載荷試験結果

 

交番載荷試験の荷重と変位の履歴曲線

 

交番載荷試験の荷重と変位のピーク包絡線による比較

 

交番載荷試験供試体破壊状況-1

 

交番載荷試験供試体破壊状況-2

 

エナルギーー吸収量

 

引張剛性の比較

 

圧縮剛性の比較

 

JSBC2024において美観部門優勝!

9/11-13に京都大学桂キャンパスで開催されました,Japan Steel Bridge Competition (JSBC)2024において,ものつくり大学Bチーム(3年生とM1)が美観部門で優勝しました.ものつくり大学の美観部門での優勝は2年ぶりになります.この競技は,4mの鋼製橋梁模型を事前に制作し,架設時間などを競う架設部門,重錘を偏載荷(140kgと60kg)させて平均10mmのたわみが高得点となる構造部門,学生や教員による投票で選ばれる美観部門,橋梁模型の特徴などを説明するプレゼン部門,総合的な得点を評価する総合部門からなります.鋼製橋梁模型のデザイン,設計,制作へのこだわりが評価された美観部門優勝は,ものつくり大学らしい受賞なので,とてもよかったです.

また,総合部門の好成績を狙っていたAチーム(4年生)は,実力がありながら,架設競技中にボルトナットを大量に落下させるという不幸に見舞われ,さらに載荷競技でアーチが面外座屈してしまい,変形が大きくなりました.事前の架設練習や載荷試験ではなかったことが生じてしまい,残念ながら表彰されませんでしたが,とてもよい橋を作って健闘いたしました.

本競技に参加して,頑張った学生を誇りに思います.この成長の機会に取り組んだ学生さんは,将来の活躍に繋がるものを得たと確信しています.

 

 

表彰式の様子

 

架設競技Bチーム

 

Bチーム載荷競技

 

Bチームメンバー

 

美観部門に優勝したレンティキュラートラス

 

架設競技Aチーム

 

大量に落としたボルト・ナットを指さすAチームメンバー

 

Aチームのバスケットハンドル型ダブルタイドアーチ

 

アーチが面外座屈して15mmの変形が生じた様子

 

開会式集合写真

 

すべてが終わって橋梁調査1

 

すべてが終わって橋梁調査2