施工総研,NEXCO中日本現場見学会

9月19日の火曜日,施工技術総合研究所の施設見学,および現在NEXCO東日本との共同研究中の鋼床版を下面から補強した試験体の移動輪荷重走行試験を見学しました.

その後, 新東名高速道路 山北事業PR館にて河内川橋(複合アーチ橋)等の建設について説明を受け,現場の案内をしていただきました.昨年度より工事が進捗しており,アーチリブが1/4付近まで張り出している状況を見学させていただきました.

さらに,東名高速道路酒匂川橋(トラス橋)のCFRPシートによる補強工事現場を案内頂き,普段実験供試体に施工しているものが実際の現場で適用されている状況を確認させていただきました.

以上,駆け足で3箇所の見学をさせて頂き,関係各位には大変お世話になりましたことを感謝致します.また,学生さんも大変勉強になったと確信しています.今の3,4年生は入学から新型コロナウイルス対策で,対外的な活動が少なかったことや楽しい思い出づくりができなかったですが,今回,前日から御殿場で合宿研修できましたので,よい思い出になったことと思います.今後の皆様の成長に期待する次第です.

施工総研での見学

 

施工総研での見学

 

河内川橋建設現場見学会

 

河内川橋建設現場

 

河内川橋建設現場見学会

 

酒匂川橋補強工事現場

 

酒匂川橋補強工事現場 CFRPシート補強後の上弦材

 

御殿場での合宿

土木学会年次学術講演会で研究成果を発表

9月14,15日に広島で開催されました土木学会年次学術講演会に以下を発表しました.卒業した学生が社会人の立場で会場の広島に大勢集まって,発表して頂けたことを嬉しく思います.社会人となって成長した皆さんに再会できました.研究論文の内容はトラスのCFRPによる耐震補強5件,鋼床版の下面補強7件,CFRP成形材適用1件,GFRP橋関係2件,弾性合成桁関係2件などです.共同研究先関係の皆さんのご協力に感謝致します.

発表論文一覧

 

全国大会の看板

 

卒業生や共同研究者との懇親会

 

お好み焼き屋さんにて

 

お好み焼き

専門雑誌「橋梁と基礎」に「弾性合成桁橋の設計法」が掲載されました!

専門雑誌「橋梁と基礎」9月号に執筆しました「弾性合成桁橋の設計法」が掲載されました.

 近年,大規模更新等の工事でRC床版の取替えが活発化しており,筆者ら(ものつくり大学・大垣,VINH先生,関西大学・石川教授,大阪工業大学・今川准教授,高田機工・大久保氏)が中心となって,土木学会の活動で連続合成桁の床版取替における設計施工実績や課題をまとめており,弾性合成桁の説明を行っています.このような状況の中で,弾性合成桁のずれ止め挙動を明確にするため,頭付きスタッドの押抜き試験やFEM解析による挙動解明方法を検討し,スタッドのずれ定数についての評価方法とフレキシビリティ定数の関係を提案しています.また,実橋をモデル化した弾性合成桁の理論式とFEM解析が一致することを示したうえで,弾性合成桁の桁端部や中間支点部付近の挙動を解明しています.最後に弾性合成桁橋の設計法について,従来の合成桁橋や非合成桁橋の設計方法との違いを明らかにました.

JSBC2023大会出場

Japan Steel Bridge Competition(以下,JSBC)は,学生が鋼橋模型の製作を通じ,設計・製作に関する知識や協調性,エンジニアリングデザイン能力といった土木技術者に必要とされる能力を養う大会です.第14回となる2023年度大会は,コロナ禍により停滞していた学生交流・技術継承を復活させるべく,9月6~8日にかけて室蘭工業大学で開催されました.北海道での開催は今回が初めてであり,企業展示ブース(15社)や橋梁用鋼材の変遷や鋼橋の架設に関する特別講演会など,様々な催しも実施されました.ものつくり大学から3,4年生の1チームが参加しました.3か月間努力して制作した橋梁模型も大変優れたものであり,チームワークもよく善戦しましたが,残念ながら表彰とはなりませんでした.

ご指導,ご声援,ご協力いただきました各位に感謝いたします.

開会式

 

架設競技

 

載荷競技完了

 

記念撮影

 

記念撮影

 

解体のために移動 光が当たると美しいです.

 

ガッツポーズ よく頑張りました.

 

白鳥大橋

 

白鳥大橋で記念撮影

 

白鳥大橋の夜景