専門雑誌「橋梁と基礎」に「弾性合成桁橋の設計法」が掲載されました!

専門雑誌「橋梁と基礎」9月号に執筆しました「弾性合成桁橋の設計法」が掲載されました.

 近年,大規模更新等の工事でRC床版の取替えが活発化しており,筆者ら(ものつくり大学・大垣,VINH先生,関西大学・石川教授,大阪工業大学・今川准教授,高田機工・大久保氏)が中心となって,土木学会の活動で連続合成桁の床版取替における設計施工実績や課題をまとめており,弾性合成桁の説明を行っています.このような状況の中で,弾性合成桁のずれ止め挙動を明確にするため,頭付きスタッドの押抜き試験やFEM解析による挙動解明方法を検討し,スタッドのずれ定数についての評価方法とフレキシビリティ定数の関係を提案しています.また,実橋をモデル化した弾性合成桁の理論式とFEM解析が一致することを示したうえで,弾性合成桁の桁端部や中間支点部付近の挙動を解明しています.最後に弾性合成桁橋の設計法について,従来の合成桁橋や非合成桁橋の設計方法との違いを明らかにました.