腐食桁の計測に関する研究

鋼桁橋の桁端部において,腐食劣化が進行しているケースが見受けられます.その場合の計測方法について研究を行っています.今回は,大垣が部会長を務めている鋼橋技術研究会 鋼橋の劣化機構検討部会の研究として,実橋で使用されていた腐食桁の一部に対して3Dレーザー計測など各種計測補法を適用して,比較検討を行っています.

関係者がものつくり大学に集まり,ハンディ式の渦電流を用いた板厚計測機ELECTを用いた計測について適用しました.その状況動画は以下のとおりです.

ASCE(米国土木学会)ジャーナルに2度目の論文掲載される!

ASCE(米国土木学会)ジャーナル(建築構造分野も含む)に,特任講師のVINH先生が執筆した2本目の論文「Load-Carrying Capacity of Corroded Gusset Plate Connection and Its Repair Using CFRP Sheets」が掲載されましたことを報告します.この論文はこちらから確認可能です.

 

 

特任講師のVINH先生

内容はトラス橋のガセットプレート腐食部の終局強度とCFRPシートによる補修工法に関する研究内容で,NEXCO総合技術研究所との共同研究内容になります.本実験は本学の3,000kN万能試験機によるものです.

NEXCO総研より,「炭素繊維シートによる鋼構造物の補修・補強工法 設計・施工マニュアル」が令和2年7月に改訂され,これらの研究成果が反映されています.このように共同研究成果が高速リニューアル工事に適用されています.

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