特任助教のシル先生がご退職

2024年3月31日付で,セネガル出身のシル(SYLL AMADOU SAKHIR)先生が退職されました.シル先生は筑波大学で修士課程および博士課程を終えられ,昨年6月に本学特任助教として着任されていましたが,4月より東京工業大学の助教として着任されます.研究室では種々の研究を行っていただきましたことを感謝いたします.本学で多くの実験研究を行われたことやDIANAによる複合構造のFEM解析などの経験は,今後のシル先生の研究者としてのステップアップになったと思います.また,私の共同研究の仕組みの作り方や進め方が参考になったと言っていただきました.4か国語を話せるという能力もあり,学生にとっては貴重な体験であったと思います.お疲れ様でした.今後のご活躍を祈念いたします.

 

送別会で花束贈呈

 

シル先生と大垣の記念写真(顔ちっちゃいですね!8頭身です.)

2023年度卒業式を挙行しました!

今年も卒業式を迎えました.研究室からは修士1名,学部生9名が巣立っていきました.研究成果も素晴らしく,NEXCO東日本との鋼床版橋下面補強の共同研究が一定の成果を挙げたことで学長特別表彰を得ることもできました.また,JSBC(ブリコン)での学生さんの活躍も素晴らしかったです.全員,一流企業に就職することとなりますが,皆さんの将来の活躍を期待しています.一流の技術者目指して努力してください.これからが大切です.

 

卒業式・修了式

 

学長特別表彰を受ける安田翼(修士修了)君

 

学位記授与後

 

学位記授与後研究室全体写真

 

実験室にて最後の集合写真

 

正門にて

 

実験室の動画

実験室で作業や載荷試験を行っている際の動画を撮影いたしました.以下のQRコードからご視聴いただけます.オープンキャンパスに来れなくてもある程度わかるような動画を増やして,ものづくり教育の素晴らしさを後世に伝えたいと思います.協力頂きました研究室の皆さんに感謝いたします.

 

鋼床版橋の下面補強共同研究で感謝状

鋼床版橋の下面補強に関する開発研究は,4年半前にNEXCO東日本関東支社の研究公募に応募して採択を受け,4年間の共同研究を行いました.このほど同社から,一定の成果を得たとの理由で感謝状を頂きました.大変喜ばしいことであります.今後,実橋の試験施工で残された課題が整理されて,社会に役立つ技術として確立されることを期待します.

昨年大学院を卒業した渡邊健也さん,M2の安田翼さん,また多くの研究室メンバーや卒業生の努力の賜物と思っています.また,本共同研究では,日鉄ケミカル&マテリアル,太平洋マテリアル,ADEKA,フクビ化学,および施工技術総合研究所等の関係者方々の多大なるご協力を頂きました.本感謝状はその成果だと考えています.ありがとうございました.

 

NEXCO東日本から感謝状を授与された時の関係者の皆さん

 

M2安田翼さんが本学を代表して授与されました.

 

M2安田翼さん,4年小林駿さん,宇津味泰成さんの記念写真

 

本研究共同に関するシンポジウム等の発表論文(土木学会年次講演会を除く)

  • 赤江信哉,石田学,大垣賀津雄,Pham Ngoc Vinh,藤田直博,紫桃孝一郎:鋼床版橋Uリブにおける軽量樹脂モルタル充填施工と補強効果に関する研究,土木学会第12回道路橋床版シンポジウム論文集,2022年10月
  • 安田翼,大垣賀津雄,Pham Ngoc Vinh,秀熊祐哉,櫻井俊太,紫桃孝一郎:鋼床版Uリブ溶接部補強のためのCFRP 成形材接着部の疲労強度確認試験,土木学会第12回道路橋床版シンポジウム論文集,2022年10月
  • 櫻井俊太,大垣賀津雄,Pham Ngoc Vinh,秀熊佑哉,紫桃孝一郎:鋼床版橋下面からのCFRP成形材による補強に関する施工試験と解析の比較,土木学会第12回道路橋床版シンポジウム論文集,2022年10月
  • 渡邊健也,大垣賀津雄,Pham Ngoc Vinh,秀熊佑哉,石田学,紫桃孝一郎:鋼床版橋下面からのCFRP成形材および軽量樹脂モルタルによる補強効果に関する研究,土木学会第12回道路橋床版シンポジウム論文集,2022年10月
  • 石田学,大垣賀津雄,赤江信哉,鈴木永之,Pham Ngoc Vinh:軽量樹脂モルタルを充填した鋼床版Uリブ部の定点載荷実験,土木学会第15回複合・合成構造の活用に関するシンポジウム講演集,2023年11月
  • 赤江信哉,大垣賀津雄,石田学,鈴木永之,Pham Ngoc Vinh:供用下を想定した軽量樹脂モルタルの鋼床版 Uリブへの充填施工試験,土木学会第15回複合・合成構造の活用に関するシンポジウム講演集,2023年 11月
  • 渡邊健也,大垣賀津雄,赤江信哉,石田学,鈴木永之,高鍋雅則:鋼床版Uリブ内への樹脂モルタル充填施工における品質検査法に関する研究,土木学会第15回複合・合成構造の活用に関するシンポジウム講演集,2023年 11月
  • 櫻井俊太,大垣賀津雄,秀熊佑哉,鈴木永之,Pham Ngoc Vinh,安田翼:鋼床版Uリブ間を補強したCFRP成形材接着部の振動疲労実験,土木学会第15回複合・合成構造の活用に関するシンポジウム講演集,2023年 11月
  • 安田翼,大垣賀津雄,秀熊祐哉,石田学,鈴木永之, Pham Ngoc Vinh:鋼床版下面からの樹脂モルタルとCFRP成形材 による補強効果確認実験,土木学会第15回複合・合成構造の活用に関するシンポジウム講演集,2023年 11月

香港の橋梁調査

2月下旬に研究室4年生と一緒に香港に橋梁調査に行きました.卒業研修を兼ねています.

ご存じの通り,香港の新空港建設時期にいくつかの長大橋を建設しています.ボートをチャーターして見学しました.また,ビクトリアピークや夜市などを見学して,学生さんも大変勉強になったと確信しています.計画から実施まで大変ですが,このような機会を得られたことは,皆さんのお陰であると感謝しています.

 

汲水門大橋(Kap Shui Mun Bridge)は香港にある斜張橋で汲水門海峡を隔てて,ランタオ島(大嶼山)と馬湾島を結んでいます.全長820m,最大支間長430mで道路と鉄道を併用する斜張橋としては有数の規模となります.香港国際空港の開港直前である1997年に開通し,その年の土木学会田中賞を受賞しています.熊谷組(香港)・前田建設工業・横河ブリッジ・日立造船の4社によるJVが施工しました.

本橋は2層構造になっており,上層部は片側3車線の道路,下層部は箱桁の中に2つの鉄道路(エアポートエクスプレスと地下鉄東涌線)と2車線の保守用道路が設けられています.昔,IABSE国際会議のポストツアーで現地見学に参加しました.

 

汲水門大橋全景

 

汲水門大橋は鋼コンクリート複合構造です.

 

青馬大橋(Tsing Ma Bridge)は香港国際空港の開業に合わせて1997年に建設された吊橋です.青衣島と馬湾島を結び全長2,160m,最大支間長1,377mで2層構造になっており,世界一長い道路鉄道併用橋として知られています.本橋も上記同様の2層構造になっています.昔,IABSE国際会議のポストツアーで地組立ての現地見学に参加しました.

 

青馬大橋全景

 

側径間は短く,桁を吊っていません

 

汀九橋(Ting Kau Bridge)は九龍半島新界地区の汀九と青衣島を結ぶ世界初の3塔の4径間斜張橋です.1998年の開通で全長1,177m,2 つの主要スパンはそれぞれ 448 mと 475mの長さで,アプローチ道路を含むと全長は 1,875 mになります.

橋はドイツのSchlaich Bergermann & Partnerによって設計されました.

 

汀九橋全景 4径間斜張橋です.

 

中央主塔から最上段のケーブルは太くて側主塔付近で定着しています.

 

主塔の下部工から面外に横梁を出してケーブルで菱形にして橋軸直角方向の剛性を高めています.このようなケーブルの使い方は合理性も感じています.

 

 

昂船洲大橋(Stonecutters Bridge)は青衣島から昂船洲を通って九龍半島に繋がる斜張橋で2009年に完成しました.全長1,596m(中央径間1,018m・側径間289m)で,水面から橋上までの高さが73.5m,主塔の高さは298mあります.主塔はコンクリートですが上部のケーブル定着部はステンレス構造になっています.施工は前田建設工業・日立造船・横河ブリッジ・新昌の4社によるJVです.

昂船洲大橋全景

 

昂船洲大橋は上下線の間に空間を設けています.

 

船旅も思い出に残るものですね.

 

すぐに調子に乗ってしまいます.

 

九龍TST船着き場近くの旧九龍駅舎跡の時計塔

 

夜市にて

 

ビクトリアピークの旧ケーブルカー前にて

 

ビクトリアピークの展望台にて

 

ビクトリアピーク 100万ドルの夜景