4月21日,国際ロータリークラブ第2570地区 2024-2025年度研修・協議会が,ものつくり大学にて開催されました.行田市長の行田邦子様からの祝辞の後,本学を代表して祝辞を述べました.その後、立派な盾の感謝状を頂きました。
第2570地区所属のロータリークラブは以下をご参照ください.
事務所一覧
開会の様子
会場の様子
祝辞を述べている様子
感謝状授与の様子
感謝状
祝辞の内容
只今ご紹介いただきました、ものつくり大学で技能工芸学部長を務めております大垣賀津雄です。
本日は、国際ロータリー第2570地区の2024-25年度、地区研修・協議会を、本学で開催されますことに、ものつくり大学を代表して、お祝いを申し上げます。
また、この7月からの2024-25年度では、この行田市の行田さくらロータリークラブの五十幡様がガバナーをなさられるとのこと、重ねてお祝い申し上げます。
ものつくり大学は2001年4月に、ここ行田の地で開学しましたが、それから間もなく、行田さくらロータリークラブの細井様、以前にガバナーをなさられていると伺っておりますが、そのお声がけで「ものつくり大学さくら奨学金」を設けていただき、本学の有意な学生の育成に、継続して大きな力を貸していただいておりますことに、感謝申し上げております。
更に、本学でも近年は留学生を数多く迎えており、その留学生にも「ロータリー米山奨学会」より奨学金をいただく機会を与えていただいており、現在、3人の奨学生を育てていただいております。ありがとうございます。卒業した米山の奨学生は、いずれも国内の企業に就職していますが、近い将来、日本と彼らの母国、あるいは国際社会との懸け橋となる人材になると期待しています。
そして、本日参加されている方々を初めとして、多くの県内の企業の皆様には、インターンシップや就職、そして非常勤講師の派遣などを通じて、本学の教育・研究に多面的にご支援を頂き、開学以来すでに24年が経過していて、多くの皆様とのご縁を感じているところです。
ここで、せっかくの機会を頂いているので、本学の特色と近況を一言述べさせていただきたいと思います。ご存知の方もおられることとは思いますが、ものつくり大学の特色は現場で、現物に即して、よりよいものづくりにまい進することにあります。そのために初代総長の梅原猛先生が「ものつくり大学」と名付け、ピーター・F・ドラッカー先生が「Institute of Technologists」と英名を付けられたという経緯があります。
既に卒業生は約4000人にになりますが、様々な分野で活躍し始めておりますし、現在の学生たちの中でも、今年の秋にはフランスのリヨンで開かれる技能五輪国際大会に、造園部門で1人、コンクリート施工部門で2人が、日本の代表としていくことを予定しており、大学として、あるいはクラウドファンディングなどを利用して応援しているところです。
また、本日、この体育館の後ろの方に少し場所を頂いているのは、今年のNHK学生ロボットコンテストに向けてビデオ審査のための準備をしている次第です。少し狭くなりましたことをお詫びい致します。本学のロボコンPJは過去23年間で14回NHKロボコン本戦出場を果たしており、強豪校の仲間入りさせていただいています。
2つの学科は、製造業系と建設業系ではありますが、近年のAIなどの発展を踏まえて、情報系の分野を取り入れたカリキュラムの発展の形を目指しており、より社会のニーズに応えるものづくりの人材の輩出を目指しています。
今後とも、国際ロータリー第2570地区からの入学者を受入れ、そして地元に定着して活躍する人材を育てます。一方で、地域から世界に羽ばたき、新しい時代を創る人材の輩出を、本学と共に応援していただきたいと願っております。
本日は、研修・協議会の開催おめでとうございます。