宇宙開発研究プロジェクト「MAXS」
「宇宙開発研究プロジェクト」は2015年に設立されたプロジェクトです。
直径2cm、長さ25cmの小型ロケットを設計・製作するために、製作環境を整備するところからスタートしました。ロケットの構造や整備、制御、運用体制などをメンバーが自ら学び、毎年ロケットコンテストに出場しています。
ロケットや小型人工衛星、探査機の開発計画・設計・製作を、燃焼系、機体系、伝送系、分離系の4班に分かれ、打ち上げまで約5カ月の期間をかけて準備を進めます。当日の天候や風向きなどの条件をシミュレーションしたり、安全管理に基づいた打ち上げ時の人員配置なども検討します。また、打ち上げが終了してからは、飛行経路のデータ解析や検証などを約3カ月行い、次の開発へとつなげていきます。技術面だけでなく、さまざまな側面から成功するための要因を考え、一つひとつを達成することで成立するプロジェクトです。
活動内容
毎年夏に秋田県で行われる「能代宇宙イベント」、3月に行われる「種子島ロケットコンテスト」に参加しています。
競技の方法は、例えば、自分たちで設計・製作したモデルロケットを指定された高度に正確に打ち上げ、正確に着地させ回収することなどです。その他、GPS、マイコンなどを積み込んだロボットを使い、上空200mの気球から目標点を目指すカムバックコンペという競技もあります。
「能代宇宙イベント」で打ち上げた大型ロケット。手前は小型ロケット。頭部のノーズコーンは3Dプリンター、羽の部分はレーザー加工機で制作。筐体は紙製で、外装は実際のロケットと同じFRP(繊維強化プラスチック)素材を使用。すべてプロジェクトのメンバーで設計・製作しています。
「種子島ロケットコンテスト」実績
2015年度 | プロダクト賞(三菱重工賞) | |
2016年度 | 奨励賞(種子島宇宙センター所長賞)、ベストプレゼン賞(コスモテック賞) | |
2017年度 | 安全賞(日本エア・リキード賞) | |
2018年度 | 高度部門 準優勝 | |
2019年度 | 大会中止(新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため) | |
2020年度 | オンラインのプレゼンコンテストとして開催 ロケット部門 1位、3位、4位、6位、 Can Sat部門 3位 |
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2021年度 | オンラインのプレゼンコンテストとして開催 ロケット部門 種目① 1位、種目② 1位、種目③ 4位、5位、種目④ 2位、3位 |
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2022年度 | 高度部門 優勝、ベストデザイン賞(川崎重工賞) | |
2023年度 | ロケット部門ペイロード有翼滞空種目 準優勝、ベストプレゼン賞(IHIエアロスペース賞)、ロケット部門高度種目 3位 |
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