ものつくり大学 INSTITUTE OF TECHNOLOGISTS

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都市・建築コース

鉄筋コンクリートや鉄骨構造の特性や構造性能、維持管理技術などを学ぶ

イギリスの産業革命が契機となり創出された新建材の鉄と鉄筋コンクリート。生産技術の進化により、世界で初めて18世紀後期に鋳鉄製アーチ橋が実現化し、さらに19世紀後期には鉄筋コンクリート造の建物も出現しました。これら新建材の特徴は自由な造形美と広い空間の確保に加え、災害にも強いという特性がありますが、正に都市を構成する建築物・構造物の主流となっています。当コースでは実践的な授業を通して専門的な技術・技能と知識を修得することで、都市・建築のスペシャリストとして、大規模な集合住宅・商業施設・公共建築や医療・学校建築のほか、社会基盤となるインフラ構造物の建設事業や都市計画などにも従事できるテクノロジストを育成していきます。

ピックアップカリキュラム

鋼構造物応用および実習

システム建築鉄骨の施工を行う授業です。実習場の空間がいっぱいになる程の実寸鋼製部材を組立てて、2階建て倉庫モデルのシステム建築鉄骨を施工します。 第3Qで組上げたシステム建築鉄骨に、第4Qで鋼製の専門家に指導してもらいます。

仕上基礎および実習

RC構造に関する総合実習で、公園や駅に設置して喜ばれるような遊具やモニュメントを製作します。製作を通して各種図面や施工計画の重要性などを認識するとともに、図面と施工との関わりについて学びます。また、目的に応じた仕上の選択、 施工を行い、RC造を総合的に理解します。

RC構造物応用および実習Ⅰ

「RC構造物応用」では、RC構造物の建設を行います。建設に関連する測量、鉄筋および型枠組立、コンクリート打設、養生などの施工中に起こる諸問題点について学びます。またRC構造物の品質を管理するという観点から、現場での安全性、経済性、環境問題などの総合的な見地で実務的な対応法を学び、RC構造物について知識を深めます。

「RC構造物診断」では、コンクリート構造物の適切な維持保全に関する調査・診断および補修などに関る技術者として、必要な専門知識の理解と実務に応用する基礎的な能力を習得します。具体的には、コンクリート構造物の破壊検査・微破壊検査・非破壊検査の診断技術を学び、その診断結果から補修・メンテナンスの方法を考察します。

RC構造物応用および実習Ⅱ

実大の鉄筋コンクリート梁(RC梁)を設計・施工して載荷実験を行い、設計通りに破壊したかどうかを検証して発表します。いわば、1年生から学んできた鉄筋コンクリートに関する知識や技術を総動員させて、一気通貫で行う実習です。

曲げ降伏型とせん断破壊型の RC 梁2体を設計し、鉄筋組立、型枠製作、コンクリート打設という工程を経て試験体が完成します。出来上がった試験体について二点載荷実験を行い、実験結果をレポートにまとめます。授業のまとめは、口頭発表形式のスライドプレゼンです。先生や学生、みんなの前で発表するのはとても緊張するようですが、ここに至るまでの大変さはみんな一緒なので、真剣な眼差しで友達の発表に耳を傾けます。

建築設備および実習

近年、地球温暖化防止のためCO2削減が喫近の課題となっています。日本の全CO2排出量のうち約1/3 は住宅や業務ビルの建設・補修、運用に関わるもので占められていることを知っていますか? この CO2 を削減するために様々な技術を開発しているのが建築設備という分野です。この授業では、そのような地球がおかれた現状と、わたしたち人間がどう向きあうべきかをまじめに考えながら、空調設備や給排水衛生設備、電気設備についての実習を行います。

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