ものつくり大学 INSTITUTE OF TECHNOLOGISTS

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木造建築コース

社寺建築伝統様式や伝統構法、最先端の現代木造建築技術などを学ぶ

古代から現代まで脈々と受け継がれてきた木造建築技術。それは伝統構法をはじめとし、木造軸組構法や枠組壁工法のほか、耐震面にも優れた新構法、そして近年では大規模な都市木造を可能とするハイブリット構法などが創出されています。このように、木を活かした建築は今後さらなる発展が見込まれていますが、当コースでは実践的な授業を通して専門的な技術・技能と知識を修得することで、木造建築のスペシャリストとして、戸建住宅・木造集合住宅・大規模な木造公共建築や社寺建築のほか、現代まで継承されてきた歴史的建造物の保存修理事業などにも従事できるテクノロジストを育成していきます。

ピックアップカリキュラム

木造基礎および実習

建設学科では、入学時に全員がノミ、カンナ、ノコギリといった木工手工具を購入します。
木造基礎および実習では、刃物(ノミとカンナ)の研磨からはじめ、まずは自分の道具を実習で使える状態にします。特に、カンナは、二枚の刃を研磨し終わったら、木製の台を仕上げ削り用に調整し、厚さ 0.02 ミリのカンナ屑(くず)を出せるようにまでします。

この試し削りの時は、マイクロメータを使って実際にカンナ屑の厚さを計測するので、 テスト材を削っては台を調整、削っては再調整・・ということで、学生が盛り上がります。

2Q 以降は、研磨した道具を使って、木材加工の基礎的な課題を製作していきます

木造応用および実習Ⅰ, Ⅱ

基礎インターンシップを修了した 2 年次後半に開講される木造建築系の実習授業です。木造軸組工法による住宅の基礎的な設計監理と施工技術、生産プロセスを理解し、管理技術の基本を修得することが目標です。

「木造軸組工法」による小規模「木造住宅」の「軸組構造」の設計施工・・・なにやら似たような言葉が並び難解にみえると思いますが、木造住宅には、主に木造軸組工法(在来工法)や「伝統工法」などの工法があります。この実習では、木造軸組工法とはどんなものなのか?伝統工法って何?といった疑問を、原寸大の住宅を建てながら学びます。

木質構造および実験

木造建築コースでは、3年次の専門科目として、木質構造の強さを学ぶ実験と、 木質系の架構体をチームでデザインして製作する実習があります。

建築を学ぶ理工系大学において、RC(鉄筋コンクリート)や鉄の破壊実験を行う授業はよく見かけますが、木質材を使った試験体の強度を測定する破壊実験を行えるところが、ものつくり大学の特徴の一つです。

木造応用および実習

2Q~4Q の期間をかけて、およそ15 人のチームを編成し、チーム毎に1棟ずつ東屋を製作します。一級技能士(建築大工職種)の資格を持つ非常勤講師が各チームを指導してくださり、柱四方転び・反り隅木入母屋造りの東屋の軸部の墨付け・刻み・組立を行います。

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