ものつくり大学 INSTITUTE OF TECHNOLOGISTS

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大学案内

設立趣旨・理念・ポリシー・ビジョン

設立趣旨 基本理念 3つのポリシー

IOT Vision Compass 2030

ものつくり大学の設立趣旨

ものつくり大学は、基本的技能と「ものつくり魂」を基盤に据え、そこに科学・技術の知識とマネジメント能力を加え、新時代を切り拓く感性と倫理観を備えた人材の育成を目指しています。ここでは実学を重視し、従来のように理論から入るのではなく、まず現実にものに接し、ものの命を体感、体得し、そこから問題を発見し、自らその解決方法を見出し、自ら企画して製作するというプロセスを大切にしています。そのため、従来の理工科系大学とは全く発想を変え、多くの実習の科目と長期間のインターンシップがあります。学生諸君には厳しい研鑚・努力が求められますが、きっと将来、大きな意味をもつと思います。 このようにして、「ものつくり」を通して、自己実現できるパイオニアを育成する。それが、ものつくり大学です。

  • わが国の繁栄はものづくりを基盤とした産業の発展にかかっています。そのためには、これからの21世紀を担う若者が、情熱と理想を持ってものづくりに取り組める教育環境をさらに整備拡大していく必要があります。
  • 技能と科学・技術・経済・芸術・環境とを連結する教育・研究の重視
  • 「ものつくり大学」は、ものづくりの「技」と「心」をあわせもつ有為な人材を育成して、ものづくり産業の発展を目指す主旨から、国や産業界の支援を受けて設立されます。「モノ」と「ヒト」の両方の意味を「もの」という言葉にこめ、「ものづくりはひとづくりである」という建学の精神に基づき、「ものつくり大学」と命名しました。
  • 従来の理工系大学は実技よりも学理の追究に重きを置く風潮がありましたが、本大学では「ものつくり」の原点に立ち戻り、科学技術創造立国を支えるバランスのとれた実技・実務教育を実践してまいります。21世紀には、広範な視点を総合した高度な技能を修得することが不可欠となっていきます。本学では従来の技能と区別して「技能工芸」と称する理念を新たに掲げ、学部名にも取り入れ、新しい学問分野として育てていきます。技能性、科学性、技術性および経済性、ひいては芸術性、環境性を兼ね備えたものづくりを標榜してまいります。
  • 本大学では、このような高度の技能技術を追究する専門職業人を「テクノロジスト」と呼びならわし、テクノロジストの育成を通して、新しい価値観を創造するものづくりと産業の進展に貢献していきます。同時に、わが国ばかりではなく世界に視野を広げ、人類・社会の繁栄に寄与できる独創的な技能・科学・技術の発展を目指してまいります。

基本理念

  1. ものづくりに直結する実技・実務教育の重視
  2. 技能と科学・技術・経済・芸術・環境とを連結する教育・研究の重視
  3. 時代と社会からの要請に適合する教育・研究の重視
  4. 自発性・独創性・協調性をもった人間性豊かな教育の重視
  5. ものづくり現場での統率力や起業力を養うマネジメント教育の重視
  6. 技能・科学技術・社会経済のグローバル化に対応できる国際性の重視

3つのポリシー

技能工芸学部

【ディプロマ・ポリシー】 (学位授与の方針)
本学は建学の基本理念に則り、ものづくりに対する社会的評価の向上と世界に貢献することを使命とし、高度なものづくりに対応できる基礎学力と専門的知識および高度な技能技術を持ち合わせたテクノロジストを育成し社会に輩出することを目的にしている。特に、本学を卒業するテクノロジストには、ものづくりへの誇りと真摯さを身につけ、自らに一流の仕事を要求し、常に基準を高く定め、ものづくりにアプローチすることが期待されている。 そのためにテクノロジストとして必要な基礎学力、専門的知識、技術技能に合わせ、以下の能力を身につけ、卒業要件を満たした者に学位(技能工芸学)を授与する。
  1. ものづくりを実践することから得られる創意工夫する力(現場力)
  2. 課題を見出しチームで協力したり、リーダーとなって解決する力(課題設定・解決力、マネジメント力)
  3. 困難に向き合い乗り越える力(耐力、胆力)
  4. 異文化など多様性を受容、尊重でき、科学技術、社会経済のグローバル化に対応できる力(協調力)
  5. 価値観の異なる相手とも双方向で真摯に学び合える力(コミュニケーション力)
【カリキュラム・ポリシー】
本学の「基本理念」と「ディプロマ・ポリシー」に掲げる、高度なものづくりに対応できるテクノロジストを育成するため、技能工芸学部では以下の方針に基づいてカリキュラムを編成する。
  1. 入学から卒業までの教育課程を三段階に分け、4 学期制(quarter 制度)の下で1年1学期から 2 年 2 学期までを「基礎課程」、2 年 3 学期から3 年 4 学期までを「応用課程」、そして 4 年 1 学期から 4 年 4 学期までを「専門研究課程」とし、各学科において段階的に高度な実践力が身に付く科目配当とする。
  2. 基礎課程では基礎的な専門知識を学び、基礎インターンシップにて実務を体験し、応用課程では創意工夫が行える総合的な実践力を修得し、専門研究課程では卒業研究により即戦力として社会に貢献できる技術・技能を養うものとする。詳細は各学科が定めるカリキュラム・ポリシーや各専門コースのエデュケーショナル・ポリシーを基軸に、カリキュラムを編成する。
  3. 上掲の基礎課程から専門研究課程の段階を通じ、本学が標榜するテクノロジスト育成に必要不可欠となる教養科目もカリキュラムに配当する。基礎課程の初年次教育に始まり、応用課程では人文・社会科学さらに自然科学を学び、専門研究課程では本学設立に寄与した梅原猛とピーター・ドラッカーの思想的営為を理解することで、社会に巣立つテクノロジストとしての社会性・倫理性を身に付ける。
【アドミッション・ポリシー】(入学者受入れ方針)受験案内はこちら

ものつくり大学は、大学の基本理念に則り、高度なものづくりに対応できる専門的知識および技能技術を併せ持った「テクノロジスト」を育成します。 科学技術創造立国を支えるテクノロジストを目指して、専門的知識および技能技術の習得に真摯に向き合うとともに、ものづくりへの情熱と誇りを持ち、自身の資質や多様な能力を向上させようとする強い意欲を持つ者の入学を期待しています。

求める学生像

  1. 本学で学ぶ強い意思を持ち、積極的にものづくりに取り組める者
  2. 仲間と協力し、チームで課題に取り組める者
  3. 知識や技能技術の習得に真摯に向き合い、自ら考え自身の能力向上に努められる者
  4. グローバル化する社会や科学技術に関心を持ち、異文化など多様性の受容に努められる者
  5. 価値観の異なる相手ともコミュニケーションを図り、互いの理解を深めながら学ぶ意欲のある者

入学までに身につけておくべき能力

  • 基礎学力として高等学校等で様々な教科を幅広く学習していること
  • 専門的知識および技能技術を学ぶ上で、理数系科目の基礎知識を身につけていること
  • ものづくり現場で必要となるコミュニケーション能力の向上のため、表現力の基礎となる国語の素養を身につけていること
  • グローバル化する社会や科学技術を理解するため、英語の素養を身につけていること

選抜方法および評価方法

ものつくり大学では、高等学校等で習得した基礎知識(数学、英語、国語、理科)、「学力の3要素」(※)、ものづくり分野での実績やものづくりへの熱意等を多角的に評価するため、多様な入試制度を用意しています。
大学入学共通テスト、個別学力検査、志願理由書や調査書などの出願書類、面接・口頭試問、小論文などを組み合わせて能力や資質を総合的に評価します。志願理由書や調査書等の出願書類では、思考力、表現力や主体性などを評価します。
以上の選抜方法で能力や資質を各入試により異なる比重で評価します。評価項目については、各試験に反映されています。

※「学力の3要素」とは、(1)知識・技能、(2)思考力・判断力・表現力等の能力、(3)主体性を持って多様な人と協働して学ぶ態度

入試制度

  1. 学校推薦型選抜
  2. 学校長の推薦を踏まえ、面接・口頭試問及び出願書類に基づき、学力の3要素とものづくりへの熱意やテクノロジストとしての資質を総合的に評価します。

    【評価方法】

    ●指定校推薦入試:面接・口頭試問(50点)、出願書類(10点)、推薦書参考

    ●推薦スカラシップ入試(指定校制):面接・口頭試問(50点)、出願書類(10点)、推薦書参考

    ●推薦入試(公募制):面接・口頭試問(50点)、出願書類(10点)、推薦書参考


  3. 総合型選抜
  4. 各入学試験の趣旨に鑑み、入学志願者の能力・適性、学習に対する意欲、目的意識、ものづくりへの熱意や実績等を総合的に評価します。

    ●高大接続入試:
    面接・口頭試問、レポート、出願書類及び課題に基づき、学力の3要素とものづくりへの熱意やテクノロジストとしての資質を総合的に評価します。
    【評価方法】面接・口頭試問(50点)、レポート(20点)、出願書類(10点)、課題(適性検査)
    ●自己推薦入試:
    面接・口頭試問及び出願書類に基づき、学力の3要素とものづくりへの熱意やテクノロジストとしての資質を総合的に評価します。
    【評価方法】面接・口頭試問(50点)、出願書類(20点)
    ●ものづくり特待生入試:
    ものづくりの実績、面接・口頭試問及び出願書類に基づき、学力の3要素とものづくりへの熱意やテクノロジストとしての資質を総合的に評価します。
    【評価方法】ものづくりの実績、面接・口頭試問(50点)、出願書類(10点)
    ●女子スカラシップ入試:
    産業界から理系女子が求められている社会背景から、本学では、内閣府男女共同参画局が推進する「理工チャレンジ」に賛同し女子生徒の進学を支援します。面接・口頭試問及び出願書類に基づき、学力の3要素とものづくりへの熱意やテクノロジストとしての資質を総合的に評価します。
    【評価方法】面接・口頭試問(50点)、出願書類(10点)
    ●情報スカラシップ入試:
    内閣府が推進する「AI戦略」を踏まえ、AI人材育成に取り組むべく情報に関連する資格取得者を対象に面接・口頭試問及び出願書類に基づき、学力の3要素とものづくりへの熱意やテクノロジストとしての資質を総合的に評価します。
    【評価方法】面接・口頭試問(50点)、出願書類(10点)
    ●教養スカラシップ入試:
    文部科学省が推進する英語4技能や技能工芸学を学ぶ上で必要となる数学、国語の素養に関わる資格取得者を対象に面接・口頭試問及び出願書類に基づき、学力の3要素とものづくりへの熱意やテクノロジストとしての資質を総合的に評価します。
    【評価方法】面接・口頭試問(50点)、出願書類(10点)

  5. 一般選抜
  6. 本学独自の学力試験の成績と出願書類に基づき、技能工芸学部で学ぶための基礎学力と学力の3要素を総合的に評価します。

    【評価方法】

    ●学力特待生入試: 個別学力検査(国語、数学、英語)(300点)、出願書類(5点)

    ●数学特待生入試: 個別学力検査(数学)(100点)、面接・口頭試問(25点)、出願書類(5点)

    ●一般入試A日程、B日程【A方式:2教科選択型】: 個別学力検査(国語、数学、英語から2教科)(200点)、出願書類(5点)

    ●一般入試B日程【B方式:英検・GTEC利用型】: 個別学力検査(数学)(100点)、英語外部試験(100点換算)、出願書類(5点)

    ●一般入試C日程: 個別学力検査(数学)(100点)、面接・口頭試問(25点)、出願書類(5点)

    ●小論文面接入試: 個別学力検査(小論文)(20点)、面接・口頭試問(50点)、出願書類(10点)


  7. 共通テスト利用試験(募集区分:一般選抜)
  8. 大学入学共通テストの成績と出願書類に基づき、技能工芸学部で学ぶための基礎学力と学力の3要素を総合的に評価します。

    【評価方法】

    ●共通テスト特待生入試【A方式:3教科型】: 大学入学共通テスト(数学、理科、英語の3教科)(300点)、出願書類(5点)

    ●共通テスト特待生入試【B方式:数理型】: 大学入学共通テスト(数学、理科の2教科)(300点)、出願書類(5点)

    ●共通テスト利用入試: 大学入学共通テスト(数学、理科、英語から2教科)(200点)、出願書類(5点)


  9. 専門学科・総合学科特別入試
  10. 高等学校で学んだ専門教育を踏まえ、面接・口頭試問及び出願書類に基づき、学力の3要素とものづくりへの熱意やテクノロジストとしての資質を総合的に評価します。

    【評価方法】面接・口頭試問(50点)、出願書類(10点)


  11. 特別選抜
  12. ●社会人入試:
    社会人としての実績を踏まえ、面接及び出願書類に基づき、ものづくりへの熱意やテクノロジストとしての資質を総合的に評価します。
    【評価方法】面接試験(40点)
    ●帰国子女入試:
    海外での経験や身に付けた知識・能力を踏まえ、面接及び出願書類に基づき、ものづくりへの熱意やテクノロジストとしての資質を総合的に評価します。
    【評価方法】面接試験(40点)
    ●外国人留学生入試:
    母国で身に付けた知識や能力を踏まえ、面接及び出願書類に基づき、ものづくりへの熱意や国際性を総合的に評価します。
    【評価方法】面接試験(40点)

情報メカトロニクス学科・総合機械学科

【ディプロマ・ポリシー】 (学位授与の方針)
高度なものづくりに対応できるテクノロジストを育成するため、情報メカトロニクス学科・総合機械学科が定めた以下の能力を身につけ、卒業要件として定める専門的な学修を体得し、その基準を満たした者に学位を授与する。

  1. 製造関連分野(機械デザイン、ロボットシステム、AI・情報システム、生産システム)に関わる基礎的学力、専門的知識、技術技能の他、実践的な場面で創意工夫ができる現場力を有すること。
  2. 学修課程のなかでチームが一丸となる協調性を持ち、また、リーダーとしての課題設定と解決のためのマネジメント力、困難を乗り越えられる耐力と胆力を有すること。
  3. 多様化する製造関連業界の一員となるため、異文化などの受容と尊重が行え、更に進化する科学技術や社会経済のグローバル化にも対応できる能力を有すること。
  4. 実社会が要求する専門的知識と技術技能に加え、社会性や倫理性を持って価値観の違う相手との双方向コミュニケーションが図れる能力を有すること。
【カリキュラム・ポリシー】 (教育課程の内容・方法の方針)
本学の「基本理念」と「ディプロマ・ポリシー」に掲げる、高度なものづくりに対応できるテクノロジストを育成するため、情報メカトロニクス学科では以下の方針に基づいてカリキュラムを編成する。

  1. 入学から卒業までの教育課程を三段階に分け、4 学期制(quarter 制度)の下で1年1学期から 2年2学期までを「基礎課程」、2年3学期から3年4学期までを「応用課程」、そして4年1学期から4年4学期までを「専門研究課程」として、段階的に高度な実践力が身に付く科目配当とする。
  2. 基礎課程では、製造関連分野(AI・情報システム、ロボットシステム、機械デザイン、生産システム)に関わる基礎的な専門知識を、講義と実験・実習を通して幅広く学び、それを踏まえて基礎課程を総括する長期の基礎インターンシップで実務を体験し、学修者が目標とする将来像を明らかとする。
  3. 応用課程では、学修者が到達目標に掲げる将来像をより確かなものとするため、4 コースの中から主専攻を定めてより高度な専門知識を、講義と実験・実習を通して幅広く学ぶものとするが、その他のコース科目についても履修することは可能で、創意工夫が行える総合的な実践力を身に付ける。
  4. 専門研究課程では、所属する研究室教員の指導を受け、情報メカトロニクス学科教育課程の集大成として、卒業研究という課題設定に対して主体性と協調性を持ち、1年間を通して実施した専門的研究成果を明らかとし、即戦力として社会に貢献できる技術・技能を確立させる。
  5. 上掲の基礎課程から専門研究課程の段階を通じ、テクノロジスト育成に必要不可欠なる教養科目を配当する。基礎課程は初年次教育として、メディアリテラシーやデータサイエンスまた外国語も含め、アカデミックスキルを中心として学ぶ。応用課程では、人文・社会科学さらに自然科学を学び、専門研究課程では本学設立に寄与した梅原猛とピーター・ドラッカーの思想的営為を理解し、卒業後を見据え社会に巣立つテクノロジストとしての社会性・倫理性を身に付ける。

建設学科

【ディプロマ・ポリシー】 (学位授与の方針)
高度なものづくりに対応できるテクノロジストを育成するため、建設学科が定めた以下の能力を身につけ、卒業要件として定める専門的な学修を体得し、その基準を満たした者に学位を授与する。

  1. 建設関連分野(木造建築、都市・建築、仕上・インテリア、建築デザイン)に関わる基礎的学力、専門的知識、技術技能の他、実践的な場面で創意工夫ができる現場力を有すること。
  2. 学修課程のなかでチームが一丸となる協調性を持ち、また、リーダーとしての課題設定と解決のためのマネジメント力、困難を乗り越えられる耐力と胆力を有すること。
  3. 多様化する建設関連業界の一員となるため、異文化などの受容と尊重が行え、更に進化する科学技術や社会経済のグローバル化にも対応できる能力を有すること。
  4. 実社会が要求する専門的知識と技術技能に加え、社会性や倫理性を持って価値観の違う相手との双方向コミュニケーションが図れる能力を有すること。
【カリキュラム・ポリシー】 (教育課程の内容・方法の方針)
本学の「基本理念」と「ディプロマ・ポリシー」に掲げる、高度なものづくりに対応できるテクノロジストを育成するため、建設学科では以下の方針に基づいてカリキュラムを編成する。

  1. 入学から卒業までの教育課程を三段階に分け、4 学期制(quarter 制度)の下で1年1学期から 2 年 2 学期までを「基礎課程」、2 年 3 学期から 3 年 4 学期までを「応用課程」、そして 4 年 1 学期から 4 年 4 学期までを「専門研究課程」として、段階的に高度な実践力が身に付く科目配当とする。
  2. 基礎課程では、建設関連分野(木造建築、都市・建築、仕上・インテリア、建築デザイン)に関わる基礎的な専門知識を、講義と実験・実習を通して幅広く学び、それを踏まえて基礎課程を総括する長期の基礎インターンシップで実務を体験し、学修者が目標とする将来像を明らかとする。
  3. 応用課程では、学修者が到達目標に掲げる将来像をより確かなものとするため、4 コースの中から主専攻を定めてより高度な専門知識を、講義と実験・実習を通して幅広く学ぶものとするが、その他のコース科目についても履修することは可能で、創意工夫が行える総合的な実践力を身に付ける。
  4. 専門研究課程では、所属する研究室教員の指導を受け、建設学科教育課程の集大成として、卒業研究という課題設定に対して主体性と協調性を持ち、1 年間を通して実施した専門的研究成果を明らかとし、即戦力として社会に貢献できる技術・技能を確立させる。
  5. 上掲の基礎課程から専門研究課程の段階を通じ、テクノロジスト育成に必要不可欠なる教養科目を配当する。基礎課程は初年次教育として、メディアリテラシーやデータサイエンスまた外国語も含め、アカデミックスキルを中心として学ぶ。応用課程では、人文・社会科学さらに自然科学を学び、専門研究課程では本学設立に寄与した梅原猛とピーター・ドラッカーの思想的営為を理解し、卒業後を見据え社会に巣立つテクノロジストとしての社会性・倫理性を身に付ける。

大学院

【ディプロマ・ポリシー】(学位授与の方針)
日本のものづくりは、古代から受け継がれてきた伝統技能に近代以降の科学技術が加わり、科学と技能・技術の融合で創出される、芸術的で洗練された形態が確立されつつある。また、このための新たな取組みでは採算を度外視し、納得がいくまでと言う職人気質が、より多くの良質な作品を世に生み出し、世界的にも日本のものづくり産業が高く評価される結果を導いてきた。
本学は先人が築いた礎と建学の基本理念に則り、ものづくりに対する社会的評価の向上と世界に貢献することを使命とし、高度なものづくりに対応できる自発的な人材育成と共に、「ものつくり学」の学問領域を一層確かなものとすることを教育目標に掲げている。
これにより、本学大学院を修了するマスター・テクノロジストにおいては、実務に精通した実践的且つ、学際的な素養と高度なものづくりへの誇りと真摯さを身につけ、自らが掲げる最上位の目標が現代社会の希求する事案解決にも寄与するなど、独創的なものづくりへのアプローチが期待されている。
そのためにも、マスター・テクノロジストとして必要となる高度な専門的知識、技術技能に合わせて以下の能力を身につけ、修了要件を満たした者に修士の学位(ものつくり学)を授与する。

  1. 高度なものづくりを実践する創意工夫力に加え、先端技術となるIoTなども駆使して、総合的な対応と判断ができる力(現場力、知識力)
  2. 多様化する課題の相関関係を正しく理解し、実験・研究などを通して複合的視点か らそれらを分析評価し、判り易く説明できる力(課題設定力・解決力、理解力)
  3. リーダーとしてチームを取りまとめ、どのような困難にも向き合って学術的論理を持ってそれを解決できる力(マネジメント力、耐力、知力)
  4. 異文化など多様性を受容、尊重でき、更に最新の科学技術や社会経済の動向も逸早く理解して、グローバルな視点で対応できる力(協調力、知識力、受容力)
  5. 価値観の異なる相手とも双方向で真摯に議論し、それを一定の結論に導くことができる力(コミュニケーション力)
【カリキュラム・ポリシー】(教育課程の内容・方法の方針)
本学の基本理念とディプロマ・ポリシーに掲げる高度且つ、複合的で幅広い視点を備えたものづくりに対応できるマスター・テクノロジストを育成するため、大学院ものつくり学研究科では以下の方針に基づいてカリキュラムを編成する。

  1. 大学院ものつくり学研究科では、「情報メカトロニクス学系」または「建設学系」の何れかを指導教員と事前相談のうえ決定し、それぞれに配当される「専門講義系科目群」と「専門実習・演習系科目群」並びに両系共通となる「共通講義系科目群」の中から科目選択を行い、必要要件として定められた基準以上の単位修得をする。
  2. 大学院ものつくり学研究科の教育課程は二段階で構成され、4学期(クォータ)制度の下で1年1学期から1年4学期までを「マスター専門教育課程」、2年1学期から2年4学期までを「マスター専門研究課程」として、それぞれが入学時に掲げた研究目標の到達を図るための教育プログラムで構成する。
  3. 上掲の段階的な教育プログラムを通じ、マスター・テクノロジストとして複合的視点から「ものつくり学」の知識や概念をそれぞれ体系立てて整理する必要があるため、IoTなどに関する知識を備え、更にデジタルファブリケーションも駆使し、それを判り易く表現するなど、多様なプレゼンテーション技術も併せて身につける。
  4. 大学院ものつくり学研究科の集大成として纏める「修士学位プロジェクト研究」は、実験・調査研究、作品制作などによって得た新規性や有用性のほか、その独創性から得られる新たな知見の開拓が、本学が牽引する「ものつくり学」の学問領域確立にも寄与する。従って、その研究成果は実社会にも貢献を果たし、また、更なる高次研究への発展性を秘めることも条件にするが、それを学内外で公表し、一定以上の評価を得ることが合否判定の最終基準として定められる。
【ものつくり学研究科 学位取得に係る評価にあたっての基準】
ものつくり大学大学院ものつくり学研究科修士課程における学位取得は、ディプロマ―・ポリシー(学位授与の方針)および、カリキュラム・ポリシー(教育課程の内容・方法の方針)に基づき審査され、その成績は総合的に判断される。

  1. 評価にあたっての基準
  2.  ① 論文研究
       新規性、有用性を有すること
       ものづくりに関わりがあること
     ② 作品制作
       ものづくりの発展に寄与すること
       独創性を持つこと
     ③ プロジェクト実施
       学生が主体となっていること
       新規性、有用性を有すること

  3. 成果の客観性
  4. 学位プロジェクトの成果あるいはその一部は、審査に供する以前に、学外での公表を行うこと。
【アドミッション・ポリシー】(入学者受入れ方針)
ものつくり学研究科では、独創的かつ自発的に高度なものづくりを実践し、社会に貢献するマスター・テクノロジストを育成します。マスター・テクノロジストを目指して、高度な専門的知識および技能技術を探究するとともに、複合的で幅広い視点を備え、高度なものづくりを通して世界で活躍する強い意欲を持つ者の入学を期待しています。


求める学生像

  1. 本研究科で学ぶ強い意思を持ち、高度なものづくりに積極的に取り組める者
  2. 自ら課題を設定し分析評価する姿勢を持ち、実験・研究等に真摯に取り組める者
  3. 仲間と協力し、学術的論理を持って創意工夫や問題解決に努められる者
  4. 最新の科学技術や社会経済に関心を持ち、グローバルな視点で多様性の受容に努められる者
  5. 価値観の異なる相手とも互いの理解を深めながら学び、最善の帰結に努められる者

入学までに身につけておくべき能力

  • 積極的に実験・研究等に取り組む強い意欲や、探究心を持って高次のものづくりを学ぶ自主性を身につけていること(意欲、探究心、自主性)
  • 高い知的好奇心を持ち、理数系の基礎的理論や統計処理に関する科学的基礎知識およびコンピュータリテラシーを身につけていること(知的好奇心、科学的基礎知識、コンピュータリテラシー)
  • マスター・テクノロジストの素養として必要な一定の教養や倫理観に加え、論理的に考察する能力を身につけていること(教養、倫理観、論理性)
  • 国際社会や多文化を受容し、互いに理解して協調・協力するために必要な語学的素養やプレゼンテーション能力を身につけていること(文化受容性、語学的素養、プレゼンテーション能力)

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