宮下 弘樹 さん
現在の勤務先
株式会社シード(2013年 就職)
コンタクトレンズ、コンタクトレンズケア用品、眼鏡などの研究開発・製造及び販売を通してお客様一人ひとりの「見える」をサポートしている会社です。シードは1951年に日本で初めてコンタクトレンズの研究に着手して以来、業界のパイオニアとして常に新しい技術を生み出してきました。現在では、視力矯正のみならずDDS (薬物送達システム) レンズの開発や医薬分野との融合にも視野を広げて研究・開発を行っています。
卒業生に聞きました
Q1 今、どのような仕事をしているか教えてください。
シードでつくられる使い捨てコンタクトレンズは両面モールド製法と言って、型と型を挟んでその隙間にモノマーと呼ばれる液体を流し込み、熱を加えてモノマーを固める方法でコンタクトレンズをつくっています。私は、そのコンタクトレンズをつくる型(樹脂型)の成形条件を出し、型をつくって、開発部に供給する仕事を行っています。また、樹脂型の面の精度の評価も行っています。
Q2 現在の仕事のやりがいを教えてください。
私の行っている成形業務では、樹脂の入れ方、圧力のかけ方、温度などをコントロールして樹脂型をつくっています。開発用のコンタクトレンズの出来の良し悪しは、私のつくる樹脂型で全てが決ると言っても過言ではありません。そのため、開発部に提出する樹脂型は、より高い精度のものを提出できるように意識しています。開発部では、私が成型した樹脂型を使ってテストレンズをつくります。テストレンズを用いて商品化に向けた様々な実験を行うのですが、その実験で良好な結果が得られたと聞いた時にやりがいを感じます。ありがとうと直接声を掛けてもらえることも多いので、その時はとても嬉しいです。私が成形を担当した樹脂型のコンタクトレンズで商品化に至っているものはまだ無いのですが、シードの安心・安全・高品質なコンタクトレンズを多くの人に使っていただけるよう、成形という仕事から最善を尽くしたいと思っています。
Q3 現在の仕事で、苦労していることを教えてください。
私の場合、入社してから2年間の現場研修がありました。現場研修では仕事を覚えることや、昼夜交代の4勤2休という生活リズムの調整に苦労しましたが、自社の生産ラインを深く知ることが出来た、有意義な2年間であったと感じています。また、現在担当している成形業務ですが、成形に関する知識がなかった為、分からないことが多く苦労しました。しかし、上スタや先輩方にすぐに質問できる環境があり、また皆さん丁寧に教えてくれるので、まだまだ勉強中ではありますが日々自身の成長を感じることが出来ます。シードは優しい方が多く、とても働きやすい環境だと思います。
Q4 就職先を決めるのに、最も悩んだことを教えてください。
就職先を決めるにあたって、自分にとって絶対に譲れないものは何かということをはっきりさせることに最も悩みました。就職活動をする前は、有給取得率が高く、年間休日が多い会社が良いですとか、給料の面でもより高水準な会社が良いなど、譲れない条件がたくさんありました。しかし、就職活動をしていく中で、長く働ける会社が良いという条件と社風の良い会社で働きたいという条件が自分の中で一番大切だと気がつきました。そんな中、シードの会社説明会で人事担当や先輩社員の話を聞いて、この会社なら長く働けそうだと感じましたし、技術部の風通しの良さや若いうちから仕事を任せてもらい、自主性を尊重してもらえる社風などに魅力を感じ、シードへの入社を決めました。
Q5 就職活動を行うのに、一番苦労した点を教えてください。
就職活動の中で、「自分がこの会社に入って何がしたいのか、自分には何が出来るのか、どういうことが向いているのか」などが分からず、自己分析・自己PRを考えることに苦労しました。ですので、自分がどういう人間なのかを知る為に、友達や就職担当の方に相談に乗ってもらいました。また、私は人見知りで、自分の意見を伝えるのが苦手だったので、面接でも大変な思いをしました。面接は数をこなすとだんだん慣れてくるので、学内の就職セミナーに参加し、たくさん練習を行いました。
Q6 学生時代に学んだことで一番役にたっている授業(科目)を教えてください。
創造プロジェクトで創作活動をしたことが一番役にたっています。なぜこれを作ろうと思ったのか、なぜこれが必要なのかをチームで話し合って、実行するという経験は仕事を進める中でも活かせる部分があると感じます。
Q7 学生時代に一番得意だった科目を教えてください。
CAD、製図
Q8 得意な科目は、社会に出て役に立っているのか、教えてください。
CADや製図の授業が好きで、就職してからもCADや製図を使って設計を行いたいと考えていましたが、現在の業務は成形がメインなので今のところCADや製図をすることはありません。大学時代は成形に全く興味がなく、成形に関する講義も受講していませんでした。ですので、まさか自分が成形をするとは思ってもいませんでした。会社に入らたら、自分の専攻と全く関係ない分野のことをやる可能性もあるので、幅広く勉強しておいた方が良いと思います。
Q9 大学時代に取り組んでおいた方が良いと思うことを教えてください。
大学時代にもっときちんと勉強をしておけば良かったと感じています。大学にあった設備なのに、当時使っておらず、入社後に使い方が分からないという設備もありました。ものつくり大学にはすごい設備、機械が揃っているので、それを有効活用し、自分の知識を深めた方が良いと思います。また勉強だけでなく、もっと遊んでおくべきだったと思います。働き始めたら有給休暇は自由に取れますが、学生時代と比べると休みが少ないので、長期連休に海外旅行など今しかできないことをやっておくと良いと思います。



