ヤンゴン(2018.9,2019.3調査)
ヤンゴン・インターナショナルホテルからの眺めです.このホテルの支配人である小野寺絋毅さんと一緒に会食できて,ヤンゴン30年の苦労話を聞くことができました.ミャンマーを代表するヤンゴンの仏教寺院「シュエダゴン・パゴダ」です.仏様の遺物が奉納されているという約2500年もの歴史を持つ寺院は,現在でも宗教的儀式やお祭りにも度々利用されるなど,人々の暮らしに密着した存在です.
現在は街中にビルなどの建設現場がいっぱいです.ビルの建設現場も見学しました.



ミヤンマーのヤンゴンで橋梁等を調査しました.ティラワのジャケット桟橋の現場は,T社とJ社ので建設されたODA案件で,大きなプロジェクトです.M社のコンテナクレーンも設置され,壮観でした.


J社建設の市内のコカイン高架橋とパンソダンの波戸場でポンツーンを見ました.ODAで日本が船までプレゼントしていますので,対岸へ無料で渡ることができました.
コカイン高架橋
コカイン高架橋
パンソダン波戸場のポンツーン
ドーボン橋はヤンゴン東部のバゴー川支流に架かり,片側2車線,全長253mのエクストラドーズド橋です.2018.8にODA資金援助で完成しました.


また,カナダのODAで昔に建設された可動橋(跳開橋)も見ることかできました.

ネピドー(2019.3調査)
ミヤンマーの首都ネピドーには,60人乗りぐらいのプロペラ機でヤンゴンから来ました.乗っていたのは10名位でした.市内の道路は大体片側4車線ですが,ガラガラでした.軍事政権が作った街ですが,経済活動が希薄ですね.
それでも人が増えたとのことです.C社のご案内で市内のPC橋を見ました.点検のための練習橋のようです.ゲルバー桁構造で橋面も傷んでいました.このような橋が落ちる可能性があると思います.ただ,交通量も少ないし,多主桁なのでリダンダンシーもありそうで,過積載が増えるまでまだまだ大丈夫でしょうか?
ネピドーのコンクリート橋(ゲルバー部が心配)
ネピドーの街中には博物館の入り口にモニュメントがありました.宿泊したホテルにプールもありました.


マンダレー(2019.3調査)
ミヤンマー第2の都市マンダレーの中心部から車で20分位南の池にかかるウーベイン橋は,1.2kmにも及ぶ木橋です.高欄が無いので端を歩くと怖いです.


マンダレー南西部でイラワジ川を渡るイラワジ橋は,224mのブレースドリブアーチ3連で構成されています.2008年に中国企業が施工しています.この橋ができるまでは,その横のインワ橋(Old Ava Bridge)は,約1 kmのイラワジ川を16スパンのトラス構造で渡る鉄道橋です.鉄道の横には1車線ずつの道路があります.1934年に領有していたイギリスによって建てられました.1942年に日本軍が来るのを防ぐために,2連を落としています.1954年に復旧されています.


インワ橋(Old Ava Bridge)


対岸のサガインヒルには日本人慰霊碑(ジャパンパゴダ)があります.戦績巡拝をしていた父が生きていれば,一緒に連れて行けと言ってたと思います.



マンダレーは王宮など,見所が多いです.





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