こども大学はにゅう 橋を強くする方法を学ぼう

8/7に,ものつくり大学にて,こども大学はにゅうの授業と実習を行いました.約30名の小学生と関係者ボランティアの方々をお迎えして「橋を強くする方法を学ぼう」の講義と実習を行いました.

橋のやくめ,強い建設物のつくりかた,橋の種類,研究室で実施しているプロジェクトを質問を交えながら,楽しく開催することができました.また,ブリコン2024の鋼製橋梁模型の説明,桟木を木ネジで結合する実習を行っています.初めてインパクトドライバを使った小学生は,興味津々でした.

さらに,桟木の組合せや置き方によって,たわみがどれぐらい違うか,実際に小学生参加者が乗って計測しました.様々なものを確認しながら体験する授業を行うことができました.このような地域との交流イベントをこれからも大切にしたいと思います.準備運営頂きました羽生市の関係者の方々,埼玉純真短大の方々,準備協力いただいた研究室の学生さんに感謝いたします.

 

講義の様子

  

講義の様子

  

ブリコン模型の説明

   

木ネジによる桟木の接合

   

載荷試験によるたわみ計測

   

横倒れ座屈実験(埼玉橋梁メンテナンス研修会)

近年,大規模更新等の工事でRC床版の取替えが活発化しています.一方,近年,CFRPは軽量,高強度,腐食しないおよび補強が容易などの理由から,鋼部材の補強において有力な手段として認められてきており,多くの研究成果が示されています.

そこで,8/1に埼玉橋梁メンテナンス研修会で実施した実験では,鋼桁上フランジ下面にCFRP成形材を設置して,鋼桁の横倒れ座屈耐荷力がどの程度向上するかを確認することとしました.本研修会では,これらの実験やその結果を確認いただき,横倒れ座屈を体感していただくとともに,CFRPによる補強が有効な手段となりえることを再認識いただけたと考えています.

載荷状況

 

無補強の横倒れ座屈

 

無補強の横倒れ座屈

 

研修会の様子

 

CFRP補強供試体