鳥取の橋,建造物

   

   

東部(2026.3調査)

   

若桜(わかさ)橋は,2004年土木学会選奨土木遺産に選ばれた,若桜町の八東(はっとう)川に架かる橋です.1933年10月に着工され,翌年7月に完成しました.当時の橋梁でRC3連という規模のアーチ橋は非常に珍しく,現在は両高欄の外側に融雪水用のアルミパイプが添架され,上流側に歩道橋が架かりますが,それ以外は当初の姿をとどめています.

   

若桜橋

   

若桜橋

   

若桜橋

   

若桜橋

   

   

源太橋は,1951年に千代(せんだい)川を跨ぐ鳥取市に建設された橋長358mの道路橋です.幅員が狭く,車両の大型化に伴う耐荷力不足から,拡幅とともに鋼・クンクリート混合16径間連続ゲルバー橋として2014年にリニューアルされました.RC吊桁を鋼桁に架替えるとともに,外ケーブルおよびCFRPシートによる主桁補強,可動と固定の支承条件の変更により耐震補強量の低減を図っています.これらの技術が今後の橋梁技術の発展に大きく寄与するものと認められ,2015年度土木学会田中賞を受賞しています.

   

源太橋

   

源太橋

   

源太橋 外ケーブル+CFRP補強

   

源太橋 ゲルバー部分

   

源太橋 ゲルバー部分

   

源太橋 鋼桁は鋼床版

   

   

智頭(ちず)橋は,1619年に池田光政が鳥取城下町の拡張によって新しく開削した袋川に架けられたもので,若桜橋,鹿野橋,鋳物師橋,出合橋とあわせた5橋のひとつです.

明治時代には鉄製の高欄が取り付けられ,1952年の鳥取大火をきっかけに現在の橋(橋長26m ,幅員15m,鉄筋コンクリート製3径間ラーメン橋 )に架替えられました.

   

智頭橋

   

智頭橋

   

智頭橋

   

   

千代川(せんだいがわ)橋梁は,鳥取市の千代川に架かり,橋脚にプレートガーダーを22連を載せた,橋長375.2mと鳥取県内で最長かつ最古の鉄道橋梁です.1908年開業当初のプレートガーダー橋,上流側には1977年完成のワーレントラス橋が並んでおり,遠方からは一つの橋に見えます.

このうち山陰本線として使われているのは上流側の新橋で,旧橋は鳥取駅とJR貨物湖山基地との列車の往来として利用されています.

   

千代川橋梁

   

千代川橋梁

   

   

千代川水管橋は,鳥取市源太の千代川に架かる5径間単純バスケットハンドル型ローゼ式水管橋です.橋長305.1m,支間長59.6m,1977年にアルス製作所が施工しました.

   

千代川水管橋

   

千代川水管橋

   

千代川水管橋

   

千代川水管橋

   

   

白兎(はくと)歩道橋は,鳥取市の白兎海水浴場前に整備された道の駅と海水浴場を結ぶ歩道橋です.国道9号を跨いで架けられており,集成木材の主桁と鋼床版の合成構造で,とても珍しい形式です.このように,鋼床版なので木製の桁に水分が供給されないため,木材の腐朽劣化が進行しにくいと思われます.2007年6月に供用が開始されました.

   

白兎歩道橋

   

白兎歩道橋

   

白兎歩道橋

   

白兎歩道橋

   

   

中部(2026.3調査)

   

燕趙(えんちょう)園は,鳥取県と中国河北省の友好のシンボルとして,1995年に湯梨浜(ゆりはま)町に建設された日本最大級の中国庭園です.山陰八景の一つである東郷湖を借景に取り込み,皇家園林方式(中国の皇帝所有の庭園)で設計され,総面積は10,000㎡,設計から資材の調達,加工まで中国で行われた本格的な庭園です.建物は一度中国で仮組され,日本に運んでから再度中国人技術者の手によって建設されました.

   

燕趙門

   

金山嶺橋

   

金山嶺橋

   

金山嶺橋

   

金山嶺橋

   

金山嶺橋

   

   

西部(2020.3調査)

   

旧日野橋は,米子市の旧国道9号が日野川を跨ぐ地点に架かります.スパン60mの垂直材付6連の曲弦トラス構造で,設計された当時,国内では最新式でした.各主構端に半円アーチをくり抜いた曲線型の橋門構を設けているのが特徴です.2003年に国の登録有形文化財に選ばれています.1968年には150m下流に新日野橋が完成し,現在は歩行者自転車専用となっています.橋長は365.8m,幅員は5.8mです.1929年に松尾橋梁の施工で完成しました.

   

旧日野橋

   

旧日野橋

   

旧日野橋 橋門構

   

旧日野橋 上横構

   

   

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