ものつくり大学 INSTITUTE OF TECHNOLOGISTS

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若年者ものづくり競技大会 2016年度

◆企業等に就業していない20歳以下の若年者のものづくりの技能向上と就業意識を高めるための大会です。14職種で腕を競い合い技能五輪全国大会の登竜門でもあります。

◆2016年度第11回大会は8月7日(日)~8日(月)の2日間、栃木県および沖縄県の4会場で行われます。
https://www.javada.or.jp/jyakunen20/

参加種目

木材加工職種

競技内容

2016年度 競技課題


木材加工職種は、家具ならびに建具に関わる木工技術・技能を競います。原寸図を描くことから始まり、墨付け・加工・調整・組み立て・仕上げの総合力が問われる課題内容となっており、2016年度の課題は昨年度のPCラックから大きく変わり「花台」課題が公表されました。四方に傾いた脚と幕板・貫の接合は「小根付きほぞ接ぎ」と「二方胴付平ほぞ接ぎ」、二枚の幕板は「十字相欠き接ぎ」となっています。また、天板には面縁材を木口貼りする要素が追加され、制限時間内(4時間以内)で作品を完成させるには、十分に練習を積む必要がある課題となっています。

これまでの実績

2014年度 大会風景


木材加工職種には、2009年度第4回大会の初挑戦以来、毎年2名の学生を学内で選抜し、大会に挑んでいます。
昨年2015年度の第10回大会では、1年生から手島脩兵くんと山口智大くんの2名が出場し、手島くんと山口くんが両名そろって第二位の結果を獲得しました。

2016年度(練習)スケジュール

毎年1~2年生から出場希望者を募ります。今年は1年生5名が学内選抜に挑戦した結果、1年生から2名の選手(髙橋立くん・及川千尋さん)が選抜されました。現在は、毎日の放課後練習に加え、週末にはベテラン技能者を講師に招いた向上訓練を実施しながら、来る本大会に向けた修練を重ねています。

2016練習風景
2016練習風景

2016年度 大会結果

木材加工職種には、1年生の髙橋立くん(神奈川総合産業高校出身)と及川千尋さん(埼玉栄高校出身)の2名が出場しました。
大会結果は、両名とも入賞にこそ至りませんでしたが、競技時間内に課題を完成させることが出来ました。4月に入学してから本格的な木工を学び始めた二人にとって、ここ数ヶ月に渡る全国大会に向けた連日の練習は、大変良い経験になったと思います。
二人の練習には、同大会にかつて出場した先輩たちが放課後指導を手伝ってくれました。また、技術訓練に来てくださった木工指導の先生からも、木工具の調整のイロハからご指導をいただきました。この場をお借りして、みなさまに深く感謝申しあげます。

2016髙橋立くん
2016及川千尋さん

建築大工職種

競技内容

競技会場(沖縄市体育館)


競技時間5時間で、木造小屋組(桁、梁、垂木及び束等を含む)の一部を製作します。課題評価は、製作物の寸法精度の正確度および仕上げの出来栄えで評価されます。

◆2016年度課題図
(PDFファイル)

これまでの実績

大西顕徳君(2015)
木村開登君(2015)
木下和哉君1(2016)
木下和哉君2(2016)
  • 出場者

2006年度(H18) 後藤保樹、苅和俊介
2008年度(H20) 小澤良洋、中尾健太郎、橋本紗希
2009年度(H21) 小島優、小林央
2010年度(H22) 宇都木裕介、大西裕也
2011年度(H23) 榎本将紀、福田耀
2012年度(H24) 早川征太、平山卓磨
2013年度(H25) 阿部柚実、吉田加奈
2014年度(H26) 小松春樹、佐藤貴大
2015年度(H27) 大西顕徳、木村開登
2016年度(H28) 木下和哉

  • 入賞者

2006年度(H18) 敢闘賞:後藤保樹
2008年度(H20) 金 賞:橋本紗希
2014年度(H26) 銀 賞:小松春樹、敢闘賞:佐藤貴大
2016年度(H28) 敢闘賞:木下和哉

2016年度(練習)スケジュール

建築大工の代表選手は、建築大工技能検定3級で上位成績を収めた木下和哉君(2年生)が選抜されました。練習は基礎インターシップ期間にあたり、インターシップ先である宮前工務店において、インターシップ研修と共に、集中した練習を重ねていきます。

2016年度 大会結果

全国からの参加選手は34名、木下君は敢闘賞を受賞しました。木下君は神奈川県立小田原城北工業高等学校の出身です。1年時には碧蓮祭に開催する「ものつくり大学技能競技大会」にも参加した建築大工に対する意欲十分な学生です。インターシップ期間中に練習に取り組み、競技時間5時間以内で課題を完成させるための削り・墨付け・刻み・組み立て、それぞれの時間配分を考え身に付けました。大会本番でも練習通りに作業を進め、4時間59分で製作課題を完成さました。彼はこの経験を元に、来年度の技能五輪全国大会への出場を果たすべく、その予選である建築大工2級の技能検定に取り組み始めています。

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