ものつくり大学 INSTITUTE OF TECHNOLOGISTS

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会長 市橋 保彦より 令和3(2021)年度新入生へお祝いの言葉

2021.04.05

ものつくり大学・大学院
令和3(2021)年度新入生へお祝いの言葉

新入生の皆さん、入学おめでとうございます。
ご家族の皆様にも心よりお祝い申し上げます。

 この度、皆さんが、「ものつくり」の道を志して、ものつくり大学への進学を選ばれたことは、大変嬉しく、そして頼もしいことと思っています。
是非、その高い志を、今後も持ち続けてください。

 私は長年にわたり、自動車の設計というものつくりの仕事に携わって参りました。若いころは、上司や先輩から、「設計者は常に自分が設計するものの造り方を知り、ものに触れ、現地現物で学べ」と教えられ、実践を心掛けておりました。自分で設計した部品を手に取りながら、ひたすら改良に思い悩むという経験が、私のものづくりの原点であったと思います。

 皆さんは、これから本学の総合機械学科、建設学科、大学院研究科で、それぞれの分野全般にわたる知識に加えて、実践的な技術・技能を身につけていただきます。
 本学キャンパスには、実験や実習のための充実した施設、設備が整えられています。まさしく、現地現物に立脚したものづくりを学ぶ環境です。
そのような環境の中で、ものつくり大学では、全国でもトップクラスの少人数教育を行うとともに、皆さんの適性や希望に合わせた様々なコースを用意しています。カリキュラムの半分以上を実験・実習・演習が占めており、実践的で長期にわたるインターンシップもあります。

 他の大学では見られない、このような実学重視の教育内容は、行政や実業界から高い評価を得ており、本学の卒業生、修了生は、日本のものづくりを代表する企業で活躍し、成果を挙げてきています。
 私たち実業界を始め、多くの人が、新入生の皆さんに注目していることを常に心に留めていてください。

 今、我々は、昨今のデジタル革新が「社会のありよう」を変えるという大きな変革の流れに加えて、新型コロナウイルス感染症による様々な経験を通じて、あらためて、デジタル化推進の必要性を痛感させられました。
 企業においては、ITを活用したビジネスモデルの変革、更には、これらに伴う企業文化・働き方などの変革も不可欠となってきており、「デジタルトランスフォーメーション(=DX)」を戦略に取り込まない企業は、生き残れないとまで言われる時代となって参りました。

 このような大きな変革に、柔軟に対応できる人材、すなわち、「現実にものに接し、ものの命を体感、体得することから問題を発見し、自ら解決方法を見いだす」という、ものつくりの基本的技能を基盤に据え、そこに「科学・技術の知識とマネジメント能力を併せ持つ」時代の変化にも柔軟に対応できる人材になって頂きたいと思います。

 加えて、皆さんには、高い専門能力を磨いてもらうと同時に、広く社会に目を向け人間として大切な高い倫理性と豊かな教養もしっかりと身に付けて、大きく成長してもらいたいと思います。

 新型コロナウイルス感染症が未だ収まり切らない中、健康と安全に最大限に留意しつつ、課外活動にも大いに励み、有意義な学生生活を送ってもらいたいと願っています。

 結びになりますが、重ねて新入生、ご家族の皆様にお祝いを申し上げ、お祝いの言葉といたします。

令和3年4月5日

学校法人ものつくり大学会長 市橋 保彦 (日野自動車株式会社 代表取締役会長)