現代世界解析講座スタート

ものつくり大学理事である寺島実郎先生(多摩大学学長,日本総合研究所会長)の現代世界解析リレー講座が開校されており,今年度から大学院の講義に取り入れさせていただきました.世界感を持った人材育成のための教養教育にピッタリだと思います.

多摩大学さんのご協力のもと,遠隔ですが大学院学生に視聴できるようにしていただきました.1回目の寺島先生の授業では,日本の明治以後の近代史,日本とロシアとの関係,ウクライナとロシアの宗教等の歴史,日本のGDPの変化など,学生にとって世界や日本の課題などが伝わる内容でした.

詳細は多摩大学の現代世界解析講座WEBを参照ください.

https://www.tama.ac.jp/relay/index.html

本学の國分学長,長谷川理事長,竹下専務理事が寺島先生の事務所(寺島文庫)を訪問した時の写真

本学の組織は以下を参照ください.寺島先生初め,日本を代表する経済産業界の著名な方々に役員を務めて頂いています.

https://www.iot.ac.jp/guide/outline/organization/

2022年度入学式

4月5日,入学式を挙行しました.前日の雨が心配でしたが,良い天気となり桜も何とかちょうどよい状態でした.今年度より新たに学長になられた國分先生や,大学院に進学する学生の写真です.

 

國分新学長
大学院に入学する学生
大学院に入学する学生

 

今年は,卒業生からのエールや,教職員からのコメント,および知事や市長からの祝電も掲示しました.入学式盛り上げ隊の職員の方々に感謝致します.

 

図書情報センター入口に町田研究室の学生さんが製作したロゴマークもいい感じです.

 

当日,中央棟屋上に組んでいた足場を学生が解体しましたので,ついでに新入生の気持ちで勉強するように叱咤激励しました.

2021年度卒業式

3/18(金),卒業式が対面で無事に行われました.式典は手短にしましたが,その後,研究室ごとに学位記を授与しました.また,学長室に押しかけて,ブリコン好成績に対する学長表彰の賞状授与を行って頂きました.さらに,プレゼント交換ビンゴゲームなど精一杯のイベントを実施しました.今年はコロナウイルス蔓延防止期間延長のため,卒業旅行に行くことができず,卒業生には残念な思いをさせましたが,学園祭などで笑顔で来てくれることを期待しています.卒業おめでとう!!

土木学会誌に記事掲載されました

土木学会誌2月号に,「高機能鋼材と長大橋プロジェクト-鋼・コンクリート合成構造の将来展望-」と題して,記事が掲載されました.

要約

鋼橋分野における先端技術は,ここ20年間で技術が発展した高機能鋼材と言える.今後,国内外の大型橋梁プロジェクトに適用が想定されている新しい橋梁用鋼板や腐食しにくい二相系ステンレス鋼等を紹介する.

国内の鋼橋は阪神高速道路大阪湾岸道路西伸部や第2関門橋等のプロジェクトが始まりつつあり,今後の技術継承も含めて期待が高まっている.また,東南アジアやアフリカ等の諸外国では,斜張橋等の長大橋梁の計画があり,日本企業も設計や建設の最前線にある.

一方,コンクリート充填鋼管(以下,CFTと記す)を用いたアーチ橋や,合成桁の床版取替における新技術である弾性合成桁の考え方を紹介し,今後の技術開発などの将来展望等も含めて述べたい.最後に鋼橋の維持管理においては,大規模更新時代を迎え,炭素繊維強化ポリマー(以下,CFRPと記す)による鋼部材の補強技術が確立されてきていることを述べる.

 

東京ゲートブリッジ
弾性合成桁

ASCE(米国土木学会)ジャーナルに3本目の論文掲載される!

ASCE(米国土木学会)ジャーナル(建築構造分野も含む)に,特任講師のVINH先生が執筆した論文「Seismic Retrofitting Method Using CFRP Sheets for H-Section Steel Beam with
Variable Cross Section」が掲載されましたことを報告します.この論文集には3度目の掲載となります.実験内容や解析内容は本学で実施したものになります.

内容は鋼製橋脚板厚変化部の終局強度とCFRPシートによる補強工法に関する研究内容で,日鉄ケミカル&マテリアル,酒造大同工業大学名誉教授との共同研究内容になります.本実験は本学の3,000kN万能試験機によるものです.

今後,このように共同研究成果が,鋼製橋脚の耐震補強等リニューアル工事に適用されると思われます.

 

VINH特任講師
正負交番曲げ載荷実験
FEAモデル
FEA解析例