近年,大規模更新等の工事でRC床版の取替えが活発化しています.一方,近年,CFRPは軽量,高強度,腐食しないおよび補強が容易などの理由から,鋼部材の補強において有力な手段として認められてきており,多くの研究成果が示されています.
そこで,8/1に埼玉橋梁メンテナンス研修会で実施した実験では,鋼桁上フランジ下面にCFRP成形材を設置して,鋼桁の横倒れ座屈耐荷力がどの程度向上するかを確認することとしました.本研修会では,これらの実験やその結果を確認いただき,横倒れ座屈を体感していただくとともに,CFRPによる補強が有効な手段となりえることを再認識いただけたと考えています.

載荷状況

無補強の横倒れ座屈

無補強の横倒れ座屈

研修会の様子

CFRP補強供試体