土木学会全国大会で講演された橋に関する社会性や将来性に優れた取組みに対して,田中賞選考委員会では「かけはし賞」を授与しています.昨年の 9 月に開催された土木学会の全国大会後に,エントリーされた43題の講演の中から,厳正な審査により6題に令和7年度「かけはし賞」が授与されました.令和8年3月24日に土木学会において表彰式がありました.
タイトル:腐朽劣化を受けた木橋の樹脂とFRPによるリノベーション ―草加市中根ふれあい橋の実施事例-
受賞者:平田桐也1,鹿倉蓮1,大垣賀津雄1,芝沼健太1,正木裕2,小澤明日香2,秀熊佑哉3,井上澄貴4 (1.ものつくり大学,2.草加市,3.日鉄ケミカル&マテリアル,4.コムテック)
本プロジェクトは,草加市内にある4つの橋を補修する木橋修繕プロジェクトの一環として実施したものです.木橋は人道橋として全国各地に多く建設されていますが,建設後20年も経過すると多くの腐朽劣化が生じています.特に主桁の腐朽劣化は耐荷性能に大きく影響を与えます.そこでコンクリートや鋼材に対して補強効果が確認されている樹脂やFRPを用いて,可能な限り実橋既設木材を残して補修を行い,安全性と耐久性の高い構造への改良を試みました.本事業は,草加市の地元住民,草加市役所,ものつくり大学,材料メーカーが協力して成し遂げることができました.


