青木敏三先生のご逝去

青木敏三先生(元ものつくり大学非常勤講師,元片山ストラテック勤務)の突然の訃報に接し,心よりお悔やみ申し上げます.見識豊かで,いつも笑顔で,周りの人への配慮のある青木先生の姿が,今後見られないのはとても残念です.ご冥福をお祈りいたします.

私が2015年にものつくり大学の教授として着任した数年前から非常勤講師として,10数年間ご指導いただいています.溶接実習や鋼構造の実験の授業で学生に丁寧にご指導いただきました.また,学内のブリッジコンペティションというプロジェクトでは,溶接や加熱矯正の方法など,毎年学生に指導に来ていただいていました.お陰様で,現在では,ものつくり大学が強豪チームとして優秀な成績を収めることができています.

青木先生は一流の技術者であり,指導者でありました.青木先生の生前のご厚情に深く感謝いたします.安らかにご永眠されますよう,心よりお祈り申し上げます.

 

鋼構造の実験の授業 横倒れ座屈

   

鋼構造の実験の授業 HTB締付け管理

Eurosteel 2026にて,弾性合成桁の実験を発表

9月16-18日に,鋼構造に関する国際会議Eurosteel 2026が,ポーランドのクラクフで開催されました.そこで,大阪工業大学やものつくり大学で実施した,弾性合成桁のずれ止めの挙動に関する実験結果を発表されました.論文2件のタイトルは以下の通りです.

Static Push-out Test of Headed Studs with Precast PC Slab for Design of Flexible Composite Girder

Stiffness Evaluation of Headed Studs Under Cyclic Loading for Design of Flexible Composite Girder with Precast PC Slab

この国際会議には,長井先生,奥井先生,岩崎先生も来られていました.

また,このクラクフには,種々の橋梁があって,とてもよい感じでした.

   

国際会議のホテルで会食

   

クラクフの橋

   

クラクフの橋

   

2026年度 土木学会年次講演会にて発表

2026年度土木学会年次学術講演会が札幌の北海学園大学にて開催されました.9/3,4,ものつくり大学の大垣と秀熊先生関連論文18件の発表がありました.青字で着色している卒業生,もしくは他大学や企業の方々等の発表がありました.学生さんが卒業して就職していますが,多くの方々に集まって頂きました.質問に的確に回答できなかったところもありますが,皆さん,素晴らしい発表でした.今後のご活躍に期待しています.

   

発表会場(北海学園大学にて)

   

懇親会の様子

   

関連発表は以下の通りです.

[CS6-01]腐朽劣化を受けた木造橋の樹脂とCFRPによる補修-草加市ふれあい橋のリノベーション-

小林 駿斗1,平田 桐也1,大垣 賀津雄1,芝沼 健太1,秀熊 佑哉1,正木 裕2,小澤 明日香2,櫻井 俊太3 (1. ものつくり大学,2. 草加市建設部 ,3. 日鉄ケミカル&マテリアル)

 

[CS6-02]木橋木製床板のCFRPによる補修に関する実験研究

大垣 賀津雄1,芝沼 健太1,秀熊 佑哉1,平田 桐也1,正木 裕2,小澤 明日香2,櫻井 俊太3 (1. ものつくり大学,2. 草加市建設部,3. 日鉄ケミカル&マテリアル)

 

[CS6-03]草加市ふれあい橋の木製高欄の施工報告

平田 桐也1,坂本 匠1,大垣 賀津雄1,芝沼 健太1,秀熊 佑哉1,正木 裕2,小澤 明日香2,櫻井 俊太3 (1. ものつくり大学,2. 草加市建設部,3. 日鉄ケミカル&マテリアル)

 

[CS6-04]鋼桁上フランジ部分模型を用いたCFRP成形材による横倒れ座屈補強に関する実験研究

佐々木 望1,平田 桐也1,大垣 賀津雄1,秀熊 佑哉1,櫻井 俊太3,藤本 貴正2,飯尾 翔磨2,宮下 剛4,奥山 雄介5 (1. ものつくり大学,2. 高速道路総合技術研究所,3. 日鉄ケミカル&マテリアル,4. 名古屋工業大学,5. 長野高等専門学校)

 

[CS6-05]鋼桁上フランジ部分模型を用いた CFRP 成形材による横倒れ座屈補強に関する解析的研究

桂川 奈弓1,宮下 剛1,大垣 賀津雄2,秀熊 佑哉2,櫻井 俊太3,藤本 貴正4,飯尾 翔磨4 (1. 名古屋工業大学,2. ものつくり大学,3. 日鉄ケミカル&マテリアル株式会社,4. 株式会社 高速道路総合技術研究所)

 

[CS6-06]CFRP成形材で補強した鋼桁上フランジ部分模型の横倒れ座屈耐荷力に関する研究

櫻井 俊太1,秀熊 佑哉2,大垣 賀津雄2,平田 桐也2,藤本 貴正4,飯尾 翔磨4,宮下 剛3,奥山 雄介5 (1. 日鉄ケミカル&マテリアル株式会社,2. ものつくり大学,3. 名古屋工業大学,4. (株)高速道路総合技術研究所,5. 長野工業高等専門学校)

 

[CS6-07]鋼桁のCFRP成形材による横倒れ座屈補強に関する実験研究

秋山 尚輝1,平田 桐也1,大垣 賀津雄1,秀熊 佑哉1,櫻井 俊太3,藤本 貴正2,飯尾 翔磨2,宮下 剛4,奥山 雄介5 (1. ものつくり大学,2. 高速道路総合技術研究所,3. 日鉄ケミカル&マテリアル,4. 名古屋工業大学,5. 長野高等専門学校)

 

[CS6-09]高強度緻密モルタルとCFRP補強筋を用いたハーフプレキャスト版に関する実験研究

日塔 惟雲1,小林 駿1,大垣 賀津雄1,秀熊 佑哉1,石田 学2,櫻井 俊太3 (1. ものつくり大学,2. 太平洋マテリアル,3. 日鉄ケミカル&マテリアル)

 

[CS6-11] 鋼部材のCFRP接着工法における機械式定着併用に関する研究

小西 奏太朗1、宮下 剛1、海老澤 健正1、武田 健太1、秀熊 裕哉2 (1. 名古屋工業大学、2. ものつくり大学)

 

[CS6-15]GFRP箱桁橋における成形材間の接着接合強度に関する実験研究

金澤 優太1,小林 駿1,大垣 賀津雄1,秀熊 佑哉1,井上 澄貴2 (1. ものつくり大学,2. コムテック)

 

[CS6-24]鋼桁フランジCFRP補強部のスタッド溶植による熱影響後の付着試験

秀熊 佑哉1,大垣 賀津雄1,藤本 貴正2,飯尾 翔磨2,宮下 剛4,奥山 雄介5,櫻井 俊太3,平田 桐也1 (1. ものつくり大学,2. 高速道路総合技術研究所,3. 日鉄ケミカル&マテリアル株式会社,4. 名古屋工業大学,5. 長野高等専門学校)

 

[CS6-25]スタッド溶植による熱影響を受けた鋼桁フランジCFRP補強部の強度確認実験

藤本 貴正1,飯尾 翔磨1,大垣 賀津雄2,秀熊 佑哉2,平田 桐也2,櫻井 俊太3,宮下 剛4,奥山 雄介5 (1. 株式会社高速道路総合技術研究所,2. ものつくり大学,3. 日鉄ケミカル&マテリアル株式会社,4. 名古屋工業大学,5. 長野工業高等専門学校)

 

[CS6-40]ずれ止めの非線形挙動を考慮した水平せん断力の再分配の評価

折戸 千紘1,石川 敏之1,藤本 貴正2,飯尾 翔磨2,大垣 賀津雄3,今川 雄亮4,大久保 宣人5,趙 清6 (1. 関西大学,2. 高速道路総合技術研究所,3. ものつくり大学,4. 大阪工業大学,5. 高田機工株式会社,6. 川田テクノシステム株式会社)

 

[CS6-42]プレキャスト床版を有する弾性合成桁橋を想定したスタッド押抜き試験

上西 啓士1,小林 駿1,大垣 賀津雄1,今川 雄亮4,石川 敏之3,藤本 貴正2,飯尾 翔磨2,大久保 宣人5,趙 清6 (1. ものつくり大学,2. 高速道路総合技術研究所,3. 関西大学,4. 大阪工業大学,5. 高田機工,6. 川田テクノシステム)

 

[CS6-43]プレキャスト床版を有する弾性合成桁のスタッドの疲労耐久性に関する研究

中村 哲海1,今川 雄亮2,藤本 貴正3,飯尾 翔磨3,大垣 賀津雄4,石川 敏之5,大久保 宣人6,趙 清7 (1. 大阪工業大学大学院,2. 大阪工業大学,3. 株式会社 高速道路総合技術研究所,4. ものつくり大学,5. 関西大学,6. 株式会社 高田機工,7. 株式会社 川田テクノシステム)

 

[CS6-44]プレキャスト床版を有する弾性合成桁の正曲げ耐荷力に関する研究

小林 駿1,大垣 賀津雄1,藤本 貴正2,飯尾 翔磨2,今川 雄亮4,石川 敏之3,大久保 宣人5,趙 清6 (1. ものつくり大学,2. 高速道路総合技術研究所,3. 関西大学,4. 大阪工業大学,5. 高田機工,6. 川田テクノシステム)

 

[CS6-45]弾性合成係数を用いた弾性合成桁の簡易設計法

深谷 彩愛1,石川 敏之1,藤本 貴正2,飯尾 翔磨2,大垣 賀津雄3,今川 雄亮4,大久保 宣人5,趙 清6 (1. 関西大学,2. 高速道路総合技術研究所,3. ものつくり大学,4. 大阪工業大学,5. 高田機工,6. 川田テクノシステム)

 

[CS6-47]弾性合成桁の設計システムに関する検討

趙 清1,大久保 宣人2,石川 敏之3,今川 雄亮4,藤本 貴正5,飯尾 翔磨5,小林 駿6,大垣 賀津雄6(1. 川田テクノシステム,2.高田機工,3.関西大学,4. 大阪工業大学,5. 高速道路総合技術研究所,6. ものつくり大学)

 

JSBC2026&ASBC2026において好成績を収めました

8月26,27日,福井市セーレン・ドリーム・アリーナにおいて,JSBC(Japan Steel Bridge Competition)& ASBC(Asia Steel Bridge Competition)2026が,合同開催されました.この競技大会は,大学・一部高専の各チームが,4mの鋼橋模型を設計,製作して,大会で組立てる架設競技,240kgの重錘を載せる載荷競技,ポスターで内容を説明するプレゼン競技,および美しさを投票で決める美観競技から構成されています.

大学・高専から35チーム参加,そのうち10チームは東南アジア(タイ,インドネシア,スリランカ,モンゴル,台湾)からの参加です.また,橋梁メーカー企業は8チーム,企業展示展示23社がありました.

ものつくり大学チーム(リーダーの向笠友都さん他,3,4年生)は,架設競技15位,載荷競技5位,プレゼン競技5位,および美観競技2位であり,総合で5位という好成績を収めました.

5月以降,暑い中努力した学生さんを祝福したいと思います.また,企業チームの製作した橋や,企業のPR説明を聞いて,学生さんの成長に繋がったと感じています.将来のご活躍を期待しています.

 

架設競技の状況

   

架設競技終了後の記念撮影

  

載荷競技終了後の記念撮影(目標5mmに対して,結果は5.5mmで高得点)

   

表彰式(美観部門準優勝)の様子

   

弾性合成桁供試体のコンクリート打設

 8/6,弾性合成桁供試体のコンクリートを打設しました.試験体の鋼桁の桁高は750mm,床版は幅1000mm,厚さ平均235mm,長さ6200mm,合計重量5tonの供試体です.最近暑くなっていますが,24Nの普通コンクリートで暑中仕様なので,流動性もあって1時間で5.5m2の打設を完了しました.本学は非常勤の先生方もお手伝いいただけることと,教務職員の先生にクレーン操作でバケット打設も手伝ってもらえるので,すごい環境であるといえます.

 また,学生さんは実習で,型枠,鉄筋組立,およびコンクリート打設も複数回経験しているので,素早い動きに感動します.これを学内で載荷実験できる環境はとても素晴らしいと思います.このような機会を通じて,学生さんの成長に期待しています.

   

バイブレータによる締固め

   

バケットによる打設

   

打設完了