実験室で作業や載荷試験を行っている際の動画を撮影いたしました.以下のQRコードからご視聴いただけます.オープンキャンパスに来れなくてもある程度わかるような動画を増やして,ものづくり教育の素晴らしさを後世に伝えたいと思います.協力頂きました研究室の皆さんに感謝いたします.

実験室で作業や載荷試験を行っている際の動画を撮影いたしました.以下のQRコードからご視聴いただけます.オープンキャンパスに来れなくてもある程度わかるような動画を増やして,ものづくり教育の素晴らしさを後世に伝えたいと思います.協力頂きました研究室の皆さんに感謝いたします.
鋼床版橋の下面補強に関する開発研究は,4年半前にNEXCO東日本関東支社の研究公募に応募して採択を受け,4年間の共同研究を行いました.このほど同社から,一定の成果を得たとの理由で感謝状を頂きました.大変喜ばしいことであります.今後,実橋の試験施工で残された課題が整理されて,社会に役立つ技術として確立されることを期待します.
昨年大学院を卒業した渡邊健也さん,M2の安田翼さん,また多くの研究室メンバーや卒業生の努力の賜物と思っています.また,本共同研究では,日鉄ケミカル&マテリアル,太平洋マテリアル,ADEKA,フクビ化学,および施工技術総合研究所等の関係者方々の多大なるご協力を頂きました.本感謝状はその成果だと考えています.ありがとうございました.
NEXCO東日本から感謝状を授与された時の関係者の皆さん
M2安田翼さんが本学を代表して授与されました.
M2安田翼さん,4年小林駿さん,宇津味泰成さんの記念写真
本研究共同に関するシンポジウム等の発表論文(土木学会年次講演会を除く)
2月下旬に研究室4年生と一緒に香港に橋梁調査に行きました.卒業研修を兼ねています.
ご存じの通り,香港の新空港建設時期にいくつかの長大橋を建設しています.ボートをチャーターして見学しました.また,ビクトリアピークや夜市などを見学して,学生さんも大変勉強になったと確信しています.計画から実施まで大変ですが,このような機会を得られたことは,皆さんのお陰であると感謝しています.
汲水門大橋(Kap Shui Mun Bridge)は香港にある斜張橋で汲水門海峡を隔てて,ランタオ島(大嶼山)と馬湾島を結んでいます.全長820m,最大支間長430mで道路と鉄道を併用する斜張橋としては有数の規模となります.香港国際空港の開港直前である1997年に開通し,その年の土木学会田中賞を受賞しています.熊谷組(香港)・前田建設工業・横河ブリッジ・日立造船の4社によるJVが施工しました.
本橋は2層構造になっており,上層部は片側3車線の道路,下層部は箱桁の中に2つの鉄道路(エアポートエクスプレスと地下鉄東涌線)と2車線の保守用道路が設けられています.昔,IABSE国際会議のポストツアーで現地見学に参加しました.
汲水門大橋全景
汲水門大橋は鋼コンクリート複合構造です.
青馬大橋(Tsing Ma Bridge)は香港国際空港の開業に合わせて1997年に建設された吊橋です.青衣島と馬湾島を結び全長2,160m,最大支間長1,377mで2層構造になっており,世界一長い道路鉄道併用橋として知られています.本橋も上記同様の2層構造になっています.昔,IABSE国際会議のポストツアーで地組立ての現地見学に参加しました.
青馬大橋全景
側径間は短く,桁を吊っていません
汀九橋(Ting Kau Bridge)は九龍半島新界地区の汀九と青衣島を結ぶ世界初の3塔の4径間斜張橋です.1998年の開通で全長1,177m,2 つの主要スパンはそれぞれ 448 mと 475mの長さで,アプローチ道路を含むと全長は 1,875 mになります.
橋はドイツのSchlaich Bergermann & Partnerによって設計されました.
汀九橋全景 4径間斜張橋です.
中央主塔から最上段のケーブルは太くて側主塔付近で定着しています.
主塔の下部工から面外に横梁を出してケーブルで菱形にして橋軸直角方向の剛性を高めています.このようなケーブルの使い方は合理性も感じています.
昂船洲大橋(Stonecutters Bridge)は青衣島から昂船洲を通って九龍半島に繋がる斜張橋で2009年に完成しました.全長1,596m(中央径間1,018m・側径間289m)で,水面から橋上までの高さが73.5m,主塔の高さは298mあります.主塔はコンクリートですが上部のケーブル定着部はステンレス構造になっています.施工は前田建設工業・日立造船・横河ブリッジ・新昌の4社によるJVです.
昂船洲大橋全景
昂船洲大橋は上下線の間に空間を設けています.
船旅も思い出に残るものですね.
すぐに調子に乗ってしまいます.
九龍TST船着き場近くの旧九龍駅舎跡の時計塔
夜市にて
ビクトリアピークの旧ケーブルカー前にて
ビクトリアピークの展望台にて
ビクトリアピーク 100万ドルの夜景
2024年2月18日(日)13:00-16:00 ものつくり大学体育館他にて,ものづくり教育シンポジウムが開催されました.千葉大学の木下准教授からものづくり教育の重要性に関する講演がありました.またパネルディスカッションでは私(大垣)から,ものつくり大学の教育内容などを紹介いたしました.4年生の佐藤里桜さんからJapanSteel Bridge competition2023参加活動報告をしてもらいました.
ゆたかな学びで創造する「ものづくり教育」の今後に期待したいと思います.
開会のご挨拶
木下先生のご講演
ものつくり大学の教育紹介
佐藤さんからのJSBC活動報告
1/24,研究室の卒業研究発表会が終わりました.今年発表会はコロナ前の状態に戻りまして,遠隔無しで会場による聴講となりました.研究室4年9名は素晴らしい発表をしてくれました.ただし,質問に対する回答が不十分な者もいましたが,私が学生の時にそのような状態になったのを覚えています.
研究室の関連発表は以下の通りです.同様の内容で土木学会年次講演会でも発表して頂きたく思っています.就職後9月に仙台に集まりましょう.今後の皆さんの活躍に期待しています.
風見優羽 H形断面長柱のCFRPシートによる補強に関する交番載荷実験
廣田雅人 H 形断面長柱のCFRP成形材による補強に関する交番載荷実験
松田和磨 矩形断面長柱のCFRP シートによる補強に関する圧縮載荷実験
平田桐也 鋼桁上フランジのCFRP成形材によるバイパス補強効果に関する実験研究
平岩アキ 横倒れ座屈した鋼桁のCFRPによる補強効果に関する実験研究
イスラムモフィズル 場所打ち床版を有する弾性合成桁の中間支点部挙動に関する実験研究
佐藤里桜 プレキャスト床版を有する弾性合成桁の中間支点部挙動に関する実験研究
宇津味泰成 CFRP成形材と軽量樹脂モルタルによる鋼床版下面補強施工と補強効果確認実験
小林駿 CFRP成形材と軽量樹脂モルタルにより下面補強した鋼床版の移動輪荷重走行実験
発表当日の集合写真
発表の様子1
発表の様子2
発表の様子3
発表の様子4
発表終了後の懇親会