CFRPを用いた補修補強工法の設計施工指針を発刊

研究室の主要テーマの1つである,CFRPによる鋼橋の補修補強について,各種研究成果をとりまとめて,産官学連携で指針を発刊することとなりました.

来月(7月31日)に土木学会(四ツ谷)で講習会を行い,初めて販売も行います.NEXCO総合技術研究所殿との共同研究成果も盛り込まれており,研究室の学生の努力が少し形になりました.世の中に役立つ研究を行うことで,iOTの存在感を世の中に伝えたいと感じています.

プレートガーダーの曲げ補強確認実験

プレートガーダーのせん断補強確認実験

トラス格点腐食部補修確認実験

鋼短柱の補強効果確認実験

就職内定状況について

研究室の就職内定状況について,本学着任以来の3年分を報告します.

早い人は3月に,4,5月で研究室全員が内々定を頂き,来春の進路も決まりました.これまで3年間の研究室学生の就職先,内定先は以下の通りです.近年,建設業界は人手不足であり,技術者の売り手市場になっています.一部上場企業もしくは大手企業のグループ会社などが多いです.

2019年4月入社予定(現4年生,M2)内定者

施工技術総合研究所(1),五洋建設(1),東洋建設(2),東鉄工業(1),奥村土木(1),大成エンジニアリング(1),日本ファブテック(1),前田道路(1),乃村工藝社(1)

2018年度4月入社(2018年3月卒業)

清水建設(1),西松建設(1),東鉄工業(3),新日本工業(1),日本ファブテック(1),船場(1)

2017年度4月入社(2017年3月卒業)

西武建設(1),東鉄工業(1),小川工業(1),巴コーポレーション(1),大成エンジニアリング(1),大和建築設計(1)

就職ガイダンス(3年生に計15回)

企業研究交流会(12月)

新東名現場見学(10月)

横浜橋梁現場見学(1月)

岩国の錦帯橋を調査

昔,恩師の長井先生や奥井先生らと錦帯橋を見ましたが,以後,20年ぶり位でしょうか?岩国の錦帯橋に来ました。今回は私の副査である早稲田大学名誉教授依田先生が同行され,先生長年の研究など解説付きで、とてもわかりやすく種々のことが理解できました。
また,本学IOT前任の北條先生研究室の卒業制作である,錦帯橋の4mの模型も徴古館で確認してきました。ついでに岩国城や沈下橋も訪れことができました.とても有意義でした.

 

錦帯橋

  

錦帯橋

徴古館の錦帯橋模型(IOT制作)

徴古館の竹筋コンクリート

錦帯橋の実験橋

岩国城

沈下橋

卒業研究の実験が順調に進捗!

2月中旬より現4年生の卒研がスタートしております.よい結果も得られています.関東でも有数の3,000kN試験機があるのでもう,アクセル全開状態です.テーマと簡単な写真を紹介すると,以下の通りです.実験内容と量は全国トップレベルであるといえます.実物大の実験を目の当たりにして,4年生は日に日に成長していることがわかります.このうち,いくつかは11月のJSSCの鋼構造シンポジウム,土木学会の年次講演会,床版シンポジウム,FRPシンポジウム,構造工学シンポジウムで発表します.

2月中旬,SBHS柱の連成座屈実験

3月下旬,高強度緻密モルタルによるRC床版の補修に関する実験

4月中旬,鋼桁のCFRPによるせん断補強実験

卒業式 追い出しコンパ

3/16,卒業式がありました.4年生がまとまって大学に来るのはこれが最後になります.新しく社会人として活躍することを期待しています.
卒業式後に実験室にてBBQをしました.研究室の3年生が準備して,4年生を送り出すという形の追いコンです.
実験研究をよく頑張ってくれた4年生全員は,学長表彰に相当する功績があります.改めて,おめでとうございます.

卒業式が終わった4年生

午後の追い出しコンパは実験室で

3年生が準備しました.

全体写真です.