製鉄所見学会

6/30にJFEスチール扇島の製鉄所を見学させていただきました.東京ドーム120個分の敷地の広さに同行した研究室の学生も驚きです.鉄鉱石,石炭,石灰石から鋼を作り,最後に圧延している様子を目の当たりに見て,鉄は国家なりと言われていた理由を感じました.また,Vサインは,JFEスチール内での挨拶の代わりだそうです.

 

関東の土木鋼構造研究ネットワーク[関東・東北地区]製鉄所見学会が毎年開催されていまして,参加させていただきました.80名近い参加者だそうで,バス2台を準備して頂いての開催でした.情報交換会もあり,意義深い1日でした.

GFRP集成桁の制作

これまでなかったのが不思議ですが,GFRPの押抜き成形材の板やアングルをエポキシ樹脂で接着して集成する桁を,研究室の学生が制作しました.桁高400m,長さ5.2mありますが,重さは73kgと軽量で手で持てるものです.これまで,ハンドレイアップで桁を製作することはありましたが,このように集成桁として制作すれば,種々のオーダーに素早く対応できる可能性があります.

 

エポキシ樹脂の配合          GFRP集成桁の制作状況

 

GFRP集成桁の制作状況

今後,曲げ試験やせん断試験を行います.

 

このように,手で持てます.

 

建築再生展2017に出展

5月31日から6月2日まで、ビッグサイトにて建築再生展2017が開催されております、研究室の学生もアテンドして説明してくれました。外国からの来客が熱心に質問したそうです。いい経験になりました。
研究室から、CFRPによる鋼部材の補強、ステンレス鋼合成柱などの模型と一緒に展示しています。来年はもっといいものを目指して、反省点を整理しています。

 

 

施工技術総合研究所を見学

久しぶりに富士の施工技術総合研究所を訪問させて頂きました。数多くの実物大試験状況を確認して、その規模の大きさに同行した学生も驚いていました。大型の試験機や輪荷重走行試験機など、やはり凄いですね。大学で実施している実験の規模は小ぶりですが、実験するに際して考えないといけないことや、実験後のまとめ方などは同じなので、研究室の学生にも頑張ってもらいたいものです。
また道中、世界最大の歩行者用吊橋である三島スカイウォークを訪れて、吊橋の構造や施工方法を説明しました。いい天気で良かったです。

モバイルブリッジの開発研究(施工技術総合研究所)にて

 

三島スカイウォーク

カンボジア,タイの視察,打合せ

2017年3/24-29,大学院に進学するK君と一緒に,カンボジアでアンコールワット他を,タイでカンチャナブリの鉄橋を調査しました.またバンコク郊外のFRP工場2社を訪問して見学&打合せを行いました.

NSMATのM社長と一緒にAGCマテックスのタイ工場H社長を訪問した時の写真です.本学2号橋の床版を取り換える方向で,技術的な相談をしました.タイで製作して,海上輸送する予定です.

カンボジアの遺跡調査。アンコールワット、アンコールトムのバイヨンやバブーオン他、タ・ブローム、バンティアイ・クディなど。クメール建築を体感することができました。
トゥクトゥクを8時間使っても25ドルでした。本当に安いですね。

 

バンコクから西に170km,ミヤンマー国境近くのカンチャナブリで戦場にかける橋の舞台となったクウェー川鉄橋を見てきました.太平洋戦争で日本軍が泰緬鉄道415kmを約1年で建設しました.その一部であり,驚異的なスピードで連合軍の捕虜に人力で建設させた曲弦ポニートラス橋です.終戦間際の爆撃で2連が落橋し,当時のビルマに物資を運搬することができなくなりました.終戦後,横河さんが平行弦トラス2連を建設しました.近くに戦争博物館があり、当時の状況などがわかります。