ベトナム・ダナンの橋梁調査
ベトナムのダナン工科大学から長岡技術科学大学に留学中の共同研究者であるVinhさんの案内で,2月10日,ダナン市内で橋梁を調査しました.
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ハン川に架かるトランスリーブリッジという斜張橋は側径間のケーブルを曲線的にグランドアンカーしており,中央径間のケーブル本数は30段を超える超マルチ構造です.ライトアップしている状況も素晴らしいです.
次にハン川を北に行くとドラゴンブリッジがあります.週末には火を噴いた後に水を吹き出します.その時車両の通行止めをされて,ドラゴンの顔の周辺には見物客で賑わいます.
さらに北に行くとハン川橋という斜張橋があります.この橋もユニークで夜中に主塔を軸に回転して,大型船舶の通行を可能にしています.七色に輝くライトアップが見ものです.
最も北の河口付近にはトゥアンフォックブリッジという中央径間405mの吊橋があります.この橋はコンクリートを主構造に採用しており,2009年開通ですが床版の損傷が激しい状況にあります.
最後に,街中の鉄道や道路を跨ぐトランスリーブリッジは斜張橋に分類されますが,アーチ型の主塔からコンクリート桁を吊っている構造であり,ユニークな形をしています.またこの橋を囲むようにリング状のロータリー道路を構成しており,この橋梁でバイパス道路を構成し,立体的に交差点を構成して鉄道路線を跨いでいることになります
近年,発展著しいベトナム・ダナンの橋からも学ぶことが多くありました.