草加市から,ふれあい橋が搬入されました!

本学は草加市と木橋リノベーションに関する連携協定を2024年5月に締結しました.

2025年6月末に草加市から,ふれあい橋が搬入されました.橋長14m,幅員2mの木製人道橋です.夜間に交通規制を行い,最大級のラフテレーンクレーンを用いて,電線をかわして吊り上げ,ポールトレーラで輸送して,翌日朝に搬入されました.重さは7ton程度で,本学のストラクチャー実習場の10ton天井クレーンで荷下ろししました.

その後,設計荷重満載(合計10ton)の載荷を行いました.劣化が進行しており,載荷前の初期たわみは支間中央で約50mm,載荷試験によるたわみは40mm程度でした.

授業に支障が無いように,3~4日で解体して,屋外自習場に移動します.劣化が進行している箇所があり,本学で10月を目標にリノベーション(補修)と延命化対策を行います.これまで前例がほとんどない樹脂とCFRPによる工法で補修・補強を行います.各種実験でその性能を明らかにしています.内容については,学会やシンポジウムで順次発表しています.昨年度補修状況の様子は,中根ふれあい橋開通式の情報に掲載しています.このように,ものつくり大学は,地域貢献に寄与しています.

    

現地吊り上げ

 

   

現地吊り上げ

  

本学実験室への搬入

   

吊り上げ

 

荷下ろし

 

載荷実験

   

安堵する関係者