ものつくり大学 INSTITUTE OF TECHNOLOGISTS

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学生フォーミュラ
2015年度大会報告

競技の概要

全日本学生フォーミュラ大会(http://www.jsae.or.jp/formula/jp/)は、優秀なエンジニアの育成を大きな目的として公益社団法人日本自動車技術会が主催する競技会で、学生が仮想の企業を運営するという想定のもと、ものづくり全般に亘る総合力を競います。教室の中だけでは優秀な技術者は育たないことに気付いた米国の自動車技術会が1981年(日本が4輪自動車生産で米国を抜いた翌年)に開催したのが始まりで、現在では世界12か国で開催されています。
大会では初めに車検を受検します。車検はレギュレーションへの適合(ルール違反はないか)、安全性(ブレーキは十分に効くか、カーブで転倒しないか)の確認などを目的としたもので、競技ではありませんが、これに合格しないマシンは会場内でエンジンをかけることができません(従って走行競技に参加できません)。
車検後から(あるいは並行して)競技が進行します。競技では、マシンのコンセプト・設計技術・製造方法やコスト管理などについて、事前に提出した書類と当日の口頭試問で審査する「静的競技」が3種目、実際にマシンを走行させて性能を競う「動的競技」が5種目行われます。
走る性能だけでなく、考え方や作り方まで厳しく評価される点がエンジニアの育成を目的とする学生フォーミュラ大会の特徴です。

競技の概要

MONO Racing

2014-2015年シーズンのMONO Racing

全日本学生フォーミュラ大会(公益社団法人自動車技術会主催)は、排気量610cc以下のガソリンエンジンを搭載したフォーミュラタイプのレーシングマシンを自作し、その性能や設計・製作の技術を競い合う競技会です。
ものつくり大学製造学科の学生フォーミュラプロジェクトMONO Racingでは、毎年大会終了後に最上級生が引退して新チームが発足します。2014年大会を無事終えた昨年9月、短い夏休みを取ったのち、チームは体制を一新して新たな挑戦に動き出しました。

3支部合同試走会参加

この時期に恒例の自動車技術会関東・中部・関西支部合同試走会が、8月4日~6日、本大会と同じ会場で開催されました。2015年大会は会場のレイアウトが大幅に変更されるため、競技の運営も従来とは大きく異なります。今年の試走会は、運営の変更に対応した装備・人員配置を確認するためのシミュレーションの意味合いもあります。
試走会を目前に控えてチーム内に異動が生じ、その対応で活動が1週間ほど停滞しましたが、危機感を共有できたことで結束は寧ろ固まったようで、全員の奮闘によりどうにか試走会前にシェイクダウンできました。

3支部合同試走会参加

経験不足が心配された今シーズンですが、試走会出発前日の予行練習の甲斐あって技術車検に無事合格でき、本大会に向けて大きな自信を得ました。
 実走行では様々は予期しないトラブルが生じます。時には複数の原因が複合する、原因と結果の関係が分かり難いトラブルもありますが、知恵を出し合って一つひとつ解決していく過程はこの競技の醍醐味でもあります。毎夜のミーティングでその日の総括をすると、一日なりの成長が実感され、大変に頼もしく思います。

3支部合同試走会参加

試走会最終日は閉会式があります。閉会式では主催からのアドバイスやボランティア・スタッフへのお礼の拍手があり、ほとんどの大学チームは片づけを一時中断して閉会式に参加します。閉会式より自チームの撤収を優先する校もありますが、このような(物騒な?)競技を安全に楽しませてくれるスタッフへの感謝を忘れるべきではないと考えますので、本学では全員参加するよう指導しています。

いろいろやっています、MONO Racing

マシンの製作や競技会の参加以外の活動をご紹介します。

ホンダ報告会(2/11)

チームのスポンサーである本田技研工業株式会社様が支援している大学が集い、2014年度の活動と2015年度の構想について、1チームあたり1時間ほど発表・議論しました。
企業の技術者の方々を交えた懇談は普通の大学生活では体験できないことで、とても勉強になります。

ホンダ報告会

自動車技術会主催マシン製作講座(3/4-5)

本学実習場で、(公益社団)自動車技術会主催のフォーミュラマシン製作講座が開講され、本学チームからも2名が参加しました。

自動車技術会主催マシン製作講座

自動車技術会関東支部講演会参加(3/10)

学生フォーミュラマシンに関連した研究テーマについて、院生1名と学部4年生2名が報告しました。

自動車技術会関東支部講演会参加

第13回
全日本学生フォーミュラ大会結果

全日本学生フォーミュラ大会参戦記

第13回
全日本学生フォーミュラ大会参戦記

2015年9月1日(火)~5日(土)
静岡県袋井市・掛川市
小笠山運動公園(ECOPA)

全日本学生フォーミュラ大会参戦記

第13回全日本学生フォーミュラ―大会に参加して

総合28位、日本自動車工業会会長賞・スポーツマンシップ賞 受賞

2015年9月1日から5日まで、静岡県袋井市から掛川市に跨る小笠山運動公園(エコパ)で第13回全日本学生フォーミュラ―大会が、当日参加86大学(エントリー90大学、EV部門含む)を集めて盛大に開催され、ものつくり大学学生フォーミュラ―プロジェクト「モノレーシンング」は大会に初日から参加しました。 今大会から会場のレイアウトが変更されました。慣れない運営に荒天が加わり、競技会全体か混乱する中、モノレーシングは全競技を完遂したうえ、日本自動車工業会会長賞およびスポーツマンシップ賞を受賞するとともに、総合順位も28位となり、昨年(55位)から大きく躍進しました。

※大会のウェブページ(http://www.jsae.or.jp/formula/jp2/)から、競技の動画や記録がご覧いただけます。

大会初日:9月1日(火)

毎年のことですが、今年も未明に集合し、日の出前のまだ暗い時刻に出発しました。昨年から、集合までの事故や遅刻などのトラブルを未然に防ぐために、遠征に出発する前夜はドーミトリーの研修室に前泊することにしています。
今年は総勢21名(学生19名、教員2名)での参加ですが、キャプテン以下17名は今年が2度目の参加で、経験不足は否めません。試走会には参加してきましたが、大会の規模と緊張感は別格です。しかも今年は大会運営の変更に起因する混乱が予想されるので、例年に比べて臨機応変の判断が求められる場面が増えると思われます。「マシン半分、人半分」の競技会、はたして無事に乗り切ることができるか?人材の厚みを増すべく、皆で積上げてきた1年間の苦労は報われるのか?篠突く雨の降り頻る中、励まし合いながら慎重に車を走らせますが、心配の種は尽きません。

会場へ到着して最初の仕事はチームピットの設営ですが、上述の会場レイアウト見直しにより、ピットエリアが小笠山運動公園内のスタジアム(サッカーJ1の公式戦が行われる競技場)内に設定されることになりました。昨年まではピットエリアと競技エリアは道路一つ隔てただけの距離だったので往来にはとても便利でしたが、スタジアムは競技エリアのある丘の麓にあるため、チームピットと競技エリアの間の移動は長い坂道を徒歩10分程かけて登り/下りしなければなりません。さすがに300kgにもなるマシンを人力で押し上げるのは困難なので、マシンの搬送は後述のセーフティ・ローダーで、人の移動はシャトルバスで対応することになっています。うーん、何やら波瀾の予感が・・・。
移動には甚だ面倒ですが、ピットエリアが建物内なので設営/撤収の手間が少ないこと、雨・風・雷、熱射病の心配が軽減されること等は引率する身としては大変にありがたいことでした。また、スタジアムを借切って行われた開会式も主催者の本気度が感じられて、大変に興味深い印象を受けました。

エコパスタジアム
エコパスタジアム
スタジアム内のチームピット
スタジアム内のチームピット

この日は静的競技の1つ、デザイン審査を消化し、明日の車検に備えて入念な(つもりの)準備を行って、宿舎へ向かいました。前回大会まで利用していた民宿が2014年で営業を終えてしまったので、今回新たに宿舎を探さねばなりませんでしたが、OBの尽力により、大会会場から10分程度のところにリーズナブルな民宿を確保できました。隣に大きな(しかも安くて量が多い)中華料理店があったことも好都合で、食事を摂りながら一日の出来事について情報交換し、夜のミーティングに備えることができました。

夕食を摂りながら情報交換
夕食を摂りながら情報交換

大会2日目:9月2日(水)

大会期間中は5時30分起床・6時出発、途中のコンビニで朝食を済ませて会場入りという毎日です。昨年までに比べ会場が近い分、若干遅めの始動です。会場での最初の仕事はピットの準備ですが、今年はテントを立ち上げる必要がなく、前日に片づけておいた機材を展開して作業に備えるだけです。今日一日のスケジュールを、ピットに設置した掲示板に書き出し、作業に備えて工具を整頓しておきます。これらは主に1・2年生の仕事です。
今日は朝8時からプレゼン審査を受けます。隣接するアリーナの会議室を会場に、質疑応答を含めて30分間で、チームが製作したマシンに関するビジネスや生産計画などを提案する競技です。会社の役員を説得するという想定なので、学生たちは皆スーツ(と神妙な面持ち)で審査に臨みます。机上の空論ではない、データに基づいた根拠を示せるか、落ち着いて説明できるかが高得点獲得のポイントですが、果たして昨夜の練習の成果や如何?

掲示板の準備
掲示板の準備

この競技会では、主催者が実施する各種の検査(総合して「車検」とよばれています)に合格しなければ会場内でマシンを走らせることができません。
今回モノレーシングはシード校(前回大会の参戦記参照)ではありませんので、大会2日目から競技と並行して車検を受けることになります。そうなることは分かっていたので、競技を進めながらでも一回で合格できるよう念入りに準備し、練習を重ねてきました。それでもやはり本番の検査は厳しく、車検のうちの技術検査で、わずかな燃料漏れと冷却水漏れを指摘されて再受験となりましたが、幸いにもドレンボルトやホースバンドの締め直しなど簡単な処置で対処できました。

工具の整頓
工具の整頓
プレゼン審査
プレゼン審査

漏れが止まったことを証明する手段に時間を要してしまったことは残念でしたが、若いチームにはよい経験となったことでしょう。この後、ドライバーの緊急脱出およびフラッグテストなどを問題なくパスし、無事に車検合格シールを受け取ることができました。さらに、午後のコスト審査も無事終えた16時ころ、マシンを丘の上の走行エリアへ搬送し、簡易ピット(これも今年からの運営)の設営とプラクティス場でマシンの調整を行いました。

車検(チルトテスト)
車検(チルトテスト)
車検(騒音テスト)
車検(騒音テスト)
車検合格シール
車検合格シール

技術検査で液漏れ改善の証明に手間取った以外は、概ね目論見通りの一日となりましたが、過去には油断からトラブルを招いたことが度々ありましたので、この夜のミーティングでは「順調な時ほど注意深く」を皆で確認しました。

大会3日目:9月3日(木)

いよいよ動的競技が始まります。今日は午前中にアクセラレーション(加速性能競技)とスキットパッド(旋回性能競技)の2競技、午後にオートクロス(複合コース1周走行)が行われます。明日はエンデュランス(耐久走行)とエフィシェンシー(燃費競技)が予定されています。かつては、もっとゆったりとしたタイムスケジュールで運営されていましたが、参加チーム数が増えたことやマシンの完成度が高まったことから(あるいは完成度の向上を促す目的で)、現在のように各競技の開催時間が短く設定されるようになりました。したがって、車検に手間取って3日目午前の競技に参加できないチームは学生フォーミュラ大会を完走(2013年大会参戦記を参照)できないことになります。出発前の忙しい時に練習してでも2日目までの車検合格にこだわったのは、ひとえにこの点に因ります。

セーフティ・ローダーによるマシンの搬送
セーフティ・ローダーによるマシンの搬送

今年、完走を目指す上での気がかりがもうひとつ。ピットエリア~走行エリア間の移動の問題です。会場レイアウトが見直された結果、ピットから走行エリアまでは小高い丘を登らねばならなくなりました。300kgのマシンと機材を如何にして搬送するか?考案された手段は、2台のセーフティ・ローダーが坂道を行き来し、マシンを間断なく搬送するというものでした。安全に運べるのは有り難いですが、これまでのように制約のない(必要な時に・何度でも、といった)行き来はできません。スタッフも参加者の不慣れな中で予想される運営の混乱に巻き込まれないことが重要です。

この日は5時20分に宿舎を出発、朝6時にチームピットを開き、その7分後にはマシンを送り出していました。手際の良さは昨夜の綿密なミーティングの効果でしょう。プラクティスエリアで暖機し、8時頃には早くも最初の種目に出走し、予定通り午前中にはスキットパッドとアクセラレーションを終えました。路面温度が低い早朝の出走を敢えて選択したのは、天気予報が昼頃から荒れ模様であると報じていたことに加え、マシン移動に伴う混乱が予想されたため、巻き込まれないよう早めに競技を終えたかったからです。どこかのチームの学生が天気予報サイトで雨雲の移動を調べていました。スマホのカメラを空へ翳し、アプリで雨雲を探索する学生もいました。彼らもまた天気の悪化を考慮し、混乱を避けるべく、早めの出走を選択したのでしょう。

スキットパッド
スキットパッド
雨中のオートクロス
雨中のオートクロス

オートクロスが開始される午後になると、黒い雲はいよいよ厚みを増して、出走を待つ間にはや雨は降り出し、我がチームのファーストドライバーがスタートする頃には、既にコース上に水溜りができ始めていました。雨の降り始め、最もスリップしやすいといわれる路面をドライタイヤで走るという困難な状況でしたが、経験豊富なファーストドライバーが慎重にマシンを運び、タイムを残してくれました。雨はいよいよ増して降り募り、セカンドドライバーはレインタイヤに履き替え、水しぶきをあげての走行となりました。
「今年は荒れる」との予想は大当たりでした。降り続いた雨は激しさを増し、ついに後半のオートクロスが中止されてしまいました。明日のエンデュランスの出走順はオートクロスのタイムによって決められるため、オートクロスの記録がないチームはエンデュランスに出走できないことになります。とすると、前半のオートクロス出走チームだけでエンデュランス?ひょっとして上位入賞?と、いささかみみっちい期待もありましたが、流石に海外の招待チームを含む上位校の多数を不参加にはできないようで、結局オートクロスはサスペンデットとなり、アクセラとスキットパッドの成績でエンデュランスの出走順が決められました。てんやわんやの末の出走順位は、決まってみれば実力相応で、これはこれで納得のいく結末でした。

なお、競技の様子がアナウンサーと解説者の音声付き映像でインターネット上にて同時放映されていますが、今年からはチームピットのあるスタジアム内の大型スクリーンでも見られるようになりました。臨場感には欠けますが、座席で暑さを凌ぎながら見られるのは有り難いです。

スタジアム内で観戦
スタジアム内で観戦

大会4日目:9月4日(金)

待機ピット
待機ピット

昨日とは打って変わっての好天に恵まれたこの日は、最後の種目であるエンデュランスが行われます。昨日のごたごたの末に決まった出走順位はBグループの14番目で、おそらくは11時~12時ころの出走と予想されます。いつものように、朝6時はピットを開き、マシンを送り出すとともに、走行エリア近くの待機ピットエリア(昨年までチームピットエリアに使用していた場所)に簡易テントを設営します。待機ピットは今年から設けられたエリアで、出走までの時間調整や簡単な整備が許されています。立ち入りできる人数が制限されているため昨年までのような混雑はありませんが、その一方で「全員で参加している」という一体感を得にくい運営となったのは残念です。

ファーストドライバーは経験豊富な上級生で、安定したラップタイムを刻みました。順調に周回を重ねて6周目。実況アナウンスが、モノレーシングのマシンから部品が脱落したらしい、と告げました。ピットクルーの表情が一瞬凍り付きます。程なく、間近で目撃したメンバーが「アルミの小片がタイヤに弾かれて飛んできた。金属音が聞こえた。」と無線で知らせてきました。小さな部品であっても、装備品の取付けに影響すれば危険走行と見なされて失格となるかもしれません。4年前の赤旗・リタイヤが脳裏をかすめました。
直ちに、マーシャルからモノレーシングに対してオレンジボール(安全確認のためのピットインを指示する信号旗)が掲出されました。が、ドライバーは気付いた様子がありません(後で聞いたところ、旗には全く気付かなかったそうです)。無視すればペナルティが課されるかもしれません。コース出口は目前に迫っています。サインボードエリアのクルーが「頼む、気付いてくれ!」とばかりに、全身でピットインを指示しました。と、コーナーに差し掛かったマシンが一瞬、ククッと揺れ、急減速して、ドライバー交替エリアへ入ってきました。

エンデュランスを走るファーストドライバー
エンデュランスを走るファーストドライバー
セカンドドライバー
セカンドドライバー

ドライバー交替エリアでマーシャルの点検を受けた結果、部品の脱落個所は見当たらず、走行に支障ないとして競技復帰となりました。今大会を通じて最も緊張した場面でした。  セカンドドライバーは今年からの担当で、ファーストドライバーよりはペースが落ちましたが、どうにか周回をこなし、無事に完走することができました。トップとのタイム差 は1周あたり約15秒とかなり大きいですが、パイロンタッチなどのペナルティはなく、何よりも目標であった完走(=全競技完遂)を達成できたことは収穫です。

ゴール直後、ドライバー交替エリアを移動中にマシン下から冷却水と思しき液体がドバーっと流れ出しました。競技終了後なので問題ないはずですが、マシンを押していた2年生は「マーシャルに気づかれないうちにここを離れなければ」と考えて、下を向いて小走りになったそうです。「泣きそうでした」とは本人の弁。後に確認したところ、冷却水ホースが排気管に触れ、溶けて穴が開いていました。実に際どい完走でした。

大会最終日:9月5日(土)

4日目で競技を終えると、最終日は比較的のんびりした一日となりますので、この時間を利用して学生は他大学の取材に出かけます。他大学からモノレーシングへも見学に来ますので交代で留守番をします。時には海外のチームが訪ねてきて英語で質問されることもありますが、身振り手振りを交えてどうにか対応しています。
午後には交流会と閉会式が行われました。交流会では、上位入賞のマシンを広場に展示し、見学しながら自由に質疑応答できます。向上を目指すチームには、またとない勉強の場となるでしょう。
閉会式は、公園内のアリーナで行われました。式の冒頭、アメリカから海外審査員として招聘されたクロード・ルエル氏(右写真背中)が挨拶に立ち、学生たちに向って「大切なのはエンジニアリングよりマネジメント」「海外に出でよ・英語を学べ」と熱く訴えかけました。続く表彰式で、モノレーシングは自動車工業会会長賞(完走奨励賞)とスポーツマンシップ賞を受賞し、チームは久しぶりの表彰台を喜び合いました。

※表彰式の模様がYouTubeで見られます。「Student Formula Japan 2015 Award ceremony」(16分16秒~)

来訪者に応対中
来訪者に応対中

今大会期間中は大きな事故やトラブルがなく、無事に大会を終えることができました。完走できたことで次への課題を把握できたこと、次代の担い手が育ったことなど、収穫の多い大会でした。昨年の悔しさをばねにして皆で頑張った成果だと思いますが、マシンの問題に加えてチームリーダーの突然の交替などもあり(ルエル氏の「マネジメントが大切」が実感されます)、決して安楽な1年ではなかったと思います。
学生さんたちはどう感じているのでしょう?チームのスポンサー向け報告書から拾ってみました。 「・・・今年一年間の活動を通して色々な課題を見つけることができました。・・・・(中略)・・・また、この大会期間中に多くの方々からお声をかけて頂きました。スポンサー様、OBの方々、そして大学関係者の皆様、チーム10年間の活動が実に多くの人々に支えられていることを実感しました。・・・(中略)・・・完走できるマシンとなったのは皆様のご支援のおかげです。チーム一同、心より感謝しております。」
最後に、皆様のご支援・ご声援に衷心より感謝申し上げます。

自動車工業会会長賞受賞

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スポーツマンシップ賞受賞

スポーツマンシップ賞受賞

メダルとトロフィー

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学生フォーミュラの様子
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